DQⅡ

通常戦闘曲。
4分の4拍子、ト短調。
テンポ
SFC版やオーケストラでは♩=140
FC版はやや遅く、♩=135くらい

のっけからマイナーメジャーセブンスコードを使っており、少々おどけた感じのする戦闘曲である。
また、この頃のすぎやま氏が多用した、基音+増4度+長7度の和音も多用されている。
この和音は「オルタード・コード」と呼ばれ、ジャズで多用される和音である。

ご存じの取りFC版はやたらと敵が強く、さらに味方(主にサマル王子)が弱く、鬼畜難易度で有名なため、
おどけた曲調とは裏腹にゲーム中ではヒヤヒヤされっぱなしである。
むしろ、やや緊張感を欠く曲調にイラッとしたプレイヤーもいるのではないだろうか。

オーケストラ版ではテンポが速くなり、打楽器がふんだんに使われ、リズミカルでカッコいい曲になった。
2週目が作られ、1週目よりも迫力が増すようにアレンジされている。
SFC版ではドラムセットが使われ、オーケストラ路線からはやや外れている。
1週目は音量が抑え目だが、それが逆に緊張感を良い具合に醸し出している。
ドラムの音量が小さいが、タムの連打がカッコいいので、是非ヘッドホンなどでじっくり聴いてみて欲しい。

最終更新:2012年12月13日 18:44