【ザボエラ】の率いる妖魔士団配下のモンスターは、魔力においては他の軍団を圧倒するがパワーと生命力は劣る。
ザボエラはこの欠点を補うべく『超魔生物計画』を発案、息子ザムザに命じて『超魔生物学』を秘かに研究させていた。
魔族の体に様々なモンスターの長所のみを取り入れ、移植手術を繰り返すことで誕生する一種の合成獣である。
圧倒的なパワーや防御力を持ち、合成したモンスターの長所を最大限生かして敵対する存在を徹底的に撲滅する。
Ⅳの
【進化の秘法】との類似性が指摘されることもあるが、三条氏が進化の秘法をモチーフにこの設定を考案したかどうかは今のところ明言はされていない。
超魔生物の特徴
- 戦闘中に受けた傷を回復する自己再生(修復)能力。
- 超魔生物へと改造されると生命力を著しく消費するため修復能力の限界を超えるダメージを受けて生命が残り少なくなると、身体がボロボロに崩れだし二度と修復が効かなくなる。
- 死ぬと灰塵となり崩れ去って死体すら残らない。
超魔生物の姿や能力の推移
当初の計画では、魔族が強靭な肉体が必要になった際「一時的に超魔生物へと変身する」事を想定していた。
しかし、このコンセプトで作られた初期の超魔生物は変身中に魔法を使うことができないという弱点を抱えていた。
ダイ達との戦闘で得たデーターから魔族の体へと戻る機能を無くせば呪文も使用可能だという事が分かり、後期に製作された超魔生物(ハドラー)はその弱点を克服している。
その一方で魔族の身体に戻れなくなったため、
【バーン】の暗黒闘気での蘇生ができなくなる。
姿に関しても当初は生物的でグロテスクな外見をしていたが、ザムザは
【ダイ】の父親
【バラン】の竜魔人の姿を見て「これこそが超魔生物の理想型」という結論に辿り着き、自身を実験体として改造。
ダイ達との戦いに敗れた後、そのデーターを父ザボエラに献上する。
その後自ら志願して改造されたハドラーはそのデータを基にして改造されたために、フォルム的にも能力的にも洗練された姿となった。
さらにハドラーすらも研究の途中経過と捉えたザボエラは
- 対超魔生物(ザムザ)戦で猛威を振るった武神流【閃華裂光拳】の使い手への対策
- 超魔生物改造による生命力の大幅な消費の改善(ザボエラ曰く「超魔生物になる際は生命力を著しく消耗するため、他人ならともかく自分はなりたくないから」)
- 自分の肉体は一切傷つかずに思い通り動かせ、なおかつ一方的に敵をいたぶれる能力を手に入れたい
という狡猾かつ卑劣ないかにもザボエラらしい3つの理由や発想から、これら全てを兼ね備えた超魔生物の完成型
【超魔ゾンビ】を完成させることになる。
最終更新:2013年11月04日 15:53