概要
晴れた夏の水田や河原など水辺の開けた場所に、生臭い空気と共に出現するとされる。白い人のような姿をしているが、人には不可能な動きでくねくねと身をくねらせる。語り手はそれが何かわからなかったが同行者は「わかってしまい」、しかし「わからない方が良い」と教えてくれない。その後、わかってしまった同行者はおかしくなってしまい、その正体は聞けずじまいとなる。
起源
2000年頃に怪談投稿サイトに投稿されたものが発祥であるらしいが、元となった情報は既になく、追える範囲で最古の事例は2003年に2ちゃんねるに転載されたもののようだ。
ネット発祥の怪異の中でも特に人気が高いもののひとつであり、「オカルト板」と「民俗・神話学板」の両方に専門スレが立つに至り、様々な類話や「体験談」が増えていった。
裏世界存在として
「タバコの煙を思わせる濁った白色」で、「縦に引き伸ばされた人のような姿」をしている。「西日が落とす長い影を地面から引きはがして立たせたような、とらえどころのない姿」。
踊っているのか、苦しんでいるのか、くねくねと身をくねらせる。
見続けていると頭がぼんやりして気持ち悪くなるが、うまく思い出せない時のもどかしさのような感覚に襲われ、もっとよく見なくてはならない気になってくる。
そのまま見続けると動けなくなり、また肉体が透明な軟突起に変じてゆく。
白い人のような姿はくねくねの実体ではなく、界面に投影された影のようなものに過ぎない。空魚がその界面を認識することで実体に対する干渉が可能となり、キューブ状に折り畳まれ
鏡石を生じた。
アーティファクト
登場回
最終更新:2021年02月22日 19:28