概要

田舎に出没する、頭に何かを載せた異様に背の高い女性姿の怪異。「ぽぽぽ」とも「ぼぼぼ」とも取れるような気味の悪い笑い声を発する。魅入った者を数日のうちに攫う、あるいは殺すとされるが、血縁者を囮にすることで影響を減じることが可能であるらしい。

起源

匿名掲示板「2ちゃんねる」のオカルト板「洒落にならないほど恐い話を集めてみない?196」に2008年8月26日に投稿されたものが初出。
女性としての姿は不定であるらしいが、初出に於いて「帽子に白っぽいワンピース」と描写され、そこからの連想により(原文に描写はないが)ロングワンピースに鍔広帽子、長い黒髪というイメージが定着している。

裏世界存在として

空魚視点での描写として"二メートルをゆうに超える身長で、丈の長い真っ白なワンピースを着ている。向こうを向いたその背中に、長い黒髪がどっさりと垂れかかっていた"とあるが、これは典型的な八尺様のイメージ描写であり、鳥子や肋戸にどう見えていたかは不明。
「異様に背の高い女」「非常に長い黒髪」という特徴は昔からある怪異のテンプレートであるとされる。

見ているだけで郷愁の念に駆られ、その姿が会いたかった女性のものであるかのように思われてくる。
空魚の右目では、"細長い柱が組み合わさってできた、枠のような構造物""バランスの悪いコンパスか、歪んだ鳥居のよう"に見え、ゆっくりと回転すると裏世界オブジェクト特有の銀色の燐光から深い青色の輝きが滲み出てくると共に"あぶくの弾けるような"断続音が発生する。
おそらくその「枠」の内側は一種のゲートであり、触れてしまった者を連れ去るのだろうと思われる。

くねくねとは異なり、空魚が見て鳥子が撃つことでは撃破できなかったが、逆に鳥子が触れ空魚が撃つことで「穴を開け」、黒い球体を噴出しながら萎びて消え、二人を裏世界から弾き出した。

アーティファクト


登場回

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最終更新:2024年03月21日 15:26