概要
薄暗い無人駅にやってくる、遊園地にあるような猿の電車に乗る夢。物騒なアナウンスの度に周囲の乗客が惨殺されてゆき、自分の番が迫ったところで目が醒めるも、次にこの夢を見た時は死ぬときだと締め括られる。
「猿の電車」は戦後、上野動物園で運行されていた人気アトラクションで、屋根のない小さな客車に据えられた座席に子供らを乗せた列車をサルが実際に運転するもの。気紛れに停まったりバックすることもあり、そうしたハプニングも含めて楽しまれていたが、動物愛護の観点から廃止となった。
起源
2000/08/02の「死ぬほど洒落にならない怖い話を集めてみない?」9に投稿されたものが初出。
裏世界存在として
「ゆうえんちによくあるさるのでんしゃ」ではなく、ひどく古びた錆だらけの列車に何人もの乗客がおし黙ってじっと座っており、それを真っ黒い毛に覆われた猿のような生き物(米軍は「拷問猿」と呼んでいた)の集団が工具などを用いて嬲り殺してゆく。
どのようにしてか米兵を何人も連れ去り、嬲り殺す様子を見せ付けてきた(米兵はこれを「人肉列車」と呼び恐れた)。精神を病んだ
グレッグ曹長によって線路を爆破され一両が破壊されたが、土手が抉れ線路が捩じ切れていても、変わらず電車はやって来る。
登場回
最終更新:2021年03月17日 20:36