概略
ダンジョン飯
古典的ダンジョンRPGを下地にしたモンスターを料理して食料にしながら探索する長編漫画です。
表紙の装丁と登場モンスターの種類にはD&Dとその派生の影響が見られます。
ダンジョン内では死が禁じられていて、体から魂が離れる前であれば体を修復すれば蘇生は割と簡単にできる。
1巻P68のアンケートで513年に近い年なのが判明
■ダンジョンについて
城砦などにある地下施設を意味する単語。
元は地下ではなく、城の中央塔(keep)のなかで最上階を意味するドンジョン(Donjon)に由来した。
中世の物語「ラプンツェル」、近世アニメでは「カリオストロの城」などにあるように、
高所からの脱出が難しいところから現実世界でも監禁場所として使われることがあった。
しかし監禁の意味だけが空想小説などで誇張され、現在は実態とかけ離れた意味で捉えられるようになってしまった。
実際に城の地下が迷宮や刑務所として使われた記録はほぼ無い。
ロンドン塔、ドーバー城、など刑務所で有名な現存するダンジョンに行けばわかるが
中央塔の高い部分は王族の住まいであり、一般に地下牢だと誤解されている部分はワインや食料の貯蔵庫だった。
観光向けに地下牢獄と公式に紹介され拷問器具などが展示されている場合でも、史実では物置や貯水タンクである。
城内施設に監禁されるとするなら王妃や政敵など、やはり身分もそれに準じる前提になる。
この場合の生活水準は王族と同じであり、政治的な理由や人質・身代金を目的に拘留される例外を除けば囚人は城外の地上施設で拘留された。
コンピュータゲームの歴史では、グラフィック描画の問題のため、狭いダンジョン探索だけを扱ったゲームがRPGの基本になった。
これは初期の3Dゲームも同じで、ダンジョンを抜け出し地上で戦うようになったのは割とまだ最近のことになる。
いま必要かその情報?
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ポルトガル リスボンにあるベレンの塔(トレ・デ・ベレン)(5階建て)
バスコダガマの世界一周を記念して1520年に完成。
テージョ川(リスボン港)の河口に要塞として建設されたので
下層階に武器庫と後年(1580年-1640年)に政治犯を収容することになった倉庫兼ダンジョンがある。
灯台、砲台、修道院としても使われた。ダカール・ラリーの出発地になったことがある。
ジェロニモス修道院とトレ・デ・ベレン修道院(リスボン)
http://whc.unesco.org/es/list/263
■飯について
「飯」という食べ物の定義は、伝統的に穀物を利用したすべての食事を意味する。
高度経済成長以降は食卓にのぼる穀物はほぼすべて「白米」に置き換わったが、それ以前を知る年配者からは
ご飯といえば白米よりも玄米や麦飯や粟飯などであり、年代と地域の穀物収穫の違いにより様々なイメージが持たれている。
広義では朝ご飯、昼ごはん、晩ご飯、といったように栄養の摂取と空腹の解消などを目的とする食事全般を意味する。
そのためご飯は米粒状に限らず、「ご飯でパンを食べた」「ご飯にスパゲティを食べた」と表現されることもある。
日本では当たり前の「炭水化物を主食とし他の肉や野菜を副食とする」ような食事はアジア以外ではほぼ通用せず、
地球単位で見た場合、メインディッシュとサイドディッシュという「皿を基準に食事が構成される」のが一般的である。
また、フルコースではカトラリーの種類と本数により、ある程度のメニューを知ることが出来る。
食前酒(アペタイザー)、前菜(オードブル)、パンとスープ、ポワソン(メイン魚料理)、ソルベ(シャーベット)、ヴィアンドウ(メイン肉料理)、レギューム(サラダ)、フロマージュ(チーズ)、デザート、紅茶とプチフール(菓子)のようになる。
そのためライス(基本コースには存在しないサイドディッシュにあたる)には味がないとしてケチャップやソースを掛けたり、ジャンバラヤのように
肉とソースを煮込んでいる中にコメを投入し炒めたりする調理が主流になる。
日本では洋食店であるにも関わらず、ライスを頼むと皿に白米だけが載って出てくるので、外国人には驚愕されることが多い。
溶き卵を混ぜて「ライスオムレツ」(日本独自の洋食であるオムライスの前身)としたのも外国人からの注文だった可能性が指摘される。
海外で寿司ブームが起きて久しいが、その様な寿司店では寿司飯が御粥状になっていたり、中に醤油のようなものやタルタルソースやマヨネーズが入っていたりする。
おにぎりの海苔もsea weedと呼ぶことがあり、堆肥や排水溝に付着するヘドロに近い感覚なので敬遠される。
そのため、カルフォルニアロールでは海苔を寿司飯の中に巻き込み、飯を外側にするのが主流になっている。
いま必要かその情報?(※2回目)
■ライオスはなぜリーダーなのか?
第1話で、空腹が元で失敗したとはいえ的確な状況判断と再計画を立案している。
またパーティの個人の能力を観察しており、行動時にはその人に最適な指示を出している。
炎竜戦、テンタクルスの発見、動く鎧などではグループではなく、ほぼ単独で勝利している。
シェイプシフターでは普段から外見に惑わされないことが裏目にでてしまったが、
過去の経験とあわせて即座に危険性の程度を見抜き、外見ではなく内面の差により偽者を
区別することができた唯一の人物である。
身体的な能力や魔法ではなく、経験と実行力においては唯一の資質を持っている。
登場人物
アミバ
井上トロ
翼獅子:悪魔。影響はいまのところダンジョン内に限定されている
マルシルの願いである「種族による寿命の違いをなくす」のは、相応の犠牲(定番では吸血鬼化や幽霊化等)を払うという設定がダンジョン飯でも踏襲されるかもしれない
悪魔「ブエル」「ヴェネツィアの獅子」は美術史に残る有名なモチーフだが、大元はギリシア神話に出てくるイクシオン
新聖書「ヨハネの黙示録」では聖マルコをあらわす。日本の良く似た伝承に妖怪「輪入道」がある
悪魔は伝統的にカレンダー暦(占星術)から派生した未来予知=魔除けの情報でもあり
電池のプラスマイナスと同じように、客観的な善悪としては区別しない考え方がある
●西のエルフ「カナリア部隊」(The Canaries)
BL要員-今後の登場に期待がかかる。エルフ6人とフェアリー2人。
ミスルン隊長(Misurn):触った人物、物、自分の場所を瞬間移動させる転移術(ちくわ生成ではない)、右目が半開き、男性
シスヒス(Sishys):女性、額に模様がある。複数の指輪をしている。「燃やしたり」ができる。
オッタ(Otta):腕とふくらはぎに模様がある。足場を作れる(地面の形状を変化させる能力?)ベリーショートヘア、イヤリング、男性
パッタドル(Pattdohl):女性?耳が切れていない、鼻がチャームポイント、結界を張ることができる。「7」字形の杖を使用
名称不明1:男性(一人称が”俺”)腰まである長髪。「引き裂いたり」ができる。犬に変身できる?
名称不明2:女性。黒い鳥(カラス?)を使う。
名称不明3、4:妖精2人。1人に話しかけるともう1人に伝わる声の遠隔転送ができる。
2019-03 62話で全身絵から一部の性別が判明
性別は顔で見分けがつかず、体型で判断。
2019-04 63話より迷宮封鎖開始-フラグ予感しかしない
ギリン:センシが後に使う兜をかぶっている。リーダー格。
トタン:坊主頭でヒゲ。途端に殺された。
インバー:家宝の武具、アダンマイトの盾を持っていて、既に鍋として使っていた。
ブリガン:角ばった頭にヒゲ。グリフィンに襲われ即死。スープの材料になった疑惑。
ヌール:メガネを掛けた人物(消去法で確定)。一目で純金だと鑑定した。首からもルーペのようなものをぶら下げている。
センシ:次世代を担う36歳。
アンヌ:馬。ヒポグリフに追われた理由からするとヒポグリフとは異性。名前からするとメス。
絶世の美女:太め。
死からの復活がありうる迷宮で、死体のその後が確認されていない
ギリンは生死も不明
インバーとは鉄・ニッケル・マンガン・炭素の合金のこと。
熱膨張を磁気収縮で相殺するため、温度で体積が変化しにくい。(熱膨張係数が低い)
工業用定規や温度ヒューズの端子部分、顕微鏡、望遠鏡、精密機器などに使われている。
ブリガンはラグナロクオンラインに出てくる架空の鉱物
トタンはオランダ語由来、亜鉛めっきされた鉄製波板のこと。
トタンは亜鉛めっきされた波板、ブリキはスズめっきで缶詰の素材等。
●トーデン兄妹パーティ
ダンジョン最奥の情報を得るために探索していたが、レッドドラゴンと空腹時に戦闘し全滅しかけ、
強制帰還魔法で持ち物のほとんどを失いファリン1人を残して地上へ戻った。
リーダーのライオスとその妹のファリンは誠実であるが、そのために他のパーティからは信頼されていない。
本作の主人公でトールマンの戦士。ファリンの兄で現在26歳。北の島にある両親が村長を務める村で生まれ育った。
幼い頃から魔物への興味が強く、両親から買い与えられた「迷宮グルメガイド」に付箋や書き込みをし、自身で写本するほど読み込んでいた。
村の暮らしに嫌気がさして家を出た後、学校と軍隊に入ったが馴染めず、隊商に加わって各地を旅していた。
島には3年前に、ファリンと共に初心者同然の状態でやってきたようで、当初は城の金を剥ぐ一団の護衛として働いていた。
その後金剥ぎが下火になった後もダンジョンに入り浸るうちにリーダーとして仲間を集めるようになり、現在では大手パーティの一角として名が挙がるほどまでになった。
ただ生来の気のよさと人間に対しての観察力のなさからか、相手の感情を察したりするのは苦手。
そのせいで金剥ぎの一団に騙されたりシュローに鬱陶しがられたりカブルーから妙な興味を持たれたりもしている。
強制帰還魔法によって手持ちの装備以外をすべて失ったため一文無し。
それでもファリンを救出するため、ダンジョン内で食料を調達しながら進む事を決意。
当初はファリン救出のための非常手段といった趣であったが、現在では魔物および魔物食への興味を隠そうともしなくなっており、チルチャックからはサイコパスと評された。
戦闘での力量は同パーティメンバーだったシュローには劣るものの、モンスターについての豊富な知識を基に状況に合わせた作戦を立てて実行する等、冒険者として充分な力量を持っている。
また足音を聞いただけで音の持ち主を判断できる特技を持っており、ケン助の能力(?)も相まって人間離れした探知能力を発揮している。
現在の装備は片手持ちの長剣「ケン助」、上半身を覆うプレートメイルに篭手と膝あてとブーツ。プレートメイルの中に鎖帷子を着込んでいる様子。
冒頭のレッドドラゴン戦では盾を利用していたがその後は使用していない。
(7巻P10で盾を回収しているが、炎竜の息?で縁が溶けたような痕跡があるため、もはや使用に適さない可能性もある。)
また、マルシルの負担を軽減するため魔術の手ほどきを受けており、マルシル曰く「飲み込みがいい」らしい。
当初は魔力を扱うことに慣れていないためか(?)魔力酔いで倒れる事もあったが、簡単な魔法陣を描く程度はできるようになった。
現在はファリンの魂を救出あるいはダンジョンから解放する事を目的として狂乱の魔術師を倒すため行動中。
「ここにしまっとこ」
柄飾りが7話では四角の輪郭のみ
21話(大カエル)ではタテガミのようなものが生え
25話(炎竜)では顔の輪郭ができる
28話(ファリンに見せた)では口が出来ている
30話(チルチャックに回収される)で顔に陰影が浮かぶ
36話(ダンジョンクリーナーに食われる)でさらに変形
37、39、40、44、46でははっきりと獅子の顔とわかるようになっていく
白馬の王子様を待つドンクサエルフ
長命種のエルフ(ハーフエルフか)の魔術師でチルチャック29歳を子供扱いするほどには年上。
ファリンの学友であり親友で2年前にスライムで窒息死したことがある。
古代魔術(一般には禁忌の黒魔術と混同されている)を研究するために、ダンジョンを作った狂乱の魔術師に会うことを望んでいる。
回復魔法、防御、照明、爆発、簡単な蘇生、古代魔術による蘇生(魔方陣と新鮮な肉が必要)、水上歩行、石化対抗、失神魔法(宝虫で使用)、霊避け(髪を使 う)、加熱の魔方陣(湯沸しができ、紙が発火するほどの熱量)、罠解除(チルチャックに解除してもらったほうが早い)の魔法が使える。呪いの鑑定(1巻 P183)もできる。回復魔法を使った拷問もできる。
モンスターを食料にすることを嫌っている。母親は宮廷魔術師。耳の形状が母方、フィオニルや西のエルフに比べると太いように見える。
父親は既に亡くなっており、寿命の短い種族だったかもしれない。
メインウェポンの杖「アンブロシア」はギリシャ神話由来で食べ物と不死を暗示している
I'M THE MOST TALENTED STUDENT IN THE HISTORY OF THE MAGIC ACADEMY! MARCILLE!
Wrinklecille(マルシワシワ)
料理人兼戦士のドワーフでイズカンダ出身。トーデンパーティーには後から加わった。
10年以上前からダンジョンの中で栽培した野菜や釣った魚のほかモンスターを調理している。
料理に関する知識や経験が豊富。野菜売りとしてオークとの取引をしていた。
ドワーフの中では異端で、鍛冶や鉱石には興味や知識がなく武器もあまり手入れしていない。
戦斧と包丁と、鍋と蓋で対になる鍋、ゴーレム畑の野良仕事用麦藁帽子を持つ。
ゴーレム3体と共存し、地底湖のモンスターであるケルピー(水棲馬)を「アンヌ」と名付けて可愛がっている。
『わしは若い者たちを守らなくてはならない』(5巻P129)
若い者にはメシを食わせなければ、は自身の過去の経験によるもの。
ハーフフットの鍵師で現在29歳。妻子持ちの、パーティーの常識人。
元々大陸各地のダンジョンで活動して生計を立てており、10年ほど前から島のダンジョンで活動している。
その修行中によく煮え湯を飲まされたため、いまでもミミックは大嫌い。
プロ意識が高く、前金で金を貰わない限りパーティーには参加もしないが、金が貰えている上は仕事に手を抜く事はない。
罠の解除等自分の仕事の邪魔をされるのを極度に嫌うが、これは自分の仕事の失敗によってパーティーへ被害を与えないためである。
鍵師としては非常に優秀で、今のところ開錠や罠の解除に失敗した描写は(過去回想以外)ない。
周囲の変化にも敏感で、狂乱の魔術師によって行われている地下5階の組み替えの法則を見抜き、パーティーを地下4Fへの階段前に導いている。
冒頭のレッドドラゴン戦までは弓を使った援護等も行っていたようが、装備を失った現在では基本的に戦闘には加わらない。
本人も「自分を戦力として期待するな」と言っているが、投擲などの腕は確かで、2度目のレッドドラゴン戦ではミスリル製包丁を投擲してレッドドラゴンの片目を潰す戦果を挙げている。
魔物食についてはマルシル程拒否感はなく、よほどのものでなければ受け入れている様子。
ライオスとは恐らく紹介を受けての契約と思われるが割合長く付き合っているようで、ライオスをサイコパスと評したり、魔術より社交性を身に付けてほしいと苦言を呈したりと、それなりに友人感はある様子。
ファリン救出の為にライオスが持ち出した単独行案を却下して自分も同行すると主張するなど、本人は悪ぶっているがかなり仲間思いの性格。
その関連からか、島のダンジョン周辺にいるハーフフット達の顔役も務めている。
おそらく契約のいざこざ等から同胞を守るための活動ではあると思われるが、仕事の仲介に手数料を取るため一部からは「金にがめついおっさん」と認識されている模様。
もっとも、かなり口が悪く(共通語には罵倒語が足りないと愚痴る程)、下ネタ好きで酒好きとあれば「おっさん」呼ばわりはやむを得ないと思うが。
良かったな!心の中にしまっとけ
OH!FANTASTIC.NOW JUST KEEP THAT FACT TO YOURSELF.
ライオスの妹で現在23歳。ライオスと共に両親が村長を務めている村で生まれ育った。
幼い頃に魔術ないしは霊術の才能を見せたため村人から忌避されたが、魔術学校に入学。
当初は馴染めない風であったが、マルシルと友人付き合いをするようになってからは順調に過ごしていた様子。
ダンジョンにある島に渡る前に挨拶に来たライオスに無理を言って同行。
冒険者としては主に治療役を務めていて、回復痛の発生しない治療や霊の扱いに長けていた。
感覚派であったようで、学校時代に野生の木の実を食べてみたり天然のダンジョンに入り浸ったりしてマルシルを驚かせた。
そのせいか、ライオスに魔術の手ほどきをした際にはまったく教える事ができなかった。
同じパーティーメンバーだったシェローに惚れられ、求婚を受けたが返事を返す前にレッドドラゴン戦で死亡。
死の間際に強制帰還魔法を行使してライオス達を地上へ送り返した。
兄同様魔物への興味が強く、復活した際にライオスの魔物食の遍歴を聞いて羨ましがっていた。
現在は復活の際の手違いか、あるいは別の理由でレッドドラゴンの魂と混ざった状態になっており、その為に狂乱の魔術師の支配下に置かれている。
★ライオスパーティの目的はこの妹の魂を救い出し蘇生すること。
『そしたらなんか良い感じのトコでダッとやってドーン!!』
Then,when you feel like everything is just right ...BAM! and then KAPOW!!
『名前を呼べば許されると思ってないか?』
Were you thinking that I'd forgive you..If you called out my name?
●カブルーパーティー
狂乱の魔術師を倒すことを目標にしている。
運や経験は無く、何度か全滅してライオスパーティに助けられている。
ライオスパーティが自分たちから宝石と食料を奪ったと考えている。
毎回全滅する担当で腕はあるのに運がなさすぎ
カブルー
浅黒い肌の戦士。幼少期に家族がモンスターに殺され「西のエルフ」で養われた壮絶な過去を持つ。
そのためかモンスターに対する知識はイマイチ。トールマン、ドワーフ、ノーム、対人の戦闘能力は高い。
魔物食を薦めてくるライオスにさえ合わせる処世術を持つ。
迷宮の呪いを解くのが目的(5巻P83)
『島主は迷宮を”儲かる穴”くらいにしか考えていない』
東方人だが東方の島国生まれではなく出生地はダンジョンに近い島の出身。
魔法使い。魔術学校は出ていない。
ノームの召還術師でウンディーネ「マリリエ」、地の精霊?「エシエ」を使役する。
三つ編みおさげのドワーフ女性。両刃の斧を持つ。
犬型の亜人であるコボルトで聴覚と嗅覚に優れる。
ミックベルに食べ物で雇われている。種族の特徴として毒物に耐性がある。
コボルト「クロ」の雇い主。チルチャックを金に汚いと評している。
組合を通さずにクロを雇っている。
英語版6巻の巻末に、江戸時代(1603-1868)から20世紀初頭まで女性名の前に「お」を「~さん」の代わりに付け、可愛らしいあだ名とすることがあった、と解説されています
●シュローパーティー
東方人のトールマンでサムライ。刀と鎧を装備している。
レッドドラゴンがファリンを食べた直後にトーデンパーティを抜け、自前のパーティで救出しようとした。
ライオスにとって島に来て初めての友達。
ファリンに一目惚れしていたが、ライオスの大雑把で鈍感な性格は苦手だった。
シュロ(棕櫚)
アジア原産のヤシの木。風雨に強く成長が遅く手間が掛からないため防風や紐の素材として庭に植えられることが多かった。
幹を繊維質が覆っており、お湯で煮て乾燥させたものが「しゅろ皮」として流通している。
自然素材として養殖魚の産卵場所やタワシや園芸用のシュロ縄などに活用されている。
長崎の出島からシーボルトによってイギリスに伝播された。
日本では戦艦武蔵の建造を隠すために魚網につかう大量のシュロが日本中から買い集められ、長崎軍港の三菱ドック第二船台を覆ったことがある。
ヤシ科であるため温暖な気候にしかないと思われているが、-10度から種によっては-18度までの耐寒性があり高所でも生育する。
能楽の羽衣のような服を着ている。紙人形(神道で使われる形代のようなもの)を使った魔法(忍術)と、蘇生、掛け軸に絵を描くことで帰還魔法が使える。
土蜘蛛を召還できるはずだが、なぜかキメラファリンと戦ったときには呼んでいない。
(シュローの目的のためとも考えることは出来る)
和食専門の料理人でもある。シュローの幼少期から当主より世話を任されている。
地上帰還時にセンシに食料を渡している(6巻P119)
マイヅルソウ(舞鶴草)
温帯雨林でよく見かける植物で最長40cm程度までの高さの茎を真上に伸ばし、光沢のある葉を1枚だけ持つ。
葉の模様が家紋の舞鶴紋に似ることから、舞鶴草という名がついた。
根と葉は薬用に使われ、果実は食用にもなる。
日陰や乾燥や浸水に耐性があるため、日よけ用にガーデニングに使われることも多いが他の植物の生育を妨げることがあるので注意が必要。
女性忍者の2人組で爆弾が武器。
ヒエン(飛燕)はツバメの飛ぶ姿、または蹴りと突きと回避を合わせた攻防一体の空手や拳法の技名。
高山植物のデルフィニウムは和名がオオヒエンソウ
日本では園芸店で売っているが、梅雨の湿気や夏の高温には耐えられないため自然自生はしていない
ベニチドリ(紅千鳥)は江戸時代からある梅の品種名で、2月下旬から3月上旬に赤い花を咲かせる。
雄しべ先端にある膨らみの「やく(花粉体)」を鳥が飛んでいるように見立てられたのが名称の由来。
和風の金棒と鎧を装備する鬼で女性。力が強く体も大きいが、性格は子供ぽい。
イヌタデ(犬蓼)は香辛料や染料に使えるヤナギタデ(柳蓼)と違い、役に立たないという意味の雑草。
花言葉は「あなたのために役立ちたい」 古くから秋の草花として和歌や絵葉書や植物画の対象になっている。
タデ科タデ属の1年草で花期は春~10月くらいまで。
現代では胃腸薬と虫刺され薬の原料となるハーブです。
猫と融合した猫忍者。マルシルが黒魔術を解除できると思い込み、シュローパーティから抜ける。
首にもマイヅルから「忍法・ベビーシッター」の改良したものを掛けられていた。好き嫌いが激しく食事のマナーが悪い。猫と混在した原因とアセビから名前が変わった理由はまだ語られていない。
。
「こいつの布団が一番暖かい」との発言から、ライオスパーティ全員の布団か寝袋に入ったことがあると推測されている。
第51話の表紙において人類史上初の猫耳エルフ、猫耳ハーフフット、猫耳ドワーフ、猫耳ノームとなった。
母親の服装が中央アジア風だったことから、イヅツミは大方の予想に反し日本人では無いかもしれない
英語圏の掲示板ではよく”Izu”と省略される トゥミではなくツミの発音に馴染みが無いためかもしれない
植物のアセビは有毒植物で、養蜂家の間ではミツバチが集めた蜂蜜の中にアセビの毒が入ることが問題になっている
馬が食べると酔う症状を起こすことから、漢字では「馬酔木」と書かれる。
半本俊継(なかもととしつぐ)シュローの父親:よもやま話に登場。「三枚のお札」という日本の昔話を元にしている。
旧ブログにも「西ノルワ民謡」として似た内容があった。
半本継義(なかもとつぐよし)シュローの祖父
半本ファリ朗:シュローとファリンの未来予想図
英語版6巻の巻末には
ヒエンは「飛ぶツバメ(flying swallow)」
ベニチドリは「紅い千鳥(crimson plober)」
マイヅルは「舞う鶴(dancing crane)」
アセビは「アセビ(Pieris japonica またはJapanese andromeda)」で毒を含む鈴形の繊細な花
と解説されています
●歩きキノコに追われていた初心者パーティ
4人組以上だったのにキノコ1匹に追われていた
とはいえ歩きキノコに体当たりされると一方的に死ぬ可能性がある(上からの攻撃には弱い)
●タンス夫妻パーティー
共に200歳を超えているノームの夫妻。
夫婦とも熟練の魔術師であり、カカとキキとナマリを護衛としてダンジョンの魔術的な面について調査を行っている。
その一方島主の相談役的な役も勤めており、迷宮に掛けられた魔術の設計図を手に入れるよう強く進言したり、探索に当たる冒険者への補助を訴えている。
タンス夫妻に拾われた双子のトールマン。カカが男、キキが女でどちらも20歳。クロスボウを使う。肌の色がカブルーと同じ。
「カカ」は英語のスラングで「うんこ」を意味するため、英語のネット掲示板ではたびたび話題になった。
女性のドワーフ戦士で61歳。
シュローと同じくトーデンパーティを抜けたが、他の仕事を探しダンジョン内で再会することになる。
「武器屋」と呼ばれる男の一人娘で、父親が多額の着服をしたため、島主のドワーフのイメージを悪化させた。
そのため、ドワーフの間では悪評が立っている。
●蘇生所
迷宮入り口近くの寺院に設けられた蘇生所、というよりは遺体保管所。
迷宮内から回収されてきた死体や損傷が激しい遺体を保管していると思われる。
地下に作られているのは迷宮が魂を閉じ込める作用を期待してのことか。
受付1人の他に作業員が2人いる。ファリンを20代と言い切っていることからトーデン兄妹と面識がある。
島主
ダンジョンのある島の領主。名前はまだ明らかになっていない。
ダンジョンが発見される前は下男一人も居ない程の貧乏領主であったが、豪奢な屋敷に住むほど裕福になった。
本人はダンジョンから更に利益を得たいと考えているようではあるが、タンス夫妻からの進言に従い、ダンジョンへ向かう冒険者へ出土品の買取や懸賞金等を通して援助を行っている。
現在西のエルフから島の返還を求められて対応に苦慮している。
周囲は彼の政治的能力をあまり信じてはいない。
タンス氏に問題の処理を頼っている。
ナマリの父親に金を着服されていたこともあり、ドワーフを嫌っている。
オーク(ゾン族長と妹と子供)
ゾン族長の妹は今のところ、「隊長」という称号しか明らかになっておらず名前は不明。
レッドドラゴンがうろつく危険な場所で活動するグループの隊長を務めている。
ゾンの子供には父親がライオスたちが作ったパンを奪うことを恥じた良識がある
●黄金城の住民
狂乱の魔術師「シスル」:褐色肌に銀髪(5巻P40)
黄金城の住民や幽霊にも恐れられる存在。元は道化師。
ダンジョンの中に隔離した空間を保存し、不老不死の王国を築き守っていて
外からの冒険者は王国に踏み入る簒奪者と考えている。
黄金城の住民は極端な退屈と味覚喪失の犠牲になり、不死の状態を「呪い」と呼んでいる。
過去を記録した「生ける絵画」を行き来している
黄金城と迷宮を守るために古代魔術を使い、血から使い魔を召還もしくは生成できる。
魔法により意図的に地割れを起こし閉じることができる。
「レッドドラゴン」「キメラ」「魔法使いの目」を使役している
シスルの性別は41話まで曖昧なままで、英語版では12話以降で女性として扱われていた
シスル(Thistle)の和名は「アザミ」キク科、顕花植物類の一般名で、外来種も含め種は多い。
ギリシャとスコットランドとロレーヌ公国(フランスとドイツの一部)の象徴であり国花(日本での国花は桜か菊だが法制定は無い)
ギリシャではアカンサス(葉アザミ)
スコットランドとロレーヌ公国ではアザミのどの種が国花になったかは特定されていない。
草食動物に食べられないよう、全体にトゲがある。そのため牧草地では有害植物の扱いになる。
鳥や蝶で受粉するため葉は鳥の巣の材料、蝶の幼虫の食べ物。高級な単花の蜂蜜、アザミ蜂蜜になる
近世ではペストの治療薬と信じられていたことがあります。
デルガル様
1千年前に滅びた黄金の都、最後の王
第1話に「狂乱の魔術師」を倒した者に王国を与える、と約束して塵になった描写がある。
「狂乱の魔術師」がかけた不死の呪いから逃げた結果の可能性がある
「ヤアド」他
ヤアド:デルガル王の孫で、現在の黄金城の主。他の住民と同じく不死の存在。
シスルを恐れている
ライオスパーティに協力し援助した
幽霊:人間に取り付く憑依(このとき人格が混ざる可能性がある)→グール・ゾンビ化→スケルトン化→身体を失い幽霊に戻る
デパートのチーズ売り:かわいい
テンタクルスに食われてた死体回収屋さん:テンプル騎士団的な。ライオスパーティに木から吊るされた。
テンタクルスに食われてた冒険者(旅フェアFOOD)
迷宮の酒場
地上の食堂店員
ノームとトールマンの女性店員2人
絵からするとオカメインコ(最小のオウム)などのオウム系。
もしオカメインコだった場合、顔の模様が省略されているかホワイトルチノー(準アルビノ)の可能性がある。
オカメインコは言葉を覚えることもあるが、たいていは飼い主以外には聞き取れない。
大型種になるにつれ、聞き取りやすく、電話の呼び出し音やファックスや佐川宅配便到着など要らん事まで真似るようになる。
普段はおとなしいが、地震雷台風などの振動や物音で「オカメパニック」と呼ばれる錯乱を起こし暴れることがある。
これを英語圏ではオウム系全般で「Night Frights(真夜中の恐怖)」と呼ぶ。
寿命は鳥としては長い方で15年程度。動物医学が発展した現在では30年を超える個体もある。
金剥ぎの一団
黄金城を覆っていた金を目当てにダンジョンに潜るパーティ。
3年前、駆け出し時代のライオスとファリンが護衛役としてそのひとつに参加していた。
(ライオスがダンジョン内で初めて死亡したのは、このパーティに参加していた時期。)
坊主頭のリーダー格?は病気または怪我でダンジョンに潜れなくなり、ライオスから金銭的な援助を受けていたが、実は完治したあともそのことを伏せて金を受け取っていた。
現在は島で密造品を売りさばいている。
死体回収屋
蘇生料は一人600G、蘇生された側は所持品の10~20%を支払う義務がある。死体拾いはより深い層で拾ったほうが島からの補助金で儲かる。
エルフから買った指輪を着けたまま埋葬された。ダンジョンにはエルフによる不死の呪いに囚われた幽霊が魂の開放を待っている。
その伏線となるなら重要なエピソードとなる可能性がある。
●魔術学校の先生と生徒
ダンジョンつくりを専門とする「ダンジョニウム」の研究授業があり、その先生と生徒たちである。
教師は老人のノーム女性に見えるのでノーム系魔術と思われる。
この授業にマルシルとファリンも参加した。
級友にマルシルは宮廷魔術師の娘で優等生と思われており、ファリンは落ちこぼれと認識されている。
マルシルのダンジョニウムは教科書通りに完璧だったが、ファリンのは予想を超えたものだった。
ファリンにどうやってダンジョンを作ったかを見せてもらったことで心の友になった。
マルシルにはマンドラゴラのような魔法の植物を収穫する目標があり、利用価値があると思われたようだ。
聖ズベリゴ(1521~1583) ★★★(トーワのみ)
スイセキ絵の具という乾くと黒だが水でぬらすと鮮やかに発色する画材で描かれている。絵の具とトーワ石は高級品。
オスマントルコ風の風貌であるが、
もし仮に現実のモデルが存在するとすれば、多数の読みが存在する聖ゲオルギオスが近いかもしれない
美術の主題として竜退治でアーサー王伝説に並ぶ知名度。セント・ジョージと同一人物。
スペインのサンミゲル教会に16世紀の像があり、2018年に地元の美術教師のおばさんが修復した結果、像も世界的に有名になった。
聖ヴァシリコ(ロシアのヤロスラヴリ州の聖人 1209年-1238年)も発音が近い。
存命期間が同じ著名人は以下の2人。奇しくも2人とも人文主義に関係している。
Sansovino, Francesco(フランチェスコ サンソヴィーノ)(1521-1583)
イタリアの作家。人文主義学者であり出版社としても知られる。
Claude Aubelin(クロード・ オーベリン)(1521 - 1583)
フランソワ・ホットマン(フランスの人文主義学者「最初の現代革命家の一人」)の嫁。
ドラーフ博士 「中間で切断した際 鶏は死ぬが蛇は生き残る」
これによってライオスたちが食べたのは鳥類ではなく、爬虫類の卵であることが確定した
迷宮1階にある村人の祖先のハカ
便所が7つもある住宅の住民
忍犬:言葉は話せない(5巻P196)
ライオスの両親
父親は「トーデン村長」と呼ばれ、街から呪術師を呼ぶことを村人に相談されている。
呪術師 街に居るが信用できないとされる
マルシルA:本物より美人
マルシルパパ:故人(6巻P190)。マルシルが魔術を勉強するようになった理由。亡くなった理由はほぼ不明だが寿命が短い他の種族だった場合、マルシルはハーフエルフということになる。
ワーム:竜属 巨大芋虫。弱点は火や光(6巻P183)
歴代の犬:ヌッサ(NUSSA)、アノートリド(ANOUTOLID)、フッチ(FUCCHI)、ボフ(BOFF)、ムイムイ(MUIMUI)、雑巾(DUSTRAG)
白銀の狼:おそらく雑巾のこと。ライオスが飼っていた犬がマルシルの夢に持ち込まれた(6巻P200)
ネイロ・ホトマー:夢魔を枕に入れて研究した(6巻P206-207)
白黒のブチ猫:尾行中のイヅツミに威嚇(手ぬぐい)
ナマリの父:武器屋と呼ばれる商人。島主からの信頼を失った。
マンドレイク栽培者:年1回開かれるマンドレイク品評会に出品している(1巻よもやま話)。
「食うために育ててねーんだよ」
最終更新:2021年03月16日 01:16