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E116 七海部隊 第一回」を以下のとおり復元します。
 越前藩国 スピリチアルダンス越前駐屯軍 第一回の提出をいたします。

■参加部隊
○スピリチアルダンス越前駐屯軍
http://www27.atwiki.jp/echizen/pages/255.html



f:このターンの行動={
#行動名,リクエストされる能力,難易評価,消費AR,成功した場合の達成値 

r:その他訓練する,なし,なし,1,0 #攻撃、防御以外全般に+1修正 

r:その他訓練する,なし,なし,1,0 #攻撃、防御以外全般に+1修正

r:他の聯合国部隊と協調する,外見,14,3,50 
 #ゴロネコ藩国のゴロネコ恵隊と協調を行います。
#ゴロネコ恵隊
外見18+その他 訓練修正+2 +n(ロールプレイ修正)
差分20+n―難易14=6+n
差分6以上 自動成功

r:現地へ飛び、次の戦闘のアイドレスを選んで開く,なし,なし,0,0
→本隊待機(EV116-02) 

#以上AR5使用します

f:要求されるパーティロールプレイ={

「それダウト!」
「うわ…!当たり……。七海ちゃんなんでわかるのー!?」
「トキノちゃん、わかりやすすぎー」
「うそー!?ポーカーフェイスのはずなのに!」
「えーと、わかりやすすぎだから」
「くー、その強さの秘訣は何!?何か蟲とか使ってるとかー?」
「トキノちゃん相手なら全く必要ないと思うけど?」
「く、悔しー!!」


後ほねっこ藩国・長距離輸送機関で揺られること数時間。
すでに窓の外は黒く覆われ、地球光が眼下に見え始めている。

宇宙空母・初心の特等船室を与えられた七海(と、そのおこぼれで越前部隊の面々)と刀岐乃は、女子用部屋で七海曰くの原始的なカードゲームに興じていた。


今回の戦いでは揚陸任務は作戦に入っておらず、七海はアドバイザーとして呼ばれた
ようなもので、越前の一行としては正直少し七海に気を使っていた。

基本的に戦闘大好き<夜明けの船>の面々の中でも、とりわけ好戦的な内の一人である。
作戦行動に自分の出番がないと聞いたら、ひょっとして気を悪くしないか、と思ったのだった。
だが、それを尋ねると、七海はあっさりとこう言った。

「あー。陸戦隊は待つのが仕事だし」

七海曰く、夜明けの船に乗っていても、戦闘待機を命じられてから結局戦闘が無かったり、
そのまま撤退したり、ということはざらにあることらしい。

それよりなによりも、陸戦隊の出番が無く勝利する、というケースもかなり多いようだった。
さすが桜子さんだな、と彼女に敬意を抱く刀岐乃は単純にそう思った。

七海の話を聞いていてそう言えば、とふと刀岐乃が思い出したのは藩王・セントラル越前と摂政・黒埼が
随分前に行ったパーフェクトワールド戦のことである。

あの時も敵陣に突破口を開いて陸戦部隊が降下したのは随分経ってからのことだった。
もしかすれば、そのまま突破口が開けず、撤退していた可能性もあったわけだ。

「ふーん。陸戦隊は待つことが仕事、と。じゃあ、待つのは慣れてるんだ?」
「まあね。そういう時はのんびりしてるかな?
大体宿題したり、寝てる事が多いけど……って、あ」
「どしたの?」
「着く前にやっとこうと思って忘れてた」
七海はごそごそと自前のランドセルをまさぐると、一冊の薄い冊子を取り出した。
題名は「計算ドリル」。

「何かこうして見ると、普通の小学生なのになあ……」

「何か言った?あ、宿題やるからまた後でね。それと戦闘始まるまではのんびりしてるのが
多分一番いいよ」


「うう、重みのあるお言葉……。じゃ、また後でねー」

部屋を後にしつつ、刀岐乃はふと考え込んだ。七海にとっては宿題を先に片付けるのが
戦闘に赴く際の準備なのだろう。

それが小学校の宿題、と言う辺りが子どもらしいが、それは反面
心残りは常に先に片付けて、万全を期して戦闘に臨むという
戦士としての七海の覚悟の深さもあらわしている……様な気がした。

「いずれにせよ、七海ちゃんの戦い、見せてもらうからね!」
いずれは七海の隣に立って戦うことを望む刀岐乃である。
横で戦闘の助言を聞けるのは大変ありがたいことだった。

ふと時計を見れば、作戦開始時間まで、数時間を切っていた。
七海の言葉を思い出して、休める時に休んでおこう、と刀岐乃は自室へ戻っていった。

一方部屋の中。
「……とは言ったものの。出番あるといいなあ…」

宿題の手を止めてふと呟く七海であった。

(約1300字)

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