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機術師 - (2007/04/25 (水) 23:43:56) のソース
**要点 -アイドレス名称:要点:周辺環境 -東国人:東洋風の服装・東洋風の人材・黒い髪:四季・入り組んだ地形・稲作・紙と木で出来た家・火山 -サイボーグ:一部機械:機械化工房 -理力使い:長い杖:魔法陣 -ハッカー:一部機械:パソコン・ネットワーク環境 ---- **イラスト #ref(http://kurosakik.s263.xrea.com/cgi-bin/image/243.gif) 【機術師】 ---- **設定文書 機術師 東国人+サイボーグ+理力使い+ハッカー 自然と開発。 伝統芸と最先端。 異質なる二つの物が交じり合う越前藩国においては、科学と魔法-あるいは理力、というまったく異なるものが融合する事は、やはり時間の問題であった。 そもそもの始まりは、ここ越前藩国における理力の流れはかなり特異的であり、奇妙であり、さらに言えばあからさまに変だったことである。 他国で積み上げられた理論から導き出された数字をあざ笑うかのように、観測担当の理力使いはでたらめの値をはじき出した。 他国では問題なく行えたはずの詠唱戦が、何故かハトが出る手品に換わってしまう。 故に、初代藩王がここに封ぜられて建国をするに至るまで、ここ越前藩国は見放されていた土地であった。 この聳え立つ巨大な壁を乗り越える原動力となったのが、ある二つの技術革新である。 一つ目は、理鉱石の発見である。 無機物であるにもかかわらず、無加工状態での理力伝導値が生体物並みという常識外のこの物質の発見により、「理力を機械で扱うことが出来る」という可能性が急浮上したのである。 二つ目が、観測機器の発展である。 理力のでたらめな流れによるものなのか、ここ越前藩国では四季が存在する。 そのため、農業向け(特に季節に左右されやすい稲作農家向け)の気象観測機器の需要が高く、従って時を経るごとに高性能・多機能化の方向へと進化していったのである。 この二つの技術革新によって誕生したのが、理力観測機器である。 すなわち、理力伝導率の高い理鉱石を媒介し、その振る舞いを観測することで理力流を機械的に可視化することが可能となったのである。 従来までは完全に人力であったが故に困難であった大規模・広範囲・長期継続型の理力流観測が可能となったことで、越前藩国における理力利用法は急速に進歩する。 現在ではこのデータから導き出された修正式を適用することで、他の藩国同様に理力を使う事ができるのである。 さらに、理力観測機の開発成功によってさらなる発展の道が開けた。 それが、サイバネティック・テクノロジーとの融和である。 そもそも理鉱石自体の性質として生体箇所との融和率が非常に優秀というものがあり、本来理力用途としてのサイバーウェア技術との融合は副次的なもののはずだった。 ところが、ナショナルネットの普及によってこの状況は激変する。 ナショナルネットはここ越前藩国では主に多目的センサーの観測データの連携に使われてきたという歴史がある。 それはすなわち理力流観測データも含まれるということを意味し、理力対応型サイバーウェアをインストールしたサイボーグたちはこのデータを使うことで、本人の素養を問わずに理力使いとしての能力を得る事が可能となったのである。 さらに、彼らの理力利用経験などをネットワーク経由で共有することにより、サイバーウェアをインストールしたばかりである新兵であっても、即座にベテランの理力使いとして活動するということさえ出来るようになった。 いくつもの技術革新により、越前藩国での理力利用は相当に発展をしてきているが、現在ではさらに別の用途での利用が実用段階になっている。 それが、「情報ネットワーク内での理力利用」である。 (仕掛中@セントラル越前)