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EV172設定補完 - (2011/10/08 (土) 02:21:52) のソース
*EV172設定補完 越前藩国には越前犬という種族がいる。 いるといっても唐突に生まれたのではなく、実はこれまでもいたのであるが、最近の人間はあまりそういうことに無頓着であったようなので話をしてみようと思う。 越前藩国のイグドラシルを紐解けばそれ以外のアイドレスが存在することが分かるだろう。 「東国人+犬妖精+ドラッガー 」 「東国人+犬妖精+ドラッガー+ドラッグマジシャン」 そして犬士たちが警官として働く時に着用するアイドレスがある。 「東国人+軌道降下兵+警官+剣」 「東国人+軌道降下兵+警官+特殊警官」 これらは皆、「人間」でありながら「犬」あるいは犬士として見えなくも無い。 何故、そんなことになったのだろうか? ***むかしの場合 越前藩国がまだ貧しい農業国家であったころ、犬や犬士たちは人間の大事なパートナーであった。 人の近くに住み、人の仕事の手伝いをし、独特な病にかかったときは人間が家族のように手当てをすることもあった。 そんな、種族を深く意識せず分け隔てなく扱っていた時代が越前藩国にもあったのだ。 犬であるはずの犬妖精が人間である東国人と合わさっているのは、そのときの名残であった。 越前犬という種族が改めて認知され人間と明確に分けられた今では、このようなことはもはや見られることは無い。 ***いまの場合 越前藩国が情報国家として成長していった後、藩国では治安の問題が取り上げられることが起きるようになってきた。 治安を良くするいい方法は、警官たちを配置することである。 越前藩国に住む犬士たちに白羽の矢が立ち、厳しい訓練を経て彼らは生活の安全を守る警官として交番などに配置されることとなった。 当然、犬士であるから本来は東国人のような人間であるはずは無い。 ただ、折りしも高度情報化が進んでいった時期である。 家に閉じこもりネットに一日中接続する人間が増えていった結果、藩国に配置された警官が「実は犬士である」ということをにまじまじと目を向ける機会は極端に減少していった。 「警官も同じ人間であろう」 特に根拠も無いのにそんな思い込みを持つ者が多かったが故に、越前藩国の犬士が人間である東国人のアイドレスを着ていたと思われていた時期も、確かに存在していたのだった。 ただそれも今では、警官などの治安維持活動が犬士、つまり越前犬たちの努力の結果であることが正確に認知されつつある。 無論人間の警官もまったくいないわけではないが、越前犬たちが警官として活動することもあることは浸透しており、犬士であるはずの者達が人間の種族に扱われるようなことも、もう起こらないだろう。