地上戦・宇宙戦における偵察行動の補助、ならびに敵勢力の観測として期待された高高度プラットフォームは、当時の土場藩国のあさぎ藩王の出資のもと、実運用に耐えうる次世代機の開発が行われることとなった。
プロジェクト名は、『Show The Earth』。遥か成層圏からゆったりと地上を見下ろすこと、地球から外を見つめること、そして飛行船という特性上地球型惑星でしか高度を維持できないという制約から名づけられたプロジェクトは、人々の中で呼ばれるうちに略され、いつしかその成果物である高高度PFのコードネームとして定着していくのだった。