グレン
「日長石」の名で呼ばれる
ドラゴンマスター。
帝国六将がまだ帝国三騎だった時からの古参。
もともとは貧農の出身で、子供の頃皇帝の輿に襲いかかろうとした野犬を弟
クーガーと追い払ったことをきっかけに騎士になった。
エイリークとは面識があり、皇帝のルネス侵攻に疑問を持っている。
後に
エイリークと会い、かつてと変わらない心優しい王女であることを確かめると、皇帝がなぜ嘘の命令を与えたのかの真意を問うためにグラドへ撤収する。
それを見ていた
ヴァルターに、
エイリークを逃がしたという大義名分のもと、遊び半分で虐殺された。
このイベントは
エイリーク編でしか見ることが出来ず、エフラム編では
エイリークと合流する15章の民家で「【日長石】のグレンはカルチノ山中で死亡」と言われるのみで、知らないところでいつの間にか敵幹部が死んでいることに、思わず「えっ? いつの間に死んだの?」と言いたくなる。
もっとも
エイリーク編でも、自軍と戦闘することなくイベント戦闘のみでの退場というあっけなさから「えっ? これで終わり?」と言いたくなる感じなのだが…。
仮にも敵国の主要キャラクターで、ここまで不遇な扱いなのはシリーズ通して見ても珍しいだろう。
他の六将と同じく、クリア後のフリーマップで条件を満たすと自軍に加わる。
小説版でもやはり出番は少ないが、
デュッセルや
リオン、エイリークからはその実力や人格を高く評価されている。
年齢の差もあるだろうが槍の腕はグラドで学んでいた頃の
エフラムを上回っており、
当時のエフラムから一方的にライバル視されていたという微笑ましいエピソードもある。
ヴァルターとの戦いはゲームだと「必殺を出されて負けた」「三すくみで不利だったから負けた」と言い訳できなくもないイベントだったが、
小説版ではお互いに槍を用いた
一騎打ちで負けており、グレン自身もヴァルターの予想外の強さに驚愕している
(小説においてグラドを追放された頃のヴァルターは、グレンからすれば「敵ではなかった」という程度の腕前だった)
作中の言及でのみ描写される人物。無双での手紙よりフルネームは「グレン=ゴーヴァン=フラルダリウス」であると推測される。
ロドリグの息子であり、フェリクスの兄であり、イングリットの婚約者であり、ディミトリとも仲が良かった。
帝国暦1176年にダスカーの悲劇で殺害された。
容姿すらも不明というキャラクターながら、上記の面々が彼の死を本編次点でも少なからず引きずっているため、王国ルートでは何度も話題に上る。
日長石のグレンとは、味方キャラの兄で名実共に立派な騎士、プレイヤーとは関わることなく死ぬ……と妙に共通点が多い。
最終更新:2025年07月03日 12:59