陌鬼流(ひゃっきりゅう)

概要

アースガルド大陸に伝わる剣術の流派。スクルド王国の開国の王スクルド1世その人を開祖としている。
スクルド王国の国軍にも導入され、その後長い年月を経て全土に広まった。
名前の「陌鬼(ひゃっき)」は「の力にも匹敵する」ということから名付けられた。

スクルド1世が独力で創始したわけではなく、遭難して流れ着いた日本(ヒノモト)の武術の達人に師事し、それらを自らのものとして昇華させ体系化したもの。
余談だが、この影響でスクルド1世は日本(ヒノモト)文化にのめり込み、アースガルド大陸に米食、和装などの日本(ヒノモト)の文化の一部が定着する発端にもなっている。

「剣術」とは刀剣を用いた戦闘だけでなく、槍や斧、鈍器、弓、暗器、徒手空拳など戦闘に関わるあらゆる事柄に及ぶ。
つまり「戦って生き残る」ための武術。

戦闘面においては魔力に頼らない『気功』による身体強化と、相手の攻撃を捌く術に重きを置いている。
これによって本来の限界を超えた身体能力を発揮し、相手の攻撃を受け流しつつ仕留める戦法を得意とする。

時代を経て広まるにつれ、派生流派も沢山生まれていった。
詳しくは後述。


主な技


雷電(らいでん)
相手の攻撃に合わせてこちらも攻撃を振るい、受け流して体勢を崩させた隙に追撃するカウンター技。


烈風(れっぷう)
練り上げた気功を武器や四肢に乗せ、大きく振るってそれを打ち出す遠距離攻撃。


主な派生流派


陌鬼陣風流(ひゃっきじんぷうりゅう)

派生流派の中でも特に有名な流派の一つで、門人も多い。
身体能力の強化による素早い動きに重きを置く。
奥義の一つ、『紫電(しでん)』はあまりの速度と威力から「陣風流の紫電に、二の太刀要らず」「二の太刀要らずの陣風流」と恐れられるほど有名。


陌鬼双天流(ひゃっきそうてんりゅう)

刀を二本用いた二刀流での戦いに特化した派生流派。
二刀による手数と、変幻自在さで圧倒する戦闘を得意としている。
ゼータはこの流派の使い手。

更なる派生流派に気功を水の気に変質させて扱う「陌鬼双天清水流(ひゃっきそうてんしみずりゅう)」も存在する。
ツェットはこの流派で修行している。

陌鬼氷雨流(ひゃっきひさめりゅう)

気功を氷の気に変質させて扱うことを得意とする派生流派。
桜堂家はこの流派の道場を開いている。


最終更新:2021年12月27日 08:27