ニヴェルコス


名前


ニヴェルコス

概要


黒いボディスーツの上から装着した黒と藍を基調とした鎧に身を包む黒騎士。種族はアンデッドの吸血鬼であり、生ける屍。
その正体は輝石大陸を中心に活動していた空賊、エーヴェルトその人。
死亡後大量の霊素反応により擬似蘇生した後に、何者かの術で記憶と自我を奪われた後、使役のため仮初の人格を与えられ、生まれたのがニヴェルコスである。
その為性格のベースは彼を基にしているが、より大人しく忠義者かつ冷酷・残忍・機械的なものとなっている。

抑揚の無い若い男の声で話し、痛覚も無いのか怯むこともない戦闘マシーンで、身の丈以上の巨槍を振り回す怪力を持ち、全身鎧の癖に動きも素早い。
輝石大陸中心に聖域各地で有力な傭兵や賊、戦士を狙う辻斬り行為を繰り返しており、その際に殺した相手の遺体を持ち帰る姿が目撃されている。
殺した相手だけならず、討伐があった戦場にて犠牲者を回収している。

主人に恩義のあるらしいストラスのことを小馬鹿にしており“人形”と呼んでおり、彼からはいい印象をもたれていない。
それもストラスはその正体に今でもなお気づかぬままであった。(なおかつ当人のエーヴェルト自身使役されていた間の記憶がない)

と、辻斬り活動を繰り返す中、いつものように討伐隊に戦いを挑んだところ、ラウルと交戦しなんらかのデジャヴを感じた後、彼の手刀で気絶。

眼を覚ましたときには洗脳の効力切れでエーヴェルトの自我及び記憶が復活。
その為、現在は術による仮初の人格である「ニヴェルコス」は消失している。

その後、辻斬りを繰り返し、犠牲者を漁る黒騎士の被害は収まったようだ。

性格


非常に機械的でその性格はよくわからないが、沈着かつ冷酷・残忍。
凄まじい戦闘能力を持つジョンのことは怖いと思っている。
主人には忠実で、辻斬りを繰り返し犠牲者を回収するのもそのため。
理不尽な命やら失態やらかしてお仕置きされたりしても健気に従っている。

ストラスのことを小馬鹿にしており、また彼と行動したり近くにいることを拒む。
なんでも、自分の中にいる“あいつ”がうるさくなるから。とのこと。

主な技・魔法


「粉砕」
相手を巨大槍で粉砕する。地面くらいなら軽く打ちつけただけでも砕ける。

「頭蓋砕き」
思い切り跳躍してから相手の頭上に槍を振り落とす。

「衝撃波」
槍を振るう衝撃で衝撃波を起こす。

「切り払い」
相手の攻撃を切り払って無効化する。踏み込みが甘い!

「ブラックファイア」 
漆黒の炎で形成された槍を放つ。この炎には毒の効果があり、受けた生物を衰弱させる。
詠唱
「怨霊よ、黒き焔槍を放て」

「ジャック・オ・ランタン」
周囲に禍々しい黒い炎の玉をばらまいて攻撃する。
禍々しい炎は水でも消えず、消すためには光属性による浄化が必要。光属性の攻撃なら何当てても消える。魔力消費が大きい。
詠唱
「死霊の魔弾、連ね、重ねて飛び跳ねよ」

「フィアーナハト」
周囲の死者の怨念を集め、エネルギー弾として放つ闇属性魔術。
光属性攻撃を何か当てれば浄化可能。生物が受けると魔力が削られる。
戦う場所が墓場や戦場等だと見違えるほど強くなる。
詠唱
「亡霊よ、叫べ、怨め、恐怖を具現せよ」

ファントムマイン」
周囲の死者の怨念を集め、周囲に怨念で構成された機雷を設置する。
生物が触れるか術者の追加詠唱で機雷の効果が作動、爆発を起こす。光属性攻撃を何か当てれば浄化可能。
戦う場所が墓場や戦場等だと見違えるほど強くなる。
詠唱
「亡者の嘆き、集い、燻れ」 

主な特殊能力・技能


「極夜の鎧」
黒い全身鎧。鎧全体に特殊な魔術を施した魔法具であり、これを装備していると日光の下に出ても体が崩壊しない。
装備中に鎧が破損した場合は、その破損した部位の日光の影響を無効化する効果はなくなる。

「アンデッド」
一度死して蘇生した不死なる者。世界の理から道を外した存在。別名リビングデッド(生きている死人)。
一度死しているためか、浄化により浄化しない限り何度でも復活するという厄介な存在。
輝石大陸では霊とも生物とも呼べない不完全な生物と呼ばれることもある。ちなみにある例外を除いて痛覚は無いし、不老。

「吸血鬼」
他者の血を食料として摂取するアンデッド。肉を捕食し、自身の肉体として補充するゾンビとはまた違う。
血は特に魔力が高い者から摂取したほうがいいらしい(血に魔力が多く含まれているから)
獲物から直に吸血することが望ましいが、用意されている血液を摂取してもいい。
他の食料も摂取できるし味覚も健在だが、体にとって害もないがメリットもないらしく、そのような食事はほとんど趣味の領域になる。

ちなみに、鏡に姿が映らない。川などの流れる水を越えることができない。十字架も苦手。等の特徴を有するが、ニンニクは平気。
なお、ニヴェルコスに血を吸われても吸われた人が吸血鬼になるということはない。

「痛覚」
上記の通り、痛覚がないが、ニヴェルコスのような吸血鬼にはある例外が存在する。
その例外とは、銀で作られた武具や道具による攻撃である。
これらの攻撃を受ける(銀で作られているものが触れたり体内に入るだけでも)と鋭い痛みとなり、深い傷となる。
また、これらの攻撃に対しては再生能力が極端に低下する。

「吸血衝動」
定期的に血液を直接獲物から吸血して摂取しないと衝動的に吸血してしまう。
今のところ1ヶ月に一度は吸血しないと衝動が発症してしまう。
生理的な現象らしく、克服はほぼ無理と言う話。

「再生」
浄化攻撃を受けるか頭部を完全に破壊されない限り、どんな傷を受けても、どんな損傷を負っても再生することができる。
欠損した部分は霧で覆われるように発生し、肉体となる。

「闇に生きる者」
直射日光か浄化攻撃で肉体が崩壊し、霊魂も浄化されてしまう。浄化攻撃と直射日光は天敵。
鎧を着ていればまだなんとかなるものの、生身ではめちゃくちゃ危険。
鎧が破損してもだめで、日中の戦闘は常に鎧が破損しないようにしなくてはならない。

「命無きもの」
アンデッドのため、生命力回復、吸収、低下など生命力に関する攻撃を無効化する、
また回復魔法に限っては無効化できず、反転しダメージとなる。

「状態異常耐性」
石化、凍結、精神系状態異常以外の状態異常を無効化する。

「身体能力」
身体能力が非常に高く、特に脚力が高い。

「棒術・上級」
棒術が得意。その腕前は達人レベル。

能力値


体力:概念なし
 魔力:B
  魔法攻撃力:B
  魔法防御力:B(浄化攻撃に対してはD)
 腕力:S
  物理攻撃力:S〜S+
  物理防御力:A+(浄化攻撃に対してはC)
 知力:B
 素早さ:A+
 命中:B++(魔法に関してはD++くらい)

ちなみに


  • 最初はダーククルセイダーみたいな感じにしようかという案もあったり。
  • 名前の由来は蝿の王の異名をもつ悪魔「ベルゼブブ」にとりつかれたといわれる女性「ニコール・オブリー」の息子「ニベルコル」から
  • 鎧のデザインの元ネタは「白騎士物語」の竜騎士。

ニヴェルコスⅡ式


最終更新:2012年03月27日 19:32