ふたば系ゆっくりいじめ 1033 すないぱーうどんげ養成所の最終試験 その2

すないぱーうどんげ養成所の最終試験 その2 25KB


虐待-普通 悲劇 理不尽 飾り 同族殺し 飼いゆ ゲス 希少種 現代 虐待人間 独自設定 anko1132 すないぱーうどんげ養成所の最終試験の続きです。





 ・俺設定あり。

 ・『すないぱーうどんげ養成所の最終試験』の続きです。ですからそちらの方をご覧にならないと話の内容がよく理解できないと思います。

 ・希少種、通常種差別なく殺してます。ですので希少種好き、特にうどんげ好きはご遠慮下さい。

 ・次がラストなのでこれだけでは終わりません。



天然あき




れいむは戦慄した。
自分達が標的にされた事に。
自分達は選ばれた存在だ。
そう自負していたれいむはまさか狙われる側になるなんて何かの間違いとしか思わなかった…。
それは他のゆっくりも同じだった。

「まりさがひょうてきなんてなにかのまちがいなんだぜ!!」
うどんげBの相棒であるまりさが叫んだ。
何かの間違い…そうれいむも思いたかった。
しかしちぇんが撃たれた事から狙われている事を理解せざるをえなかった。
「どうじでえ゛え゛え゛!!?
ありずはとがいはなのよ゛お゛ぉ!!?」
うどんげDの相棒であるありすはあたふたと喚き散らすだけだ。
そんな中、まだれいむは自分の状況を比較的冷静に理解していた。

逃げなくては…。
れいむはそう判断した。
このまま突っ立っていたら死んでしまうのは二匹の死で明らかだ。
しかし辺りは拓けた野原。身を隠せるとしたら生い茂った草むら位だ。狙撃から逃れる方法等思い浮かびもしない。
結局、下等と見下していた標的ゆっくりと何も変わらなかった…。

「こひゅ!!?」
するとありすの右頬の一部が吹き飛んだ。
明らかに狙撃によるものだ。
このありすは無能だった。
自分は都会派だからもしかしたら狙われないかもしれない…そんな有り得ない幻想を期待し、ただ喚くだけで何もしなかった…。
今ここで突っ立っているというのは自殺志願以外の何物でも無いのだというのに…。

今うどんげには細かい位置を特定してくれる相棒はいない。
だから標的は自分で探さなければならない。
今までとは違う勝手にうどんげ達は焦りが生まれる。折角スコープに捉えても動かれてしまえば中々狙いを定められない。
今この状況ですべきなのは動き回る事だった。
ただ訳もわからず、動きもしないで嘆くのは自ら生きる事を放棄したのと同義だった。

「いぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」
右頬を失ったありすは悲鳴を上げる。
今まで痛みらしい痛みを受けて来なかったありすはそれだけで動く事も出来なくなった。
動かない事で簡単に捉えられ、尚且つ叫び声で自分の居場所をうどんげ達にわざわざ教えていた。
全ての行動が逆効果。まさに自殺志願と言って過言ではない。

「ぶひょッ!!?」
ありすの右目周辺が吹き飛ぶ。そしてそれから間髪入れず左の口が破壊され、口内が露になってしまう。
「ほへ!?」
だがそこで狙撃は終わってくれない。
標的を仕留めなければうどんげ達も死ぬのだ、我先にと仕留めるのに簡単そうなありすにうどんげ達は発砲する。
しかし、一刻も早く他のうどんげよりも先に仕留めなくてはならないので急いで発砲する。
だがそれは焦りによって殺すには至れない部位に命中してしまっていた。
結果的にありすは一撃で死ねず、さりとて決して無事ではない狙撃を何発も受けてじわじわ嬲り殺されていく。

「しゃへへえ!!ありじゅはどぎゃッ!!?」
口内が狙撃によって破壊される。舌がちぎれ飛んでいく。
しかしありすの中枢餡には傷は付いておらずまだまだ死ねない。
そんな状況に他のゆっくり達は、
「むっきゅ!いまのうちににげるわ!!」
「にげるがかちみょん!!」
ありすを見捨ててそれぞれ四方八方に逃げ出した。

それを見て口を破壊されたありすは見捨てられた事を理解する。
喋る事が出来なくなったありすの残った左目が逃げていくれいむ達を助けを求めるような眼差しで見ていた。
だがその願いは聞き入れられない。
今は自分の安全すら不確かなのだから…。
そして、助けを求める瞳は新たに放たれた弾丸で吹き飛んで行った。
だが…ありすが死ぬにはまだまだ時間が必要だった…。



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



不合格者は死ぬ。
それが冗談ではない事を理解したうどんげ達はもはや強迫概念の塊だった。
殺さなければ殺される。
誰だって死ぬのは嫌だ。しかし、自分の相棒を殺すのには抵抗がある。
ならば最初に一点を獲得する事にした。
その結果がありす集中砲火だった。
「ゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラ!!!」
狂ったように…いや事実狂っているのだろううどんげGがありすに向けて何発もの銃弾を浴びせる。
笑いながら六発の銃弾を発射する。

「……………」
もはや饅頭とも言えない物質に成り下がったありす。
しかしそれでもまだ生きていた。
うどんげGは弾切れになったにも気付かず引き金を引き続ける。
「ゲラア!!ゲラア!!」
何回も何回も引き金を引き続ける。それは完全に壊れてしまっている証であった。
そして、勢いよくありすが爆ぜた。
うどんげDが苦しむありすを見てられず、介錯の要領でトドメを刺したのだ。
そして、これによってうどんげGは残弾0で相棒のきめえ丸を殺した得点3のみで合格点に1点足りず、不合格に決定した。
その瞬間迷いなく教官はうどんげGの頭を撃ち抜いた。
丸いうどんげGの顔がいびつな形に破壊される。
うどんげGはそのまま俯せに倒れ、ビクンビクンと痙攣する。よくて即死…生きていてももうすぐ確実に死ぬ。そんな状態だった。

「残り四匹…早くしないと全員不合格になるぞ…」
教官はそんなうどんげGをいないもの同然に扱い、他のうどんげ達に早くするように言った…。

「ゲラァ…」
カタカタと指が震えるうどんげ達。ガチガチと歯が鳴るうどんげ達。
今まで絶対的に狩る側だった、安全であったうどんげ達に初めて訪れる死の予感。
残り四体。自分の相棒を殺されれば確実に不合格になるこの状況。
誰かが恐怖に押し潰されるのも時間の問題だった…。


ありす 死亡〔残り四匹〕

うげんげG〔相棒きめぇ丸〕 不合格



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四方八方に逃げるゆっくり達。
それをスコープで追ううどんげ達。
止まれば狙撃される。
それをありすの惨状を見た結果理解した残り四匹は一心不乱に逃げ続ける。
しかし、いつまでも跳ね続けられる程ゆっくりは頑強な生物ではない。
生きている以上は疲労するのだ。
「むぎゅう゛…」
その中でもゆっくり一の貧弱さで有名なぱちゅりーが息を切らして止まっては走り、止まっては走りを繰り返しだす。
一刻も早く逃げなければならない、休んでいるヒマはない。
だが疲労は蓄積され、休み休みになってしまう。それを見逃す程うどんげ達も甘くはなかった。

「もぇぎゅッ!!?」
ぱちゅりーが吹っ飛んだ。
左側の髪の毛がちぎれ、束になった部分が空中を舞う。
「むぎょおおおおおおお!!?ぱちぇのちてきすぎるけんじゃながみがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」
ぱちゅりーは叫ぶ。それと同時に自身が標的になった事を理解する。
「むぎゅう゛う゛う゛!!!じにだぶないわあ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
髪の毛を失ったショックは大きかったがそれよりも生き延びる事を優先したようだ。
「どうじで!!ぱぢぇなのよ!!ぱぢぇはけんじゃなのよ゛!!!ごろずなら゛…ヒィ…ばかなみょんとかにしなさいよおおおお!!」
体力無いのに喋りながら逃げる体力の無駄遣い以外の何物でもない到底けんじゃとは思えない行為をしながらぱちゅりーは逃げる。

「だいたいぱぢぇはずのうはなのよ゛お゛お゛!!!ごんなやばんなごとずるようなゆっぐりじゃないのにい゛い゛い゛い゛!!!」
どうやらぱちゅりーにとっては跳ねる事は野蛮な事らしい。
それはもはや頭脳派ではなくただの怠け者だ。
しかしいくらぱちゅりーが訴えても狙撃の手は緩められない。
「むぎょ!!?」
ぱちゅりーの頭頂部に痛みが走る。その際の衝撃で吹っ飛びコロコロ転がるぱちゅりー。
近くの草むらに突っ込み何とか止まる。そのまま急いで起き上がるが狙撃される様子がない。
見失ったのか、確実に無駄弾を使わないようにする為か撃たれる気配すらない。
「むきゅ、ここならあんぜんね。さいしょからぱちぇはここがだいじょぶとにらんでいたのよ」
ぱちゅりーはさも当然のような様子であからさまな嘘をつきながらほっとない胸を撫で下ろす。
だがぱちゅりーは何だかゆっくり出来ない気がする事に気付く。
急いでぱちゅりーは転がる前にいた場所を見る。
するとそこには、
「ぱぢぇのけんじゃっぷりがごめられだおぼうじがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」
ぱちゅりーの被っていたナイトキャップっぽいお帽子が引き裂かれて転がっていた。
「むぎゅ!だ、だれがぱぢぇのおぼうじどっでぇ゛え゛え゛え゛!!!」
ぱちゅりーは叫ぶ。
だが誰も助けてくれない。
それはそうだ。そんな所行ったら自殺行為以外の何でもない。
それに元々ぱちゅりー達は競争相手であり、仲間でもない。
本当の仲間ですらゆっくりであれば見捨てる状況なので尚更助けに行く奴なんている訳がない。

「むぎゅう゛う゛う゛う゛う゛!!!はやぐどりにい゛ぎなざい゛よ゛でいのうども゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!」
それにあんな暴言を吐くぱちゅりーに助け等来る訳がない。
そして事態は悪化の一途を辿る。
帽子が撃たれたのだ。
「むぎょおおおお!!?やべなざい゛い゛い゛い゛い゛!!!」
ぱちゅりーは叫ぶ。
だが何の効果もない。
帽子がまた狙撃され、ボロ布に一歩ずつ近づいて行く。
それは狙撃の常套手段。ぱちゅりーもやった事がある方法だ。
一匹を狙撃して行動不能にして放置する。それを助けようとした仲間のゆっくりを射殺する。狙われてる事に気付き、出てこなくなってしまったのなら放置された一匹を死なない位にじわじわと頬の一部を吹き飛ばしたりして痛め付ける。
そして良心の呵責に耐え切れなくなって助けに来た奴をまた射殺する。
そうやって一網打尽にする。それを今やっているだけなのだ。

「やだあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?おぼうじがないどゆっぐびでびない゛い゛い゛い゛!!!」
ぱちゅりーは叫ぶ。
帽子が破壊されるのに耐えられず自ら死にに来るか。それとも帽子を見捨てるか。
どちらにしろ二度とゆっくり出来ない事は確実だ。


一方他のゆっくり達は、
「ぱちゅりーがねらわれてるならまりさはあんぜんなんだぜ」
そう言って休みだすまりさ。
「なにがなんだかわからないみょん…」
「ゆうぅ…」
ぱちゅりー以外の三匹が休みだした。
最初からぱちゅりーを助けるつもりなんてないようだ。
元からそんなつもりはないし、それに…、
「ゆ?」
「まりざのおざげがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」
こちらも狙われているのだから…。

「どういうことだみょん!?
ひとりじゃなかったみょんか!!?」
「まりざの!まりざのおざげがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!?」
「れいむはにげるよ!!」
狙撃手が一人だと思い込んでいた三匹は驚愕し、動揺する。
もはや休むどころの話ではない。
誰も彼もが必死に生き延びょうと足掻くしかなかった。



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



うどんげFは焦っていた。
自分の標的であるぱちゅりーを見つけた時にはみょんの相棒であるうどんげEが帽子を撃っておびき出そうとしていたのだから…。
ぱちゅりーの帽子が撃たれた時と発砲の音が一緒だったので誰が撃ったのかすぐにわかった。
ぱちゅりーは弱い。
ゆっくりにしては高い知能があるがそれを考慮しても余りある脆さと弱さだ。
真っ先に狙われるのが目に見えていた。
生き残る為には速攻で自分の手で殺さなければならないとうどんげFは考えた。
だが見つけた時には既にぱちゅりーはうどんげEに狙われていた。
何とかしなければならない。だが何とかする方法が思い付かない。
どうすればいい?
確実にぱちゅりーを殺すには…。
ぱちゅりーが出て来るのを待ち構える。
ダメだ。万が一うどんげEに先に撃たれたらその時点で不合格になり、うどんげGと同じ末路になる。
そんなのは嫌だ。ならどうすればいい、どうすればいい?
うどんげFは考える。
ぱちゅりーを確実に殺すには…うどんげEが邪魔だ。
だが同じうどんげを撃つと強制的に不合格と言われた。
どうすればいい…?
ぱちゅりーを誰よりも先に、今ぱちゅりーを狙っているうどんげEよりも速く殺さなければ…。
うどんげEをどうにかしなくては…。
うどんげEを…うどんげEをうどんげEを…………………。
すると、プツンと何か糸の切れるような音をうどんげFは聞いた。
そしてその直後、
「ゲ、ゲ、ゲラアアアアアアア!!!」
突然ぱちゅりーの相棒であるうどんげFが狂ったようにみょんの相棒であるうどんげEに殴り掛かった。
「ゲラア!?」
うどんげEには訳が分からない。
いきなり隣のうどんげFが殴り掛かってきたのだから…。
うどんげFはそのままマウントポジションを取り、うどんげEを持っていた銃で殴打する。
「ゲバァ!!?ゲビャア゛!!?」
顔面に何度も、何度も狙撃銃の持つ部分で殴り続ける。その様子を横目に見ている教官は一切止めようともしない。

「先にこっちを殺しておくか…愚策だな…」
そうとだけ呟き教官は残りのうどんげ達を見る。いきなりのうどんげFの暴挙に困惑しているようだ。
止めないのか?と目で訴えているのが教官にもわかった。

「早くしろ、死にたいのか?」
だが教官は抑揚のない、感情のこもっていない口調で試験を続けるように起こりのうどんげ達に告げる。
どうやらうどんげEとFの殺し合いはスルーする方向らしい。
うどんげ達は異論を挟めない。教官に逆らえば、自分達が殺される。
それにわざわざ自分のライバルを減らしてくれるのだ。止めて無駄な時間をかけている暇は無い。
早急に自分の相棒を見つけて殺さなければならないのにあんな時間のかかる殺し方をしてれば誰かに先に相棒を殺されてしまう可能性もある。
そう考えたうどんげ達はうどんげEがうどんげFを殺すのを見て見ぬ振りしたのだった。

「ゲヴア゛ァッ!!?」
「ゲラアアアアアア!!!」
歯が折れ、眼が潰れていく。
だがそれでもうどんげFは攻撃の手を一切緩めない。泣きわめいても、命乞いしても止まらない。

「ゲヒュ…」
何度目の殴打かわからないが、うどんげEは行動が抵抗から痙攣に変わっていた。
だがそれにも気付かずうどんげFは何度も何度も殴り付ける。グシャリ、とうどんげEの中身が飛び散る。
どう見ても死んでいる。
だがうどんげFはそれに気付かず何度も何度も何度も殴り続ける。
「ゲラア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!」
うどんげFは止まる様子が一切ない。どうすれば止まるのか誰にもわからない。
だが、その直後に放たれた銃弾が、その事態を否応なく変化させる事となった。


うどんげE〔相棒みょん〕 死亡により不合格


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「むきゅ?」
ぱちゅりーは疑問に思った。
今まで帽子を攻撃していた狙撃が突如止んだのだ。
「むきゅ、どういうこと?」
ぱちゅりーは困惑する。
もしかしたらこれは帽子を取り戻すチャンスかもしれない。
だがそうしてのこのこ出て来たところを狙い撃ちにする為にこうしているのかもしれない。

「むきゅう…むきゅう…」
知恵熱が出そうな程無い知恵を搾るぱちゅりー。

行くべきか?行かないべきか?
ぱちゅりーは悩む。
だが帽子が狙撃される気配はない。
そうなれば自然とぱちゅりーの生クリーム脳は都合のいい方向を思案し始める。
「むきゅ…きっとぱちぇのにじみでるけんじゃおーらにいまごろきづいたのね…」
思い上がったぱちゅりーはそう都合よく解釈してむざむざ草むらから出て来た。
実際、帽子を狙撃していたうどんげEはうどんげFに殴り殺されているのでチャンスであるのは間違いないのだが…。
「むっきゅうううん!!やっちょとりもどしたわああああ!!!」
ぱちゅりーは穴だらけになった帽子を取り戻した。
そうして喜びに湧き、帽子を被り直し、
「むびょ…!?」
身体に風穴が開いた。



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「むぎょ…にゃに…ぎょれ…?」
ぱちゅりーには訳が分からなかった。
いきなり穴が開いた自分の身体。そこから溢れ出る生クリーム。

「ぱちぇの…ながみが…」
茫然自失…といった言葉がピッタリする状態だ。だがそんな事をしているヒマはない。
次の瞬間にはぱちゅりーの髪の毛の右側の部分が吹き飛んだ。ぱちゅりーの中身も巻き添えにして…。
「むぎょあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」
痛みに叫び声を上げるぱちゅりー。
「ぱちぇのあだまがあ゛あ゛あ゛!!?さいごうのけんじゃずぎるずのう゛があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
じたばたと暴れ出すぱちゅりー。そこに正常な思考をする余裕はない。

「やべろお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!ぱちぇはけんじゃなんだぞあ゛あ゛あ゛あ゛!!!おばえらなんがよりぼずうっどずうっどいだいなぞんざいなんだあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
撃たれたと思う方向を向いてぱちゅりーは叫ぶ。理論もへったくれもない。
道行く人間に突然話し掛け、「俺高貴だからお前死ね」と言ってるようなものだ。

「ぱちぇをごろぞうどずぶはざっざどじでえ゛え゛え゛え゛え゛!!!けんじゃなぱちぇがめいでいじでるんだがらざっざどじびゅぼ!!?」
だが、ただ喚き散らすなど居場所を露呈させる行いでしかない。ぱちゅりーのけんじゃな頭脳はそれすらも理解出来なかった。
ぱちゅりーはそうして、喚き散らす口を残して、そこから上が吹き飛び、けんじゃな中身を地面に捧げたのだった…。

ぱちゅりー 死亡〔残り三匹〕





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「ゲ、ゲラァ…」
うどんげFは顔が蒼白する。
相棒のぱちゅりーが死んだショックではない。
相棒のぱちゅりーを殺せなかったショックだ…。
ぱちゅりーは死んだ。うどんげFではなく、うどんげDの手によって…。

「よし、これでお前は合格だ」
教官がうどんげDに告げる。それはうどんげDが生き延びれるという事を意味する言葉であり、うどんげFが死ぬという事を意味する単語でもあった。
「ゲラァ…」
「ゲラア゛ア゛ア゛!!?」
生き延びたのに元気がないうどんげDと恐怖におののくうどんげF。
「…さて」
「ゲラァ!?」
教官がうどんげFに目を向ける。
「確かに俺は他のうどんげに発砲したら即座に不合格と言った…だから発砲以外の方法で殺すというのはその中には該当しない。まぁ以後は禁止するとして今回は許そう…」
教官はそう言いながらも銃口をうどんげFに向ける。
「ゲ、ゲラア゛ア゛ア゛!!?」
自分と同じうどんげ二匹を葬った銃を向けられてうどんげFは恐怖におののく。

「だがぱちゅりーが死んだ今、お前は不合格が決定した。終わりだ」
それだけ言うと、教官は迷う事なくうどんげFの両肩を撃ち抜いた。
「ゲラア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!?」
うどんげFが激痛にのたうつ。
痛みを一方的に与えるだけだったうどんげFには痛みは耐え難いものだった。

「それで、もう銃を持つのは不可能だろう。終わりまでそこでのたうっていろ」
教官はそれだけ言うと残った二人のうどんげ、AとBに意識を向ける。
「残りはお前達だけだ。時間制限はないがはやく片付けろ」
「「ゲラア゛ア゛!!?」」
教官の有無を言わせぬ迫力に、教官を見てもいないのに恐怖する二匹。
うどんげFの前例にて手出しできなくなった今、互いに生き残りをかけた狙撃勝負が始まった…。

うどんげF〔相棒ぱちゅりー〕 不合格
現段階合格者1名

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「ゆっへっへっへ!!ここならあんぜんなんだぜ!!」
草むらに身を隠してほくそ笑むゆっくりまりさ。
すっぽりと草むらに隠れたまりさを狙うのは至難の業だ。
しばらくはまりさの安全は保証されただろう。
しかし、
「れいむもいれでね!!」
いきなりれいむがそこに割り込んでくる。

「な、なにずるんだぜれいぶ!!?」
「うるざいよ!!じゃまなまりざはざっざどじんでね!!!」
「ゆべえ゛え゛!!?」
れいむの間髪入れぬ体当たりにまりさは吹っ飛ぶ。
草むらから飛び出るまりさ。いい的だ。
「ゆひいぃ!!?」
それをまりさも理解したのだろう、顔が恐怖に歪む。
ここにいたら死ぬ。そう考えたまりさは、
「でいぶはじね゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!」
草むらの居場所を取り返そうと襲い掛かった。
命懸けの力付くの椅子取りゲーム。
負けたら死ぬ。
だが忘れてはならない。
奪い合っている今でさえ、安全ではないのだから…。
草むらで争っていると突然まりさの帽子が吹っ飛んだ。

「ゆひいいい!!?」
まりさの吹っ飛んだ帽子には風穴が空いている。
それだけで狙撃された事を雄弁に語っている。
まりさの黒い帽子は草むらの中でも目立つのだ。
「まりざのぼうじがぁ!!?」
ゆっくりの性として仕方のないとはいえ、まりさは帽子に気を取られてしまう。
それは草むらの領土争いには致命的な隙だった。
「ゆっぐりじねえ゛え゛え゛え゛!!!」
「ゆぶえ゛!!?」
れいむの全力の体当たりがまりさに命中する。
「ゆごぉ…!!?」
まりさは草むらから飛び出、喋る事も出来ず地面にはいつくばる。どうやら会心の一撃だったようだ。
そしてその隙を見逃してくれる程うどんげ達も甘くはなかった。

「ぐぴい゛い゛い゛!!?」
まりさの身体に猛烈な衝撃と痛みが走る。
そしてまたまりさは吹っ飛んだ。
そしてそこに残るのはまりさの一部。
「ゆぎょお゛お゛お゛お゛お゛お゛!!?」
髪の毛と身体の一部が撃たれた衝撃で吹き飛んだのだ。
それが致命傷でなかったのはむしろ不幸であった。

「まりざの、まりざのびゅーてぃほーながびのべがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」
もみあげ、帽子と続いて髪の毛までも被害に遭ったまりさ。
ショックは大きかったようだ。気が動転してあらぬ方向へ跳ね出す。
隠れられる場所は草むらのみの開けた場所。そこは今やれいむに奪われてしまっている。
そしてまりさが撃たれたという事は狙われているという事…。
今現在狙われている状態で逃げる事等出来る訳無い。それを理解できる程度に賢かったのがまりさにとって不幸だった。

「もうやばあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」
まりさは子供のように泣き喚く。
逃げ場のない袋小路。一撃で終わらなかった不幸。
自分がもうすぐ殺されるというのを知るのは決して幸福等ではない。せめてもの抵抗か、自棄になったのかわからないが辺り構わず跳ね回るのは助手のいないうどんげ達には効果的であった。
だがそれをまりさがわかる訳がなかった。

「やじゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!まりざじにだぶない゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!?」
大声を上げて無様に跳ね回るまりさ。命の源と言うべき餡子が漏れている事にも気付かない。
だがそうしている限りまりさは狙われない。下手に跳ねている間を狙わずとも、疲労した所で撃ち殺した方が弾数の節約にもなる。
「いれるんだぜ!!ざっざどまりざをながにいれるんだぜ!!」
命を狙われている恐怖に精神を摩耗させているまりさは一度奪われた草むらへ再び突撃を敢行する。
だが傷付き、疲弊した身体で勝てる訳もなく、
「うるさいよ!!!」
「ゆぶぎゅ!!?」
弾き飛ばされ地面に転がる。
「ゆぎゅう゛ぅ゛…」
まりさは呻き声を上げる。だがすぐにそうしている暇はなくなった。
「ゆんぎぃ!!?」
再びまりさの身体の一部が吹き飛ぶ。
今まで何百匹と見つけ、うどんげに殺させてきた右目が粉々に砕け散る。
しかしどうやらそれでもまだ死ねていない。殺さない限り得点にはならない。
まりさの相棒うどんげBは生きる為には絶対にまりさを殺す必要があった。
だがその焦りが手元を狂わせて即死させられないでいたのだ。

「もうやじゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」
まりさは叫ぶ。
もはやまりさ種であった面影が一切ない顔付き饅頭となったまりさは狂ったように泣き叫ぶ。

「やめでようどんげえ゛え゛え゛え゛え゛!!!おなじゆっぐりでじょお゛お゛お゛お゛お゛!!?」
まりさは叫ぶ。
教官の言葉から狙っているのはゆっくりうどんげである事はわかっていた。
それが自分達の相棒だと考える余裕は残念ながらまりさには無かったが、ボロボロになったまりさが助かる道はもはや情に訴えるしかなかったのだ。
「まりざだぢだっでいぎでるんだよ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!」
まりさは叫ぶ。同じゆっくりである事を訴え、助けて貰おうと。
うどんげ達の切迫した状況を知らないまりさはそれで何とかなると思い込んでいた。
「だれだっでごんなごどざれだらいだいでじょお゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!だがらやべでいっじょにゆっぐりじようよお゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!」
だがまりさは忘れていた…。
「ゆぴょお゛!!?」
かつて同じような事を言ったまりさになんて答えたかを…。

“「なにいってるんだぜ?くずがまりさといっしょのわけないんだぜ」”

それがまりさの答えだった。
そしてその答えが今まりさに返ってきた…。
左頬に当たる部位が銃弾で吹き飛ぶ。
「ひゅべえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!?ぼべえ゛え゛え゛え゛え゛!!!」
まりさは痛みよりもさっきの一撃で足音を大きくさせて近寄ってくる死の恐怖に泣き叫ぶ。
まりさを見つけて狙っていたうどんげAに遅れてまりさを発見して焦って撃った結果がこれだ。
しかも運が悪い事にまりさはその時の衝撃でコロコロ転がっていく。跳ねるよりも速い転がりにうどんげ双方の照準からまりさが外れてしまう。
うどんげAはうどんげBを不合格にすれば挑戦者は自分だけなり、邪魔する者がいなくなった後ゆっくりと相棒を殺そうと考えた…と自分に思いこまさせていた。
実際はまだ相棒を殺す覚悟が出来ていないだけだ。

「ゆ…びぃ…」
傷が無い部位が見当たらないといった状態のまりさがょうやく止まる。息も絶え絶え、死ぬまでのカウントダウンも掛かり始めた。
「やじゃ…じびばぶばい…」
まりさは生を渇望する。まだまだゆっくりするのだ。こんな所で死ねない。
まりさは大分無くなった餡子で今までの自分の半生を振り返る。
それが走馬灯というものだとはまりさにはわからない。

かつてまりさは飼いゆっくりとして生を受けた。
金バッジのまりさとありすから生まれたサラブレッドだったまりさは自分が選ばれた存在だと信じて疑わなかった。
餡子を分けた姉妹にすら敵意を持ち、姉妹の中でも一番に固執していた。誰よりも優れている信じ、敵対するものには一切の容赦がなかった。
その結果が実の姉妹を皆殺しというものになったのだった。
まりさにしてみれば偽装工作は完璧のつもりだったのだろう。だが人間の眼を逃れる事は赤ゆっくり程度では無理な話だ。
事が露呈し、まりさは殺処分、両親は管理不行き届きで金バッジ剥奪の後安値で個別に買い叩かれて行った。
金バッジを剥奪された理由が理由である為まりさの両親はまるでまりさの責任を被るが如くに売られていった。
一度剥奪された金バッジは二度と戻る事はない。だからこそ価値があるのだ。
親のまりさは加工所での実験体にされて様々なゆっくりとすっきりを行われたり改造をされたりして日々を満喫している。
つがいのありすは虐待お兄さんに買われ、何とか逃げ出す事に成功するも過酷な野良生活で発狂しれいぱー化。
ある一軒家にいるれいむをすっきりしまくった後、飼い主に見つかって拷問の果てに生き地獄を味合わされているがそれをまりさが知る由も無いし、どうでもいい。
まりさ自身も殺処分される筈だったのだがその攻撃的性格を目を付けられてすないぱーの相棒として同時に買われたぱちゅりー、ちぇん、みょん、きめぇ丸、ありすと共にここにやって来たのだ。
あくまでそれは偶然の事、されどまりさはそれを特別である自分には当たり前の事だと信じて疑わなかった。
その傲慢さが両親を破滅させ、自分を窮地に追い込んだ事にも気付かない。自分はエリートだと信じて疑わない。
だから何時か認められてゆっくりの頂点に君臨する存在だと信じて疑わなかった。
だからあんな「ゲラゲラ」しか言わないゆっくり出来ないクズと我慢して付き合ってやってたのだ。
それなのに…、
「どうじでまりざがごんなべにあばないどいべなびんだぜえ゛え゛え゛え゛!!!?」
まりさは叫ぶ。
嫌だ、こんな所で、ゆっくり出来ないうどんげに殺されたくない。
「うづな゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
気が動転したまりさは起き上がって絶叫する。
同じような行動をしたぱちゅりーがどうなったかさえ思い至れない。
「“ゲラゲラ”わらうじがのうのばいうどんげのぐぜにまりざをうづなあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
まりさは叫ぶ。
まりさを狙っているうどんげにとって最後に残っていた躊躇を消す一言を…。
「まりざがいわなぎゃまどもにえぼのもうべばいぐずなうどんげはざっざどやべろお゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!」
まりさは叫ぶ。
思い上がりも甚だしい叫びを。実際は重要なのはまりさではなくうどんげであるという事にも気付きもせず…それが最後の言葉になるとも知らずに…。
叫んだ直後、大口を開けたまりさの口のど真ん中にうどんげの放った銃弾がぶち当たり、まりさを上と下の二つに分けたのだった…。




続く  



あとがき
俺は通常種を潰したいんじゃない。ゲスを潰したいんだ。
と、言う訳で最近れみりゃとかうどんげとか何と言うか人があまりやらない種類の虐待ばかりしてる気がします。
個人的には捕食種ならまだしも、必要でもないのに同じゆっくりを殺して何の罪の意識も感じない類のゆっくりはあまり好きではありません。
なのでその影響が作品に出ているのだと思います。あまり受け入れられないタイプの考えだとは思いますが我を貫いていきたいと思います。
ちなみに、うどんげCに比べてうどんげGが楽に殺されているのは命令違反者と単なる不合格者の違いからです。うどんげFについては別の用途があるのでまだ殺しません。
それでは、今回このSSを読んで頂き誠にありがとうございました。



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ふたば系ゆっくりいじめ 293 おかざりがないとゆっくりできないよ!
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感想

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  • 続きが読みたい。 -- 2015-08-24 22:09:57
  • ゆっくりおはなしつくってね! -- 2014-02-09 23:33:17
  • よし教官その銃そこにおいてちょっと屋上いこうぜ -- 2012-07-26 18:46:05
  • 合格したうどんげには俺からバレットライフルを送ってやる! -- 2012-03-16 02:26:06
  • 試験内容が厳しすぎる

    あとこんな無能どもが狙撃のサポートなんてできるもんなのだろか? -- 2012-01-26 05:21:59
  • うどんげかわいそう。不合格だからって殺さなくても…
    ペットショップに卸すとか、ゆっくりんぴーすに譲渡するとか…
    希少種胴付きなんだから、引き取り手は多いだろうに。高く売れるだろうし。 -- 2010-07-17 04:51:55
最終更新:2010年03月27日 08:14
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