艦級 | 松型フリゲート |
同型艦 | 松・竹・梅・桃・桑・桐・杉・槙・樅・樫・榧・楢・柳・椿・櫻・檜・楓・欅 |
前級 | 橘型フリゲート |
次級 | 松Ⅱ型フリゲート |
運用者 | 蒼海連邦海軍 |
設計
本艦級は世界で三番目に設計されたフリゲート艦であり蒼海連邦はこの分野においても他国よりかはリードしているとはいえ対潜能力は各国で急増する潜水艦に対する警戒は完全ではなく、軍上層部にはそのことに対数r不安が募っていた。そのことから2021年3月に海軍省から新型フリゲート建造が呉海軍工廠に要請された。
本艦の特徴としては高いステルス性と汎用性、対潜攻撃能力の高さがあげられる。また新型フリゲートシリーズは省人化に対しても手を加えているほかこれまで海軍艦艇に存在しなかった女性専用区画が設置されたことで女性軍人が乗艦できる初のフリゲートとなった。
本艦の特徴としては高いステルス性と汎用性、対潜攻撃能力の高さがあげられる。また新型フリゲートシリーズは省人化に対しても手を加えているほかこれまで海軍艦艇に存在しなかった女性専用区画が設置されたことで女性軍人が乗艦できる初のフリゲートとなった。
機関
本艦級は海賊対処任務など海外派遣も想定されており、DXとして作成された要求性能概案の時点では、従来のDDと同程度の30ノットとなった。
本型では、CODAG方式が採用された。これは低燃費を狙ったものと考えられており、また機関部をコンパクトにできるというメリットもある。低速機としてはMAN社12V28/33D STCディーゼルエンジン2基、加速機としてはロールス・ロイスMT30ガスタービンエンジン1基を搭載する。推進器は従来どおりの可変ピッチ・プロペラとされている。
装備
C4ISR
本型に搭載される艦船運航システム・艦船維持管理システム・艦内外通信システム・指揮統制システム・各種武器システム等はオープンアーキテクチャ(OA)化が進められ、標準化されたネットワーク・システムに組み込まれるかたちで構成される。情報処理装置はOYQ-1と呼称され、端末としては情報処理サブシステムOYX-1-29が搭載される。これは、出羽型ヘリ空母以降の主力艦・潜水艦で標準的に採用されているものである。戦術データ・リンクとしてはに対応する。なお通信用のアンテナは、マストトップに配置された情報収集装置として統合されている。
主たるセンサーとして多機能レーダーが搭載される。これは「新型フリゲートによるレーダーシステムおよびネットワーク早期展開に対するの研究」に基づき、これまでのFCS-3系列とは別系統のレーダーとして開発されたもので、Xバンドの対空・対水上レーダーおよび砲管制に加えて、電子戦の指揮や情報も共用化することで、小型化・低コストを目指す。これらを統括するシステムはステルスマスト内に収納されており外側に出ている部分は少ない
対空戦・対艦戦
対空兵器としては、SeaRAM近接防空ミサイル・システムとCIWSが搭載される。また62口径5インチ砲(127mm単装砲)も対空兵器として使用されうるが、その射撃指揮は、上記の新開発システムで管理されるなお本艦級はOA化が進められていると前述しているが本艦級が収集する情報は自軍内部の情報部支局にしか送信されない上、情報に関しては外部からのシステム攻撃を受けないように設計されている。
対艦兵器としては、62口径5インチ砲に加えて、艦対艦誘導弾の4連装発射筒2基が搭載される。この他、国産の12.7ミリ機関銃装備型を2基搭載する。
また本艦級ではミサイルの垂直発射装置(VLS)を搭載して、長射程の新艦対空誘導弾や新艦対艦誘導弾の運用能力を付与し、主隊の前方数十海里においてHUK/SAG先遣部隊として派出されて、攻勢的防御を担うことも検討されていることから16セルが搭載された。
対潜戦
本型では対潜迫対潜砲・垂直発射魚雷投射ロケットに加え、3連装短魚雷発射管搭載しており、ここから、短魚雷を発射することができる。なお、船体のステルス化設計に合わせて、短魚雷発射管は通常は艦内に収容されており、使用時のみ舷側を開口して魚雷を発射する。
対機雷戦
対機雷戦のため、対機雷戦ソナー・システムが搭載されるほか、無人機雷排除システム用水上無人機と機雷捜索用無人機の運用能力が付与される。
無人機雷排除システム用水上無人機とは音波を自軍艦艇とは電波を用いて情報の中継を行う。またEMDの運搬・投下・中継や、自身による掃海具の曳航を行う。無人機雷排除システム用水上無人機と機雷捜索用無人機の連携は「機雷除去における国内航路の安全確保のための無人機構成要素の研究」(が相当する。
機雷捜索用無人機は大和革命時から開発されていた「自律型水中航走式機雷探知機」であり、OZZ-5として装備化された。既存のS-10は外部電源や通信ケーブルを必要とするROVであったのに対し、基本的に自立駆動・制御で航行するためより広範囲の捜索が可能になる。ソナーはサイドスキャンによる高周波・低周波合成開口ソナーを用いており、これにより高周波は小型・ステルス化した機雷を、低周波は泥質海底に埋没した機雷を探知することができる。
電子戦
電子戦装置としては、従来護衛艦と同系列のNOLQ-3E電波探知妨害装置が搭載される。
航空機
松型では、国産の哨戒ヘリコプターを1機搭載する。これは近年急増する潜水艦に対する自国内領海通過阻止のための強化でありこれは同時に蒼海連邦沿岸警備隊の強化のための試験的な意味合いもあった。
飛行甲板上には、蒼海連邦兵器開発局が開発した着艦拘束装置が設置されている。これは、ハープーン・グリッド・システムと呼ばれるもので、蜂の巣上のステンレス板を飛行甲板中央に甲板と面一になるように埋め込み、ここにヘリコプター胴体下面に設置された伸縮式のハープーンをさしこんで、機体を拘束するという仕組みである。
要目
船体・乗員
満載排水量 | 4050トン |
全長 | 134メートル |
全幅 | 15メートル |
吃水 | 5メートル |
機関方式 | CODAG |
推進器 | スクリュープロペラ×2軸 |
出力 | 70,000 ps |
速力 | 30ノット |
乗員 | 87名 |
兵装・電子戦装備
62口径5インチ単装砲 | 1基 |
SIWS | 1基 |
Sea RAM | 1基 |
RWS | 2基 |
VLS | 16セル |
4連装対艦ミサイル発射筒 | 2基 |
3連装魚雷発射管 | 2基 |
対潜迫撃砲 | 1基 |
電波探知妨害装置 | 電子戦 |
対機雷戦用ソナーシステム | |
水上艦用ソナーシステム |
搭載機
対潜哨戒ヘリ | 1機 |
添付ファイル