艦級 | 松Ⅱ型フリゲート |
同型艦 | 早梅・飛梅・藤・山桜・葦・篠竹・蓬・葵・白梅・菊・柏 |
前級 | 松型フリゲート |
次級 | 矢竹型フリゲート(未作成) |
運用者 | 蒼海連邦海軍 |
ヒッパー共和国海軍 |
設計
本艦級は松型フリゲートの能力向上型として計画された。基本はレーダー類の統合化やマストの変更、煙突の位置の変更があげられるがそれ以外は早期建造を見据え松型フリゲートの設計を引き継いでいる形になっている。そのため機関方式も松型フリゲート艦同様CODAG方式となっている他女性専用区画も設置されている。また本艦級では松型よりも省人化が進みその分余った場所を乗組員のストレス発散施設に充てている。
機関
松型フリゲートを参照
装備
C4ISR
本艦は前述したとおりほとんどの設計を松型フリゲートから引き継いでいる。本艦級の場合C41SRは艦船運航システム・艦船維持管理システム・艦内外通信システム・指揮統制システム・各種武器システム等はオープンアーキテクチャ(OA)化が進められ、標準化されたネットワーク・システムに組み込まれるかたちで構成される。情報処理装置はOYQ-1と呼称され、端末としては情報処理サブシステムが搭載される。これは、松型フリゲートでの搭載でフリゲート艦に対しての有効性も発揮されたことから今後のフリゲートでは標準的に採用されていく。戦術データ・リンクとしては松型フリゲート同様連邦情報ネットワークに対応する。なお通信用のアンテナは、マストトップに配置された棒状の複合通信空中線として統合されている。
主たるセンサーとしてOPY-2多機能レーダーが搭載される。これは松型と同様の経緯で計画されていたものであり、これまでのFCS-3系列とは別系統のレーダーとして開発されたもので、Xバンドの対空・対水上レーダーおよび砲管制に加えて、電子戦のアンテナも共用化することで、小型化・低コストを目指す。イメージ図では、四方に向けて大型・小型のアレイが1面ずつ描かれているが、同レーダーの開発にあたってはレーダ・EA共用空中線とES用空中線を試作したとされており、前者が大型、後者が小型に比定される。またこのほか、電子光学センサとして、光学複合センサーが搭載される。
対空戦・対艦戦
本艦級は松型の武装をそのまま引き継いでおり、対潜迫撃砲が撤去され代わりにVLSのセル数の増加以外は特に変わっていない。
※他装備については松型フリゲート参照
要目
船体・乗員
満載排水量 | 4050トン |
全長 | 134メートル |
全幅 | 15メートル |
吃水 | 5メートル |
機関方式 | CODAG |
推進器 | スクリュープロペラ×2軸 |
出力 | 70,000 ps |
速力 | 30ノット |
乗員 | 75名 |
兵装・電子戦装備
62口径5インチ単装砲 | 1基 |
SIWS | 1基 |
Sea RAM | 1基 |
RWS | 2基 |
VLS | 18セル |
4連装対艦ミサイル発射筒 | 2基 |
3連装魚雷発射管 | 2基 |
電波探知妨害装置 | 電子戦 |
対機雷戦用ソナーシステム | |
水上艦用ソナーシステム |
搭載機
対潜哨戒ヘリ | 1機 |
添付ファイル