アクシズ 出自一覧


AMX-004/MMT-03
アクシズ摂政ハマーン・カーン様専用MS。第一次ネオ・ジオン抗争のラスボスまで飾る超高性能NT機。
スペックはグリプス戦役の標準的なMSと大差ないが、両肩の4枚のフレキシブルバインダーが卓越したAMBACを可能とし、無重力中ではハエもとい蝶のごとき曲芸的な運動性能を発揮する。

厳密にいうと元はハマーン様専用では無く単なるNT専用機として作られた機体。しかし、このキュベレイを自在に動かせる程のNT能力を持った人間がアクシズではハマーン様しか居なかった為、結局ハマーン様の専用機となったらしい。
今シリーズで猛威を振るっているビームガンも、劇中ではビームライフルよりもやや劣る程度の威力しかなくファンネルのみが猛威を奮っている。劇場版の新規追加シーンにおいて、オプション兵装として大型ビームサーベルを使用している。
劇場版Zガンダムの中において、キュベレイを見たクワトロことシャアは「キュベレイ!、完成させていたのか!」と驚くような発言をしている。シャアは一年戦争終結後、0082年頃まで辺境アクシズに席を置いていた経緯があり、このキュベレイの開発が、だいたいそれ位の年代から始まっていたころが伺える。

どことなくデザインが旧ジオン軍のMAエルメスに似ていることに気づく人も多いが、ずばりエルメスのMS的解釈の機体である。それ故、永野護の設定画やそれを元にしたプラモデルなどでは左肩に「L-MES Mk-2」と彫り物が施されている。
また、漫画『C.D.A 若き彗星の肖像』ではエルメスとキュベレイの中間機であるファンネル搭載試作機、シュネー・ヴァイスというドム系MSが登場している(Gジェネに登場するプロトタイプキュベレイの方が近いものではあるが)。

AMX-003/MMT-1
アクシズ製の量産型主力MS。簡易ながら変形機能を備えている。
ガザシリーズは連邦軍におけるボールと同じく、アクシズ宙域における作業用MSとして開発された独自の系譜を持ち、初期のガザA型、ガザB型は変形機構はあるものの、それは小惑星宙域の特異な環境に適応する為の便宜的変換であって、実のところ完全な作業用MSである。
人的資源や物的資源に乏しいアクシズでは十分な高性能機を揃える事が難しかった為、主にMA形態における砲撃戦を主体とする単機能に特化した形で要求性能を満たす方策を採り、ガザC型として誕生している。
単体での性能は低いものだが、主兵装のジェネレーター直結型のナックルバスターは大型センサーと相まって高火力と高精度を両立させており、遠距離からの砲撃戦においては有効な戦力として機能している。実際、砲撃戦では多数のティターンズのMS部隊を撃沈している。それにしては本ゲームにおける火力の低さは何とも寂しい限りである。続く系譜のガザDガ・ゾウムの性能の良さに免じて我慢すべきか。

AMX-003/HK
劇場版に(のみ)登場(だけ。戦闘はしない)するハマ-ン専用ガザC。ボディはストリップ劇場の照明を浴びてるような妖しい配色である。ハマーンはこの機体に乗り、Zと百式に軽くご挨拶をして「ご同行願おう」と宰相自らガイド役と、登場意図の微妙さにも程があるとかそんな事は思ってはいけない。
ガザCとの性能差は本来全く不明だが、本作では別物と呼べる程の差別化が図られている。
主兵装があくまで狙撃ビームな所にハマーン様のプライドが透けて見える。
流石ハマーン様。

最終更新:2009年09月28日 22:38