「とげとげタルめいろ」を始めとする茨で覆われたステージで流れる曲。MUSIC TESTでは"
BRAMBLES"と題されている。
淡々と繰り返すシロフォンや、サックスが奏でる寂寥感と透明感漂う音色に心惹かれるプレイヤーは数多い。
David Wise氏はインタビューにて、もともとこの曲が、前作の"Aquatic Ambiance"に次ぐ海中BGMを想定して手がけられたものだと語っている。
しかし、本作では海のステージは存在しなかったため、後に茨ステージにて採用されたというエピソードがある。
また、Wise氏はこの曲がファンから突出した人気を誇っていることに驚いており、人気の理由について、
「この曲が使用されるコースは難易度が高く、ミスをしては何度も音楽を聴くことになるため、プレイヤーの印象に残ったのでしょうか?」と述懐している。
(参照)
ランキング最初期から上位にランクインし続けている曲であり、
みんなで決めるスーパーファミコンBGMベスト100では1位を獲得した。
久しぶりにDavid Wise氏が楽曲制作に参加した『
ドンキーコング トロピカルフリーズ』では、この曲をアレンジしたものが「月夜の巨大魚!ロケットバレル」のBGMとして流れている。
月夜の漁村が舞台のため、情景にそぐわしいメロウな雰囲気の編曲がなされている。
…しかし、このステージはロケットバレルステージであり、ステージ開始直後のロケットに乗るとおなじみのロケット専用曲が流れてしまう。
普通にプレイしているとそのままゴールまで一直線のため、立ち止まらない限り1ループも聞かずにクリアということも珍しくない。(隠し要素を見つけようとすると多少長く聞くことになるが)
またスタッフロールの中間からもこの曲のアレンジが流れる。こちらはサックスを用いたジャズテイストのアレンジとなっている。