歌舞伎Z

KABUKI`Z 歌舞伎Z

機種:AC
ミュージック&エフェクツ:渡辺達也
サウンドエンジニア:会津せいいち
開発元:金子製作所
発売元:タイトー
発売日:1988年8月22日

概要

金子製作所が開発し、タイトーが1988年に発表したベルトスクロールアクションゲーム。
江戸中期、この世に敵なしと言われた剣士“紫音”が、さらに剣に磨きをかけるため魔界へ足を踏み入るというストーリー。
タイトルに反して歌舞伎要素がほぼ無い *1 ことや、無駄にグロい描写が多いことなどから、総じて奇ゲーとして扱われる一作。
タイトルデモの演出は一見の価値あり。
ジャンプの挙動はトリッキーで使いどころは限られるが、上中下段の防御を駆使して進む面白さがある。

サウンドは金子製作所に所属していた渡辺達也氏と会津せいいち氏が担当。
FM音源で篠笛を再現した和ロックや、随所にウドゥドラムが入る楽曲もあり、どこかエキゾチックな雰囲気を醸している。
また楽曲ではないが、ROUND 1でボスが登場する演出に挿入される和太鼓は迫力満点。

1992年7月には『天空列伝 武蔵』として移植される予定が発表されていたが、音沙汰はなくそのまま発売中止となった模様。
アーケード版が移植されたこともなく、現在触れる手段は限られていると言える。

余談だが、『武者アレスタ』のROUND3には、過武器(ゼータ)なるボスが登場。
これはコンパイルの外山雄一氏が、風貌が歌舞伎っぽいという理由で悩んだあげく命名したもので、本作に肖ったものではないとのこと。*2

収録曲 (仮曲名)

曲名 作・編曲者 補足 順位
BGM 1 ROUND 1, 3 Part 1
STAFF
イントロなし版をBEST SAMURI (ネームエントリー)で使用
ROUND 1 ボス登場 効果音 (太鼓)
ボス
ROUNDクリア ROUND 3を除く
BGM 2 ROUND 2 Part 1
イントロはBGM 1と共有
BGM 3 ROUND 2 Part 2
BGM 4 ROUND 3 Part 2
ROUND 3クリア 効果音 (雷)
BGM 5 ROUND 4
ROUND 5ではBGM 1と共通のイントロつきバージョンを使用
ゲームオーバー 無念
※オールクリア時は文字非表示で再生
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最終更新:2025年07月02日 22:16

*1 念のため、チラシ裏の「遊び方」には、「歌舞伎を見るような美しいグラフィックで展開されます」とある

*2 外山雄一氏のツイート