カムラはらえうた
概要
本作の拠点であるカムラの里で流れる曲にして、本作のメインテーマである。
そしてこの曲が
モンスターハンターシリーズ初となる歌ものの拠点BGMとなる。
そもそもボーカル曲自体がシリーズを通して大変珍しく、これまでを振り返っても『
月震/ナバルデウス』を代表曲とするドンドルマの歌姫の曲か、
MHX及びMAXXのエンディングくらいしかない。
そのためPV2で初公開された際に多くのハンターを驚かせ、これが拠点BGMだと考えられなかった者もいたらしい。
なお映像冒頭の曲は、タイトル画面で流れる「カムラ祓え歌(陽の慧)」であり、こちらは遅いテンポに加えて歌詞も少し違う短めの曲である。
暖かく懐かしさを感じさせる歌声と和楽器の音色は、どこか切なさを見せ、サビの部分では力強さも感じさせてくれる。
百竜夜行の脅威に見舞われてきた里の歴史と、そこに生きる人々の絆、そして本作の主人公である「猛き炎」もまたこの里の住人の一人であることを、曲が全て示しているようである。
個性豊かな里の住人達との触れ合いや故郷を感じさせる里の情景とうまく調和しているところからも、この曲が本作の顔として申し分ないものであることが分かるはずである。
この曲はPVの映像の通り、本作の里クエスト受付嬢を担当するヒノエが歌っているという設定になっており、実際に歌っているのは加藤いづみ氏である。
なお歌はモンハン世界の架空の言語、いわゆるモンハン語で歌われているが、サントラに日本語 ver.が収録されている。
歌詞の全貌は「モンスターハンターライズ公式設定資料集百竜災禍秘録」の「壱の章 画廊」の表紙にて正式に判明しており、作中の収集要素である手記帳の内容と一部が一致していたりする。
ここで出てくる「禍群」という言葉は、カムラの里のことだけではなく、
百竜夜行の元凶のことも指しており、物語の根幹に触れた内容であることが分かる。
また歌詞の冒頭から、『
モンスターハンター4』のシナト村を思い出した者もいたようだ。
奇しくもこの曲の歌い手は竜人族のヒノエであり、
シナト村と所縁のある古龍もまた対の関係性を持った存在だったりする。
余談になるが、双子の妹であり集会所クエスト受付嬢を務めるミノトも集会所の曲「勇まし狩人」ともう一つのタイトル曲「勇まし狩人(水の杜)」を歌っており、対の曲であることが分かる。こちらは宮崎カナエ氏が担当している。
なお加藤氏はこの曲の他に「禍群の息吹」を、宮崎氏は対となる「禍群の鳴神」も歌っており、そして「
百竜ノ淵源」はこの二人のデュエット曲である。
これほどまでに曲も歌い手も物語の根幹に関わっているからこそ、多くのハンターに響くものがあったのだろう。
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歌詞
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息吹け科戸風 禍群が辻や
たたら火影 恐々と 陰る景致
鎮め 鎮め あかしま追風 あかしま稲妻よ
竜の百夜 来たれり なべて薙ぐ禍群
灯火よ どうか今しばし 道を照らしておくれ
焔に舞う紅桜 郷里 護り抜く暁まで
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サウンドトラック
モンスターハンターライズ オリジナルサウンドトラック
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関連資料
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最終更新:2025年03月15日 09:56