すべてのひとのたましいのたたかい
概要
知恵の実を食べた人間は、 その瞬間より旅人となった…
アルカナの示す旅路を辿り、 未来に淡い希望を抱く…
しかし、アルカナは示すんだ…
その旅路の先に待つものが、 "絶対の終わり"だという事を。
いかなる物の行き着く先も… 絶対の"死"だという事を!
シリーズ第1作である『
女神異聞録ペルソナ 』から最新作『
5 』に至るまで使用されている、ベルベットルームのメインテーマ「
全ての人の魂の詩 」の戦闘曲アレンジ・バージョン。
全ての命に死をもたらす最終ボス「ニュクス・アバター」との戦闘曲である。
タルタロスの頂上で黒翼を身に纏い、宵闇に浮かぶ巨大な満月を背に佇む、死神を連想させるその姿を前にして流れるのが本楽曲である。
まずイントロからエレキギターを主旋律とした激しいメロディが奏でられるのだが、その後ピアノによって「全ての人の魂の詩」のメロディが堂々と織り交ぜられ、サビではその荘厳なコーラスが繰り広げられる。
シリーズ過去作を受け継ぐ、終末的なゲームシナリオを象徴するかのように「全ての人の魂の詩」のメロディを土台とし、同時に過去作と決別するがごとく、一新されたゲームデザイン・楽曲傾向の象徴であるロック調を融合させた本楽曲は、見事に“かっこよさ”と“終末感”の2つの顔を併せ持ち、ラスボス戦の雰囲気だけではなく、この『ペルソナ3』という作品自体に非常にマッチしたものとなっている。
ちなみにこのボスはHPを0にする度に、上記のようなセリフを言いながら13段階までタロットカードになぞらえて形態を変えるため、パーティを鍛えてないとかなり長く聴くことになる。因みに上のセリフは最終形態「死神」に移行する時のものである。
この曲は店頭などで流れていたPVでも使用されており、歴代ベルベットルームのバトルアレンジということで発売前から期待が高まっていた。
そして結果としてラスボス戦という最大の見せ場で使用され、プレイヤーの気持ちを大いに高ぶらせた。
プレイ中に何気なく聴いていた曲のアレンジがラスボスで使用されるというニクい演出は評価が高く、本作の中でも抜群の人気を誇る曲である。
原曲は当時新人研修中だった目黒氏が作曲したもので、この曲は作曲者本人による正当なアレンジ曲であり、サウンドトラックのブックレットで目黒氏自ら「ずるい」「えげつない」アレンジと語っている。
本来はニュクス・アバター戦ではなく、その後の最終イベント戦での使用を想定して作られていたが、各方面での要望から、最終的にラスボス周りの2曲(本曲と「
Burn My Dread -Last Battle- 」)は差し替えたらしい。
ちなみに劇場版『PERSONA3 THE MOVIE #4 Winter of Rebirth』ではこちらの本来想定されていた曲割り当てとなっている。
過去ランキング順位
ペルソナ3「全ての人の魂の戦い」
ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド「全ての人の魂の戦い ~USH ver.~」
ペルソナ3 ダンシング・ムーンナイト「全ての人の魂の戦い Daisuke Asakura Remix」
ペルソナ3 リロード「全ての人の魂の戦い(P3R ver.)」
サウンドトラック
ペルソナ3 サウンドトラック
バーン・マイ・ドレッド -「ペルソナ3」輪廻転生
アレンジ版を収録。
PERSONA MUSIC LIVE BAND
既に完成形とは作曲者本人の弁であるが、上記CDでは毛色の違うアレンジverを書き下ろしている。
「ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド」オリジナル・サウンドトラック
「全ての人の魂の戦い ~USH ver.~」を収録。
ペルソナ3 リロード オリジナル・サウンドトラック
店頭PV(2)
(0:24~)から本曲が使用されている。
VIDEO
最終更新:2025年04月21日 00:27