ステージ 1 > ファイナルステージ

ステージ 1 / ファイナルステージ

収録作品:ラフ ワールド[FC]
作曲者小高直樹

概要

タイトル通りステージ1の「廃墟都市」と最終ステージである「工場」で流れるBGM。
曲名は「サンソフト ミュージックコレクション Vol.2」準拠で、「Rom Cassette Disc In SUNSOFT」では「ステージ1、ファイナルステージ」と若干違う。
本作のステージ曲の中でも屈指のキャッチ―さを誇る楽曲で、その颯爽とした勇ましいメロディーは1回聞くだけでも印象に残る。
1番最初のステージと1番最後のステージで使われるため、本作の顔と呼べるほどの扱いを受けている。『ラフ ワールド』と言えばこの曲を思い浮かべる人も多いはず。

ラフ ワールド』のBGM全般に言えることだが、ファミコンとは思えないほどの厚みのある音に誰もが驚くだろう。
これはベースとドラムの音色に秘密があり、サンソフト独自のサウンドの技巧が施されている。
まずベースはサンプリング音源のDPCMによるもの。サンプリングされたシンセベースを使うことでリアルなベース音を奏でている。
通常DPCMは任天堂の『スーパーマリオブラザーズ3』のようにドラムで使うのがセオリーで、ベースとして使うのはサンソフトならでは。
ドラムはノイズ音源のドラムに加えて三角波を重ねている。三角波は普通ではベース音に使われるが、ベースはDPCMにしてドラムの音に三角波を回している。
ノイズと三角波という2つの音を重ね合わせることで、ドラムの音の厚みを大きくしている。

その結果常識では考えられないぐらいの重量感のあるベースとドラムの音を作り出すことに成功。しかも拡張音源なども使わないでである。
この重厚なバック音にキャッチ―な主旋律のメロディーを合わせることで、この曲をはじめとした『ラフ ワールド』の音楽が生まれることになった。

過去ランキング順位


サウンドトラック

サンソフト ミュージックコレクション Vol.2


Rom Cassette Disc In SUNSOFT


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最終更新:2024年08月23日 21:40