VS.ゼロ

VS.ゼロ

収録作品:星のカービィ3[SFC]
作曲者:石川淳

概要

本作の真のラストボスであり、ダークマター族の親玉である「ゼロ」との対決で流れるBGM。
曲名は明らかにされていないが、前哨戦となるダークマター戦の曲名が「VS.ダークマター」となっていることから、仮曲名はこれに準じて記載する。
この作品は、お絵かき調のグラフィックに合わせて主に穏やかなメロディで構成されているのだが、この曲は不気味さを含みながらも終始疾走感のある曲という正反対の曲になっている。
次々と畳みかけてくるようなリズムが疾走感だけではなく緊迫感も与えており、赤い目玉の白い球体という不気味な容姿と巨体に見合った非常に高い耐久力を持つ「ゼロ」との対決によく合った曲である。

なお莫大なHPをやっとの思いで削りきると、体を裂いて赤い目玉が飛び出る衝撃的な展開となり、目玉との連戦となる。
この目玉を倒すことでようやくエンディングとなるのだが、ここまで強烈な演出はシリーズ前代未聞であり、その後のシリーズの黒い要素を決定づけたとさえ言われるほどのシロモノである。
またクリア後の「ぼすぶっち」での対決時は、黄色の背景に青と赤の雲という視覚的に非常に悪い色に置き換わっているオマケ付きである(流石に目に悪すぎてVC等では修正された)。
これらの要素からトラウマ面でも定評のある曲であり、非常に印象に残りやすい曲である。

余談ではあるが、この「ぼすぶっち」での目に悪い背景が、約20年後の作品で再び披露されることになる。
しかも披露された場面があまりに意味深な場面であったことから、未だに様々な憶測を呼んでいる。

長らくアレンジが行われてこなかったが、『星のカービィ スターアライズ』での最終アップデートで追加されたイラストギャラリーの曲「バッドボスブラザーズ」が初のアレンジ曲となる。
音色の違い以上にかなりのスローペースとなっていることから分かりづらいが、倍の速度にするとかなり原曲に近くなる面白いアレンジである。
また、「The Sound of Kirby Café 2」では酒井省吾氏によって「モノクロームブレンド」という曲名でジャズアレンジメドレーが作曲されている。
星のカービィ 参上! ドロッチェ団』の「ダークゼロ戦」とのラスボスメドレーであり、曲名の由来は言うまでもないだろう。

過去ランキング順位

星のカービィ3「VS.ゼロ」

星のカービィ スターアライズ「バッドボスブラザーズ」

The Sound of Kirby Café 2「モノクロームブレンド」


サウンドトラック

KIRBY STAR ALLIES THE ORIGINAl SOUNDTRACK(初回限定生産盤)


KIRBY STAR ALLIES THE ORIGINAl SOUNDTRACK(通常盤)


「バッドボスブラザーズ」が収録されている。

The Sound of Kirby Café 2


「モノクロームブレンド」が収録されている。

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最終更新:2023年08月28日 20:55