組曲:星羅征く旅人

くみきょく:せいらゆくたびびと

収録作品:星のカービィ スターアライズ[NS]
作曲者:安藤浩和

概要

さぁ ()()がれよ 破壊(はかい)せし(かみ)
(ほし)(くだ)(あい)(めっ)せよ

さぁ ()(あい)(つつ)め (おの)(のぞ)むまま 蹂躙(じゅうりん)
星々(ほしぼし)(めぐ)り 崩星(ほうせい)(かなで)
彼方(かなた)楽園(らくえん)終焉(しゅうえん)を… 永遠(とわ)


さぁ ()()つのだ 破壊(はかい)せし(かみ)
(ほし)()らい (あい)(めっ)せよ

さぁ (あま)()ける(あい)よ 宇宙(そら)から()(やみ)審判(しんぱん)
(ほし)()()(いの)り (さけ)びの()(かなで)
(ゆめ)楽園(らくえん)終焉(しゅうえん)を… 永遠(とわ)


本作のラストボスである「破神エンデ・ニル」とのバトルで流れるBGM。正式な曲名はNintendo DREAM 6月号にて明らかになった。
「組曲」という名の通り、形態変化に合わせてシームレスで音楽が切り替わっていくのが特徴。組曲と各楽章はそれぞれ別曲としてサウンドテストに収録されている。全楽章とも「Prayer song to God」のアレンジが含まれている。
カービィシリーズ史上初の「神」の名を冠するラストボスなだけあり、第一楽章から第三楽章までは壮大で迫力のある構成だが、これに対して第四楽章は恒例となった「グリーングリーンズ」のアレンジをロック調にするという大変印象に残る構成になっている。

第一楽章:星砕きの戯れ

第一形態である「魔神形態」との対決時に流れる。
「Prayer song to God」のオーケストラアレンジとなっており、バイオリンとトランペットの重厚な音色が壮大な印象を抱かせる。


おどろきの ニル本体(ほんたい)が あらわれたっ!
(なん)感情(かんじょう)()たない、(やみ)のエネルギーで (つく)られた
物質(ぶっしつ)のような そんざいから (いま)(なに)かが ()ざめつつある。
その ねむりの(なか)でニルは はじめて、(こころ)から(おも)った…


()(まえ)のてきを、めっせねば とっ!


第二楽章:胚子の器

第二形態である「コア」との対決時に流れる。
全体的に静かで不安感を煽る曲であり、ロボボプラネットの「主のいないインテルメッツォ」と同じく間奏曲としての役割を果たしている。


ぞう()、しゅうねん、しっと、よく(ぼう)… ハイネスが
(あつ)めた(やみ)は、ニルの(なか)暗黒(あんこく)(ちから)へと (へん)かんされ(つづ)けていた!
(あら)たに ()まれた たましいと それが、カオスとなって
よりぞうふくする。しかし、まけはしない… なぜならばっ()


あの(ほし)(とも)だち みんなが、ついているからだ!


第三楽章:哀と渾天の翼

第三形態である「天使形態」との対決時に流れる。
第一楽章と曲調が同じだが、バイオリンの音色がパイプオルガンに変わっており、荘厳な音色がより神々しい印象を抱かせる。


はるかぜとともに あらわれた、一人(ひとり)
たびする わかものは、たくさんの (とも)だちと
出会(であ)い、わかれ、ついに ここまで たどりつく!
(はや)く あいつを やっつけて、さぁ みんなで…


ゴハンを()べて、お(ひる)ねタイムだっ!


第四楽章:生誕の希望

第四形態である「最終コア」及びTheアルティメットチョイスの「魂が飛び出る辛さ」のラストボスである「ソウル オブ ニル」との対決時に流れる。この楽章の曲名はNintendo DREAM 7月号にて明らかになった。
イントロは第三楽章と同じ雰囲気だが、いきなりテンポが速くなり「グリーングリーンズ」と「Prayer song to God」のロックアレンジという前三曲とは打って変わって非常に熱い曲となる。
また、この楽章は3月28日のVer.2.0.0アップデートで一部曲調が変化している。


伽話(とぎばなし)か、夢物語(ゆめものがたり)かも ()からない… その伝説(でんせつ)(しょ)には
まだ、(つづ)きがあった。(つど)うエネルギーしだいで、
ニルは(さま)ざまな そんざいに なりうる かもしれない、と。
(とも)もなく、(やみ)物質(ぶっしつ)()まれた(かれ)もまた、銀河(ぎんが)をさまよい
いつしか、(あら)たな(せい)を うける()が おとずれるのだろうか。
はるか星々(ほしぼし)をめぐって。その(とき)は、(とも)として……!


Nintendo Switch本体のゲームニュースで配信されている「スターアライズ特番チャンネル」の第8回では、ゼネラルディレクターの熊崎信也氏がポーズ画面で見られる「特別なメッセージ」について以下の解説を行っている。
クライマックスに近づくほど、ワクワクするよう
こだわって考えられたメッセージをご用意していますが、
特に最終ボスについては仕掛けがあり、
じつは、そのボスの曲に合わせた「歌詞」をイメージしているのです。

メッセージの最初の2行を4回、その後の3行を2回、
繰り返し歌うと、ちゃんとメロディに合うようになっています。
すでに気づかれていた方は、とても鋭いですね。


異空(いくう)(かず)だけ、自由(じゆう)()ぶ「ニル」がいた。
(ほし)のように (かがや)(かれ)()て、古代(こだい)人々(ひとびと)(なぞ)(とも)書物(しょもつ)(のこ)した。
(ドリーム)が、(ダーク)が、(ソウル)が、(ハート)が…
その物質(ぶっしつ)混沌(こんとん)可能性(かのうせい)(すべ)(つど)い、淵源(えんげん)()となり 生誕(せいたん)する。
(あら)たに書物(しょもつ)(のこ)される その存在(そんざい)は、


破神(はじん)か、星の盟友(スターアライズ)か、それとも···!?


第3弾アップデートにおいて、Theアルティメットチョイスに「魂が飛び出る辛さ」よりもさらに上の最高難易度「魂が飛び出る辛さExtra」が実装された。
この難易度の最後では大幅強化された「真 破神エンデ・ニル」との対決となり、この組曲も全楽章が使用される。そして、組曲の最後には新規曲が追加された。

最終楽章:煌めき星

「真 破神エンデ・ニル」の第四形態であり「魂が飛び出る辛さExtra」のラストボスである「星誕ニル」との対決時に流れる。初めは第四楽章がそのまま流れるが、曲が一巡するといきなり主旋律がピアノに変化する。基本のフレーズは第四楽章と変わらないが、コーラスをバックに重く切ない旋律が響き渡る様はあまりのギャップに衝撃を受けるだろう。そしてこの曲の最大の特徴は1ループするまでの演奏時間が第四楽章を含めなんと6分超というとてつもない長さにある。ポーズを使用しない限りはほぼ間違いなく全てを聞く前に決着がついてしまう。ニルとの死闘を制した暁にはサウンドテストの227番を聞いてみよう。曲が次第にGBの音源となり、終盤の「GREEN GREENS」には心を揺さぶられるはずだ。


この(たたか)いを()え··· あの星羅(せいら)()え··· ニルは、ゆっくりと
(つぎ)時代(じだい)(あゆ)みだす。蹂躙(じゅうりん)する(すべ)しか ()らぬ(かれ)も、いつしか
(おだ)やかな春風(はるかぜ)(つつ)まれながら、彼方(かなた)楽園(らくえん)(まい)()り、(こころ)()る。

そこでは、じゆうにとぶ。ゴハンもたべる。おひるねもする。
ずっと むかしみた、あの ゆめも みるのかもしれない。そう……


ともと であう、あの ゆめを─!



なお、サウンドテストの114番の組曲は第一楽章から第四楽章のままである。
これはネタバレ防止を考慮したものだが、もし最終楽章まで流した場合空前絶後の10分超の演奏時間となることを考えると致し方のないところもあったのかもしれない。
そのためゲーム中シームレスで全楽章を聞けるのは「星誕ニル」との対決に至った時のみとなる。
プレイ中に聞く場合とサウンドテストで聞く場合、どちらも異なる感動を与えてくれるはずである。
星のカービィシリーズの集大成である『スターアライズ』のトリを飾るのにふさわしい超大作の曲と言っていいだろう。

過去ランキング順位

第12回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 16位(第一楽章~第四楽章)
第13回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 52位(最終楽章)
みんなで決める2018年の新曲ランキング 4位(最終楽章)、52位(第一楽章~第四楽章)

サウンドトラック

KIRBY STAR ALLIES THE ORIGINAl SOUNDTRACK(初回限定生産盤)


KIRBY STAR ALLIES THE ORIGINAl SOUNDTRACK(通常盤)


『星のカービィ スターアライズ オリジナルサウンドトラック』ダイジェストPV(ディスク4~6)

最終更新:2020年07月02日 19:39