BRAMBLES / Stickerbush Symphony (Bramble Blast) / とげとげタルめいろ
概要
「とげとげタルめいろ」を始めとする茨で覆われたステージで流れる曲。
淡々と繰り返すシロフォンや、サックスが奏でる寂寥感と透明感漂う音色に心惹かれるプレイヤーは数多い。
一方で該当ステージは難所だらけで、癒しを感じるメロディとは裏腹に、延々と聴かされ続けたみんなのトラウマとして刻まれる曲でもある。
ランキング最初期から上位にランクインし続けている曲であり、
みんなで決めるスーパーファミコンBGMベスト100では1位を獲得した。
MUSIC TESTでは"
BRAMBLES"と題されている。
北米で先行してリリースされたサウンドトラックでは"
Stickerbush Symphony (Bramble Blast)"と題されており、現在主流の呼称となっている。
一方国内版サウンドトラックでは「
とげとげタルめいろ」と題されており、『
大乱闘スマッシュブラザーズX』のアレンジなどではこちらが採用されている。
David Wise氏は
Computer and Video Gamesによるインタビューにて、もともとこの曲が、前作の「
Aquatic Ambiance」に次ぐ海中BGMを想定して手がけられたものだと語っている。
しかし、本作では海のステージは存在しなかったため、後に茨ステージにて採用されたとのこと。
また、同インタビューの中でWise氏は、この曲がファンから突出した人気を誇っている理由はよく分からないとしつつ、嬉しく思っているそう。
人気の理由について、「おそらく、使用されるコースの難易度が高く、ミスをして何度も聴くことになるため、プレイヤーの印象に残ったのではないか?」と推測している。
そもそも原曲からしてSFCとは思えない音色なのだが、GB移植である『
ドンキーコングランド』でも原曲の魅力を損なわない再現度を誇っている。
『
大乱闘スマッシュブラザーズX』ではなるけみちこ氏によるアレンジで「
とげとげタルめいろ」として収録。
こちらは原曲を大胆にアレンジした、勇壮で疾走感にあふれたスマブラらしい一曲となっている。
久しぶりにDavid Wise氏が楽曲制作に参加した『
ドンキーコング トロピカルフリーズ』では、この曲をアレンジしたものが「月夜の巨大魚!ロケットバレル」冒頭部のBGMとして流れている。
月夜の漁村が舞台のため、情景にそぐわしいメロウな雰囲気の編曲がなされている。
…しかし、このステージはロケットバレルステージであり、ステージ開始直後のロケットに乗るとおなじみのロケット専用曲が流れてしまう。
普通にプレイしているとそのままゴールまで一直線のため、立ち止まらない限り1ループも聞かずにクリアということも珍しくない。(隠し要素を見つけようとすると多少長く聴くことになるが)
またスタッフロールの中間からもこの曲のアレンジが流れる。こちらはサックスを用いたジャズテイストのアレンジとなっている。
『
ドンキーコング バナンザ』では過去作のコースを再現した2Dチャレンジコースの一つ「スーパー とげとげタル迷路」の曲「2Dチャレンジコース#2」としてアレンジされた。
今作のアレンジは原曲にかなり近い自然な雰囲気となっており、ステージの再現も相まって懐かしさを感じることができるだろう。
ちなみに、アドバンス版のMUSIC TESTで「Stickerb
rush(スティッカーブ
ラッシュ)~」とされるなど、よく間違えられる。
北米版サントラをベースとした曲名は「Stickerbush Symphony(スティッカーブッシュ・シンフォニー)」である。
(参考画像)
過去ランキング順位
スーパードンキーコング2 ディクシー&ディディー「Stickerbush Symphony」
大乱闘スマッシュブラザーズX「とげとげタルめいろ」
ドンキーコング トロピカルフリーズ「月夜の巨大魚」
サウンドトラック
Donkey Kong Country 2 Soundtrack
スーパードンキーコング2 ディクシー&ディディー オリジナル・サウンド・ヴァージョン
最終更新:2025年09月04日 11:10