現代4コマにおける考えの一つ。旧来4コマがコマごとに異なる表現や展開を配置しているところに着目し、同じ形の同じ存在が並んでいるだけのゴミクズは4コマとみなさず、全てのコマが異なる姿をみせている必要性を説く。
概要
旧来の4コマからなぜ大衆が4コマを4コマとして認識するのか、と考えてみると、全てのコマにおいて「異なる内容」が記載されていることが発見できる。旧来4コマで言うところの「起承転結」という理論はこれの最たる例で、これらは前のコマから何かが変化するので4コマと認識されている、ということなのだ。これに基づき、全てのコマには変化が必要だと説くのが個別主義である。無機質に変化のないコマの連続する作品は1コマと変わらないというわけだ。
カテゴライズ、塗り分け主義などは同じ色の物体複数個を一にまとめる考えが知られる。これは、内容が異なれば異なるコマ、内容が同じであれば同じコマというカウント法をとっている。これも個別主義の一形態といえるだろう。
一方、純粋4コマ主義などは4コマのマの字にも値しない、コマ界の底辺。不燃ごみに分別されて回収されるのがふさわしいだろう。
ゴミクズの例

正しい4コマの例

