トランプ(本名; トランプおうwz)は、現代4コマの制作者である。現代4コマを作る際には「んぷとら」という名義を主としている。
現四通信副編集長。
概要
作者が4コマって言ったから
——「どうみても5コマにしか見えない4コマが何故4コマなのか」という問いに対して
主にTwitterにおいて、いとととに追随する形で現代4コマに合流した作家の一人。トランプとは通称で、本来のハンドルネームは「トランプおうwz」。しかし、アカウント焼失後、アカウントの避難先を作り、んぷとらという名前を名乗った。結局、避難前のアカウントが一向に復旧しないので、現代4コマ用の名義を「んぷとら」と名乗ることにし、活動を活発化させていったという経緯がある。
現代4コマ提唱以前、抽象4コマ時代から関わっていたが、焼失のため、そうした初期作品や言論の多くは現存しない。「いとペディア」編集者の一人として、4コマやいととと作品の言語化も行なっており、そういった文章から試みの一端を見ることができる。
謎解き界隈からの参加の多い現代4コマであるが、別にそういった界隈人というわけでもない。しかし、多くの考察のための言語化に挑んだ初期の書き手の一人である。何か一つの概念に固執するのではなく、多くの概念を提唱し実験する一人であるが、一定の4コマ観は有しており、他作家との議論にも積極的であった。
作風
デザイン表現には一家言あり、グラフィカルな作品を作る能力を有するが、趣向としては画面表現よりはロジックに重点を置いた作品や、示唆に富む作品を好んでいる。
渋沢たつみは彼を「ドスケベ」「欲求不満を象徴している」などという形容で頻繁に言及している。一方、「彼こそが現代4コマの真髄を体現する唯一神、コッマー」とも述べている。
作品の例
シリーズ〈器〉
詳しくは当該単語記事も参照されたい。さまざまな既製品の「書体」で表現される器の意味性や造形に高い4コマ性を見出し、コンテクストとのセットである「ツイート」を現代4コマの作品として提示した連作であった。原画は現存しない。
対比4コマ
二つの4コマを横に並べ、対立させる表現手法。元々存在はしたが、彼は明確に定義を付けて定量化し、量産に成功した。
4独楽
玩具である独楽を四個並べて「4コマ」と称した作品。単なる言葉遊びに近いが、一方でそれがコマであるという事実は多くの「コマを捉える」行為よりも確実性を帯びている。4コマという言葉の脆弱性を指摘することに成功した作品の一つといえるだろう。
4コンマ
記号であるコンマを四個並べて「4コマ」と称した作品。やはり単なる言葉遊びのようだが、複雑な意味づけからそれを4コマの代替であると認めさせようとしている。
ソリティア
放課後
その他
論考
展示
メディア掲載
- 東京大学現代4コマ研究会「現代4コマ入門」
- フリーペーパー「現四通信」
- 東京大学現代4コマ研究会「4」
賞歴
- 2024年12月1日 - 「帰り道」 - 第4回朝までそれ4コマ 意欲作部門
- 2025年3月12日 - 「偽」 - 第1回間鞘ンの二万円争奪現代4コマ投稿祭 優秀賞
- 2025年5月7日 - 「マゾ豚シリーズ」 - 第1回空豆後夜祭 名ツッコミ部門
- 2025年8月10日 - 「詩」 - 第1回雀百一字賞 "優"
関連リンク
本記事文責:トランプ