笑い女(わら-おんな) - 幻想用語データベース @ ウィキ

笑い女／わらいおんな

　日本の高知県、愛媛県に見られる妖怪。
　高知県幡多郡橋上村、土佐郡土佐山村では、夜、深山にてげらげらと笑い声が聞こえるが姿は見せないという。
　高知県香我美町では、口が裂けて髪が背まである笑い女が土居城跡に現れた。これを退治した剣が祠に祀られているという。
　『異界万華鏡 高知編』「土佐化物絵本」では、樋口関太夫が遭遇した笑い男(わら-おとこ)のエピソードが笑い女として掲載されている。
　愛媛県南宇和郡では、笑い女から逃げて戸を閉めたが、笑い女の髪がツリになっており、戸をポンと叩いて穴を開けてきたという。

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別名

笑い女子(わら-おなご)(1)

参考文献

• 村上健司著『日本妖怪大事典』角川書店
• 村上健司著『妖怪事典』毎日新聞社
• 小松和彦監修『日本怪異妖怪大辞典』東京堂出版
• 善養寺ススム著/江戸人文研究会編『時代小説のお供に 絵でみる江戸の妖怪図巻』廣済堂出版