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蜮(わく)
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gensousyusyu
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蜮/わく
中国の『山海経』「大荒南経」にある怪虫。
蜮山にある蜮国の民がこれを射てとって食糧にしているという。蜮は鼈(すっぽん)に似ていて、砂を口に含んで人にかけ、それが当たった人は病死する。
後漢代の許慎『説文解字』では「鼈に似て足が3本あり、気を射て人を害する」、斑固『漢書』では「水辺に棲み、人を射るとされ、ひどい場合には死に至らしめる。水弩(すいど)もしくは南方では短弧と呼ぶ」、西晋代の張華『博物誌』巻3「異虫」では「江南の渓流に射工虫がおり、甲虫の類で長さ1,2寸で、口の中に弩型の器官があり、気で人を射る。命中すると瘡が出来、治療しなければ死んでしまう」、魯迅『古小説鉤沈』では「長さ3,4寸でヒキガエル、鸑鷟(がくさく、鴨に似た水鳥)、オシドリは蜮を食す」と書かれている。
蜮山にある蜮国の民がこれを射てとって食糧にしているという。蜮は鼈(すっぽん)に似ていて、砂を口に含んで人にかけ、それが当たった人は病死する。
後漢代の許慎『説文解字』では「鼈に似て足が3本あり、気を射て人を害する」、斑固『漢書』では「水辺に棲み、人を射るとされ、ひどい場合には死に至らしめる。水弩(すいど)もしくは南方では短弧と呼ぶ」、西晋代の張華『博物誌』巻3「異虫」では「江南の渓流に射工虫がおり、甲虫の類で長さ1,2寸で、口の中に弩型の器官があり、気で人を射る。命中すると瘡が出来、治療しなければ死んでしまう」、魯迅『古小説鉤沈』では「長さ3,4寸でヒキガエル、鸑鷟(がくさく、鴨に似た水鳥)、オシドリは蜮を食す」と書かれている。
別名
参考文献
- 袁珂著/鈴木博訳『中国神話伝説大事典』大修館書店