ロトパゴイ - 幻想用語データベース @ ウィキ

ロトパゴイ／Lotophages

　ギリシア神話に登場する伝説の民族。
　オデュッセウスがトロイからの帰途、マレア岬を周ったところで、ロトス(蓮)を食べる者たちが住む神話上の国に上陸した。一行は彼らに好意的に迎えられ、食べると一切を忘れてしまうロトスという果実を振舞われた(あるいは、ロトス(ナツメあるいは榎)の葉の間に生じる花とされることもある)。これを食べたオデュッセウスの従者である水兵たちは、至福の忘却のうちに果実を食べながら、あまりの美味にこの地に永久に留まりたいと願った。そのため、オデュッセウスは従者たちを力づくで船に引き戻した。

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別名

ロートパゴス

参考文献

• マイケル・グラント,ジョン・ヘイゼル著『ギリシア・ローマ神話事典』大修館書店
• ヒュギーヌス著/松田治,青山照男訳『ギリシャ神話集』講談社学術文庫
• フェルナン・コント著/蔵持不三也訳『ヴィジュアル版ラルース 世界の神々神話百科』原書房