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鹿娘(ろくじょう)
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gensousyusyu
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鹿娘/ろくじょう
中国の伝説にある、鹿から生まれた娘。
南北朝時代の任昉『述異記』巻下によれば梁代の話で、鹿が地面に娘を産み落とすのを見た韓文秀は、それを拾い育てた。成長に伴い普通の娘とは異なるようになり、ついに女冠(女性の道士)になった。梁の武帝は彼女のために道観を建て、鹿娘観と名付けた。その後、彼女が死ぬと棺に入れ武帝が祭りを行ったが、棺を開けると奇妙な香りがしただけで遺骸が無かった。尸解(魂だけが抜け出ること)をしたのだと思われ、棺は毗陵に葬られ、その地を貞山と命名したという。
南北朝時代の任昉『述異記』巻下によれば梁代の話で、鹿が地面に娘を産み落とすのを見た韓文秀は、それを拾い育てた。成長に伴い普通の娘とは異なるようになり、ついに女冠(女性の道士)になった。梁の武帝は彼女のために道観を建て、鹿娘観と名付けた。その後、彼女が死ぬと棺に入れ武帝が祭りを行ったが、棺を開けると奇妙な香りがしただけで遺骸が無かった。尸解(魂だけが抜け出ること)をしたのだと思われ、棺は毗陵に葬られ、その地を貞山と命名したという。
参考文献
- 袁珂著/鈴木博訳『中国神話伝説大事典』大修館書店