ジェンダー(性自認)の主要概念をテーマにした歌詞に、Winkのサウンドをフィーチャーしたプロンプトを融合させたAI(Suno)生成楽曲によるアルバム
※ PWLはWinkの輸入系ルーツジャンルの1つ
曲名一覧
ジェンダー(性自認)の主要概念
ジェンダー(性自認)とは、「自分自身をどの性別として認識しているか」という内面的な感覚のことです。これは出生時に割り当てられた性別や、「誰を好きになるか」を表す性的指向とは別の概念です。
性的指向が「恋愛・性愛の対象」を指すのに対し、性自認は「自分をどう認識しているか」を指します。
このページでは、シスジェンダー、トランスジェンダー、ノンバイナリーなど、代表的なジェンダー概念を簡単に紹介します。
性的指向が「恋愛・性愛の対象」を指すのに対し、性自認は「自分をどう認識しているか」を指します。
このページでは、シスジェンダー、トランスジェンダー、ノンバイナリーなど、代表的なジェンダー概念を簡単に紹介します。
シスジェンダー:
出生時に割り当てられた性別と、自認する性別が一致している人。
出生時に割り当てられた性別と、自認する性別が一致している人。
トランスジェンダー:
出生時に割り当てられた性別と、自認する性別が異なる人。
出生時に割り当てられた性別と、自認する性別が異なる人。
ノンバイナリー:
男性/女性の二分法だけでは表せない性自認の総称。
男性/女性の二分法だけでは表せない性自認の総称。
Xジェンダー:
男性・女性のどちらにも完全には当てはまらない性自認。日本語圏で使われることが多い。
男性・女性のどちらにも完全には当てはまらない性自認。日本語圏で使われることが多い。
ジェンダークィア:
既存の性別区分にとらわれない性自認や在り方。
既存の性別区分にとらわれない性自認や在り方。
アジェンダー:
自分に性別の感覚がない、または性自認を持たないと感じる人。
自分に性別の感覚がない、または性自認を持たないと感じる人。
ジェンダーフルイド:
性自認が固定されず、状況や時間によって変化する人。
性自認が固定されず、状況や時間によって変化する人。
ビジェンダー:
二つの性自認を持つ、または行き来すると感じる人。
二つの性自認を持つ、または行き来すると感じる人。
デミボーイ:
部分的に男性性を感じるが、完全に男性とは限らない性自認。
部分的に男性性を感じるが、完全に男性とは限らない性自認。
デミガール:
部分的に女性性を感じるが、完全に女性とは限らない性自認。
部分的に女性性を感じるが、完全に女性とは限らない性自認。
メインプロンプト
1980s Japanese new music female vocal pair, two distinct low-pitched slightly husky female voices singing in tight unison almost constantly, subtle differences in tone and timing creating artificial romantic tension, breathy mature femininity, restrained sensuality, elegant city-pop melancholy, glossy analog synths, crisp LinnDrum grooves, dreamy chorus reverb, polished late-80s TV-pop atmosphere, emotionally distant yet intimate, smooth basslines, sophisticated urban nostalgia
歌詞一覧
シスジェンダー「クリーム色の道路地図」
日曜午後のスーパーには
家族連れのカートの音
クリーム色のワゴン車が
ゆっくり坂を下ってゆく
家族連れのカートの音
クリーム色のワゴン車が
ゆっくり坂を下ってゆく
制服の名札みたいに
疑わず受け取ったもの
それを幸福と呼ぶことに
誰も迷わなかった
疑わず受け取ったもの
それを幸福と呼ぶことに
誰も迷わなかった
FMラジオの天気予報
穏やかな声で流れる
特別じゃない毎日を
少しだけ好きになれた
穏やかな声で流れる
特別じゃない毎日を
少しだけ好きになれた
郊外線の窓越しに
春の光が流れてく
決められていた景色でも
不思議と安心できた
春の光が流れてく
決められていた景色でも
不思議と安心できた
名前を呼ばれるたび
自然に振り向きながら
ぼくらは既定の街で
静かに歳を重ねてく
自然に振り向きながら
ぼくらは既定の街で
静かに歳を重ねてく
夕暮れ前のガソリンスタンド
オレンジ色の反射光
同じ制服を着たままで
今日も街へ溶けてゆく
オレンジ色の反射光
同じ制服を着たままで
今日も街へ溶けてゆく
特別な痛みもなく
季節だけが変わってく
その穏やかな速度を
今も少し覚えてる
季節だけが変わってく
その穏やかな速度を
今も少し覚えてる
誰かになりたいなんて
考えたこともなかった
それがきっと幸福だと
みんな信じていたから
考えたこともなかった
それがきっと幸福だと
みんな信じていたから
夜になる国道沿い
コンビニの灯りが滲む
与えられた輪郭でも
ここまで歩いてこれた
コンビニの灯りが滲む
与えられた輪郭でも
ここまで歩いてこれた
クリーム色の記憶が
静かな街に残ってる
ぼくらは普通のままで
明日へ続いてゆく
静かな街に残ってる
ぼくらは普通のままで
明日へ続いてゆく
トランスジェンダー「始発前の鏡」
始発前のパウダールーム
鏡だけが起きている
昔の名前を外すたび
胸の奥が軽くなる
鏡だけが起きている
昔の名前を外すたび
胸の奥が軽くなる
美容室の白いケープが
肩先を包み込んでる
選びなおした声だけが
まだ少し震えていた
肩先を包み込んでる
選びなおした声だけが
まだ少し震えていた
間違われるたびに
笑ってやり過ごしてた
ほんとうの横顔だけ
朝焼けを待ち続ける
笑ってやり過ごしてた
ほんとうの横顔だけ
朝焼けを待ち続ける
新しいヒールの音で
駅の階段を降りてく
遅すぎたわけじゃなく
今やっと歩き出せる
駅の階段を降りてく
遅すぎたわけじゃなく
今やっと歩き出せる
愛されたいより先に
正しく触れてほしかった
透明だった輪郭が
ゆっくり熱を持ち始める
正しく触れてほしかった
透明だった輪郭が
ゆっくり熱を持ち始める
改札前のガラスには
知らない顔が映ってる
でもその違和感よりも
少し自由になっていた
知らない顔が映ってる
でもその違和感よりも
少し自由になっていた
コートの袖を整えて
始発電車へ乗り込む
朝へ向かう窓の色が
静かに変わり始める
始発電車へ乗り込む
朝へ向かう窓の色が
静かに変わり始める
「変わったね」と誰かが
遠くから笑っていた
変わったんじゃなくて
ようやく近づいただけ
遠くから笑っていた
変わったんじゃなくて
ようやく近づいただけ
夜明け前のホームには
淡いブルーが残ってる
消えそうだった呼吸を
朝の光が包み込む
淡いブルーが残ってる
消えそうだった呼吸を
朝の光が包み込む
選びなおした名前で
今日を生きていけるなら
始発前の鏡にも
もう目を逸らさなくていい
今日を生きていけるなら
始発前の鏡にも
もう目を逸らさなくていい
ノンバイナリー「ロビーの気圧」
空港ロビーの長椅子で
紙コップの湯気を見てた
発着案内の文字だけが
静かに色を変えてゆく
紙コップの湯気を見てた
発着案内の文字だけが
静かに色を変えてゆく
グレーの制服のままで
境界線を通り過ぎる
どちら側にも寄らない
無風の午後が好きだった
境界線を通り過ぎる
どちら側にも寄らない
無風の午後が好きだった
決めなくてもいいことを
世界は急かし続ける
ぼくらは途中のまま
雲の高さを見上げてる
世界は急かし続ける
ぼくらは途中のまま
雲の高さを見上げてる
巨大な窓の向こうで
飛行機雲が消えてゆく
名前を急がないまま
ここに居られる気がした
飛行機雲が消えてゆく
名前を急がないまま
ここに居られる気がした
ラウンジに流れる曲
誰のものでもない声
曖昧な体温だけ
静かに残っていた
誰のものでもない声
曖昧な体温だけ
静かに残っていた
自動ドアの開閉音
白い床へ反射してる
所属しない感覚を
鞄の奥に隠したまま
白い床へ反射してる
所属しない感覚を
鞄の奥に隠したまま
天気予報のアイコンは
今日も曇りを示してる
晴れでも雨でもない
その途中に立っていたい
今日も曇りを示してる
晴れでも雨でもない
その途中に立っていたい
「どっちなの」と聞かれて
少しだけ困っていた
答えを持たない夜も
嫌いじゃないと思えた
少しだけ困っていた
答えを持たない夜も
嫌いじゃないと思えた
最終便のアナウンス
ロビーに淡く滲んでる
決められない心ごと
夜の空港へ溶けてく
ロビーに淡く滲んでる
決められない心ごと
夜の空港へ溶けてく
どこにも属さなくても
呼吸だけは続いてる
巨大な窓の向こうへ
静かな雲が流れてく
呼吸だけは続いてる
巨大な窓の向こうへ
静かな雲が流れてく
Xジェンダー「分類欄の余白」
区役所前の自販機で
ぬるい缶コーヒーを飲む
記入途中の申請書が
膝の上で折れ曲がった
ぬるい缶コーヒーを飲む
記入途中の申請書が
膝の上で折れ曲がった
漢字ばかり並ぶ欄に
性別だけ空白がある
「その他」の文字だけが
やけに白く見えていた
性別だけ空白がある
「その他」の文字だけが
やけに白く見えていた
説明できない感覚を
日本語だけが知っている
曖昧という余白へ
静かに指を滑らせた
日本語だけが知っている
曖昧という余白へ
静かに指を滑らせた
分類欄の片隅で
ぼくは今日も黙ってる
どこにも入らないまま
確かに存在している
ぼくは今日も黙ってる
どこにも入らないまま
確かに存在している
押し込められた文字より
もっと柔らかな感覚
蛍光灯の白さだけ
夜まで残り続ける
もっと柔らかな感覚
蛍光灯の白さだけ
夜まで残り続ける
番号札のアナウンスが
乾いた声で響いてる
誰かの基準に合わせて
生きることに疲れてた
乾いた声で響いてる
誰かの基準に合わせて
生きることに疲れてた
判子を押す音だけが
静かに部屋へ広がる
未分類のままの呼吸を
胸の奥で抱きしめる
静かに部屋へ広がる
未分類のままの呼吸を
胸の奥で抱きしめる
「普通はどっちなの?」
職員が少し困ってる
ぼくは笑って頷くだけ
うまく説明できなくて
職員が少し困ってる
ぼくは笑って頷くだけ
うまく説明できなくて
夕暮れ前の窓口に
西日だけが差し込んでる
言葉にならない感覚が
書類の外へ溢れてく
西日だけが差し込んでる
言葉にならない感覚が
書類の外へ溢れてく
分類できないままで
今日を生きていけるなら
空白のままの欄にも
少し意味が残っている
今日を生きていけるなら
空白のままの欄にも
少し意味が残っている
ジェンダークィア「ネオン反転区域」
原宿裏のクラブでは
赤と緑が混線してる
ラメのジャケット羽織って
境界線を笑い飛ばした
赤と緑が混線してる
ラメのジャケット羽織って
境界線を笑い飛ばした
濃すぎるアイラインさえ
今夜だけは武器になる
退屈な常識より
フロアの熱を信じてる
今夜だけは武器になる
退屈な常識より
フロアの熱を信じてる
「らしくして」と言われるたび
音量だけ上げてゆく
ぼくらはノイズみたいに
街の輪郭を歪ませる
音量だけ上げてゆく
ぼくらはノイズみたいに
街の輪郭を歪ませる
反転したネオンの下
好きな色で踊ってる
男らしさ 女らしさ
全部レーザーで焼き切る
好きな色で踊ってる
男らしさ 女らしさ
全部レーザーで焼き切る
挑発的なステップで
真夜中を塗り替えてく
スピーカーの低音だけ
身体中に残っている
真夜中を塗り替えてく
スピーカーの低音だけ
身体中に残っている
割れたミラーボールには
無数の顔が反射する
誰かに似せるよりも
奇妙なままでいたかった
無数の顔が反射する
誰かに似せるよりも
奇妙なままでいたかった
地下フロアの熱気だけ
肌の上に滲んでる
名前より先に身体が
リズムへ溶けてゆく
肌の上に滲んでる
名前より先に身体が
リズムへ溶けてゆく
「普通になれば」と
誰かが軽く笑ってる
その普通の輪郭だけ
どうしても窮屈だった
誰かが軽く笑ってる
その普通の輪郭だけ
どうしても窮屈だった
始発前の大通り
ネオンが少し滲んでる
ぼくらは自由のまま
最後まで踊り続ける
ネオンが少し滲んでる
ぼくらは自由のまま
最後まで踊り続ける
決められた姿より
もっと眩しい衝動で
反転する都市の中
好きな色で生きてゆく
もっと眩しい衝動で
反転する都市の中
好きな色で生きてゆく
アジェンダー「家電売場の白色灯」
家電売場のテレビだけ
無音のまま光っている
掃除機のデモ映像が
永遠みたいに繰り返す
無音のまま光っている
掃除機のデモ映像が
永遠みたいに繰り返す
冷蔵庫のモーター音
電子レンジの待機ランプ
生活だけ積み上がって
身体の境目が薄れてく
電子レンジの待機ランプ
生活だけ積み上がって
身体の境目が薄れてく
「あなたは何なの?」って
店内放送みたいに遠い
答えを探すより先に
白い光へ溶けてゆく
店内放送みたいに遠い
答えを探すより先に
白い光へ溶けてゆく
二十四時間営業の
空気の中を漂ってる
意味を持たない存在が
静かに棚へ並んでる
空気の中を漂ってる
意味を持たない存在が
静かに棚へ並んでる
名前の札を外しても
別に何も変わらない
白色LEDだけ
夜まで点き続けてる
別に何も変わらない
白色LEDだけ
夜まで点き続けてる
加湿器の細い蒸気が
ゆっくり天井へ消えてく
誰かになる必要さえ
今日は少し遠く感じた
ゆっくり天井へ消えてく
誰かになる必要さえ
今日は少し遠く感じた
値札だけが整然と
規則正しく揺れている
その無機質な静けさが
妙に心地よかった
規則正しく揺れている
その無機質な静けさが
妙に心地よかった
「どちらでもないなら
何かではあるでしょう?」
その問いだけ店内で
何度も反響していた
何かではあるでしょう?」
その問いだけ店内で
何度も反響していた
閉店前のエスカレーター
白い床が流れてゆく
輪郭を持たないまま
ここに居てもいい気がした
白い床が流れてゆく
輪郭を持たないまま
ここに居てもいい気がした
意味にならない呼吸が
静かに胸を通過する
家電売場の夜だけが
ぼくを否定しなかった
静かに胸を通過する
家電売場の夜だけが
ぼくを否定しなかった
ジェンダーフルイド「潮位グラフ」
海沿いの防波堤には
夜の湿度が残ってる
昨日似合った口紅が
今日は少し遠く見える
夜の湿度が残ってる
昨日似合った口紅が
今日は少し遠く見える
満月に引かれるみたいに
気分の波が揺れていた
一定じゃない輪郭を
潮風だけが知っている
気分の波が揺れていた
一定じゃない輪郭を
潮風だけが知っている
変わり続ける感覚を
気まぐれと呼ばれても
月の速度に合わせて
身体は静かに満ちてく
気まぐれと呼ばれても
月の速度に合わせて
身体は静かに満ちてく
潮位グラフの線みたいに
ぼくらは形を変えてく
固定された名前より
流れている方が近い
ぼくらは形を変えてく
固定された名前より
流れている方が近い
朝と夜の境目で
何度も姿を塗り替える
水面に滲む街灯が
揺れるたび少し綺麗
何度も姿を塗り替える
水面に滲む街灯が
揺れるたび少し綺麗
水族館の青い廊下
クラゲだけが漂ってる
男でも女でもない
透明な動きに見惚れた
クラゲだけが漂ってる
男でも女でもない
透明な動きに見惚れた
濡れたスニーカーのまま
終電近い道を歩く
季節みたいに変わること
もう隠さなくてよかった
終電近い道を歩く
季節みたいに変わること
もう隠さなくてよかった
「昨日と違うね」と
笑われても構わない
海は毎日形を
変えながら続いている
笑われても構わない
海は毎日形を
変えながら続いている
夜明け前の波打ち際
薄いブルーが広がってる
揺れ続ける輪郭ごと
朝へ流れてゆけばいい
薄いブルーが広がってる
揺れ続ける輪郭ごと
朝へ流れてゆけばいい
満ち引きを繰り返す
この身体のリズムだけ
潮位グラフの線みたいに
静かに生き続けてる
この身体のリズムだけ
潮位グラフの線みたいに
静かに生き続けてる
ビジェンダー「二重露光フィルム」
古い写真のネガには
二つの影が重なってる
右向きの笑い方と
左向きの沈黙がある
二つの影が重なってる
右向きの笑い方と
左向きの沈黙がある
鏡台に並べたままの
二種類の香水瓶
片方だけ選ぶたび
もう片方が眠れなくなる
二種類の香水瓶
片方だけ選ぶたび
もう片方が眠れなくなる
矛盾しているんじゃなく
重なり合って存在する
二枚のフィルム越しに
違う光を見ていた
重なり合って存在する
二枚のフィルム越しに
違う光を見ていた
二重露光の夜景には
別々の色が滲んでる
消し合うためじゃなくて
重なるためここにいる
別々の色が滲んでる
消し合うためじゃなくて
重なるためここにいる
一つじゃ足りない温度を
両手の中で抱えてる
シャッター音の向こう側
もう一人のぼくがいる
両手の中で抱えてる
シャッター音の向こう側
もう一人のぼくがいる
喫茶店のガラス窓に
二つの姿が映ってる
低い声で笑う午後と
柔らかな指先の夜
二つの姿が映ってる
低い声で笑う午後と
柔らかな指先の夜
白黒写真みたいな
静かな時間が流れる
分けられない感情だけ
胸の中で現像される
静かな時間が流れる
分けられない感情だけ
胸の中で現像される
「結局どっちなの?」と
誰かが首を傾げてる
どちらかじゃないからこそ
見える景色もあるのに
誰かが首を傾げてる
どちらかじゃないからこそ
見える景色もあるのに
現像液の匂いだけ
暗室の中に残ってる
二つの輪郭を連れて
ぼくらは朝へ歩き出す
暗室の中に残ってる
二つの輪郭を連れて
ぼくらは朝へ歩き出す
重なり続ける光を
無理に切り離さないで
二重露光の心で
今日という街を写してる
無理に切り離さないで
二重露光の心で
今日という街を写してる
デミボーイ「AM3:40」
深夜三時の自販機で
冷めた缶コーヒーを開ける
青いシャツの袖口に
煙草の匂いが残ってた
冷めた缶コーヒーを開ける
青いシャツの袖口に
煙草の匂いが残ってた
「男の子でしょ」と言う声
遠くラジオみたいに響く
全部違うわけじゃない
でも少しだけ距離がある
遠くラジオみたいに響く
全部違うわけじゃない
でも少しだけ距離がある
高架下を走るタクシー
オレンジ色に滲んでる
言葉にできない半分を
夜風だけが知っていた
オレンジ色に滲んでる
言葉にできない半分を
夜風だけが知っていた
AM3:40の街で
低いノイズを聴いている
強くなりきれないまま
静かに息を続けてる
低いノイズを聴いている
強くなりきれないまま
静かに息を続けてる
曖昧な輪郭でも
確かに熱を持っている
深夜ラジオの声だけ
ぼくを置いていかなかった
確かに熱を持っている
深夜ラジオの声だけ
ぼくを置いていかなかった
古いレコードショップには
擦れたポスターが残ってる
少し掠れた歌声に
自分を重ねてしまった
擦れたポスターが残ってる
少し掠れた歌声に
自分を重ねてしまった
自動販売機の明かりが
濡れたアスファルトを照らす
はっきりしない感情も
今夜は隠さなくていい
濡れたアスファルトを照らす
はっきりしない感情も
今夜は隠さなくていい
「もっと男らしく」って
誰かが軽く笑ってる
その言葉のサイズだけ
どうしても合わなかった
誰かが軽く笑ってる
その言葉のサイズだけ
どうしても合わなかった
始発前の交差点
薄いブルーが滲んでる
未完成のままの声で
ぼくは朝へ歩き出す
薄いブルーが滲んでる
未完成のままの声で
ぼくは朝へ歩き出す
半分だけ残ってる
少年みたいな感覚を
AM3:40の空へ
静かに浮かべながら
少年みたいな感覚を
AM3:40の空へ
静かに浮かべながら
デミガール「ライラック体温」
コスメ売場の鏡には
薄紫の光が揺れる
可愛いだけの言葉には
少し息苦しくなる
薄紫の光が揺れる
可愛いだけの言葉には
少し息苦しくなる
香水売場を通るたび
甘い匂いが残ってる
似合う服と本当の声
時々違う方向を見る
甘い匂いが残ってる
似合う服と本当の声
時々違う方向を見る
午後四時のカフェラテが
白くテーブルに冷えてる
少女という輪郭から
少しだけ離れていたい
白くテーブルに冷えてる
少女という輪郭から
少しだけ離れていたい
ライラック色の街で
淡い体温を抱えてる
完全じゃない横顔も
きっと綺麗だと思えた
淡い体温を抱えてる
完全じゃない横顔も
きっと綺麗だと思えた
フェミニンな仕草より
もっと静かな感覚で
曇ったガラス越しに
春の光を見つめてる
もっと静かな感覚で
曇ったガラス越しに
春の光を見つめてる
文房具店の片隅で
透明なペンを選んでた
柔らかな色彩だけ
今日の気分に近かった
透明なペンを選んでた
柔らかな色彩だけ
今日の気分に近かった
午後の風に揺れている
長いスカートの裾先
「女の子らしさ」より
曖昧なままでいたかった
長いスカートの裾先
「女の子らしさ」より
曖昧なままでいたかった
「可愛いね」と誰かが
無邪気に笑いかけてる
その響きは嫌いじゃない
でも少しだけ違ってた
無邪気に笑いかけてる
その響きは嫌いじゃない
でも少しだけ違ってた
夕暮れ前の歩道橋
薄桃色が滲んでる
不完全な輪郭でも
今日を好きでいられたら
薄桃色が滲んでる
不完全な輪郭でも
今日を好きでいられたら
ライラックの残り香が
静かに夜へ溶けてゆく
淡いままの体温で
わたしは春を歩いてる
静かに夜へ溶けてゆく
淡いままの体温で
わたしは春を歩いてる
PWL・夜更けのFM
午前二時の自動ドア
雨の匂いだけ残して
あなたの影が消えたあと
街は急にガラスになる
雨の匂いだけ残して
あなたの影が消えたあと
街は急にガラスになる
見慣れていたショーウィンドウ
誰かの恋を映してる
似たような服を着ながら
違う孤独を抱いてる
誰かの恋を映してる
似たような服を着ながら
違う孤独を抱いてる
好きと言えば
壊れてしまう気がして
微笑みだけ
綺麗に練習していた
壊れてしまう気がして
微笑みだけ
綺麗に練習していた
夜更けのシグナル
青いままで揺れてる
帰れないまま
心だけ通過して
青いままで揺れてる
帰れないまま
心だけ通過して
あなたの名前を
口にしない優しさで
ネオンの海に
静かに沈んでゆく
口にしない優しさで
ネオンの海に
静かに沈んでゆく
FMから流れる声
古い天気予報みたい
明日のことを話しても
未来は少し遠かった
古い天気予報みたい
明日のことを話しても
未来は少し遠かった
透明なエレベーター
都会を縦に横切って
触れそうで触れられない
光だけが増えてゆく
都会を縦に横切って
触れそうで触れられない
光だけが増えてゆく
「寂しいね」と
先に言ったほうが負けね
そんなルール
誰が決めたんだろう
先に言ったほうが負けね
そんなルール
誰が決めたんだろう
夜明けの手前で
街は白く滲んでる
さよならさえ
綺麗に反射して
街は白く滲んでる
さよならさえ
綺麗に反射して
愛しているより
もっと曖昧な言葉で
あなたをずっと
忘れないふりをした
もっと曖昧な言葉で
あなたをずっと
忘れないふりをした