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日誌 ロールシャッハ記 20XX年 XX月 XX日

先日、一人の少女が死んだ。

このふざけた催し物の参加者として呼び出された子供と、それに呼び出された剣兵の名を冠するサーヴァントだ。
この腐りきった街に蔓延るゴミ共の掃除をしている時に、偶々出会っただけの存在だった。
巻き込まれただけという少女を守る為に立ちはだかったサーヴァントに「あまり目立ちすぎるな」と忠告はしておいたが、それは無駄だったらしい。

数日後"ガス爆発事故"が起きた。
爆発が起きたにしてはヤケに小綺麗な現場で、ホームレスとは明らかに体格の異なる、それこそ幼少の子供としかいえないサイズの焼死体を見た。
それから、あの子供とサーヴァントの行方は一行に掴めない。
つまりはそういう事だったのだろう。

どこかで、犬の鳴く声が聞こえた気がした。
母さんと呟く声は、聞こえなかった。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

あのガキどもに会ったのは、そんなに昔の話じゃない。
この聖杯戦争が始まっても、結局俺のやることは変わらない。そんな中で、偶々出会ったのがあいつらだった。

まずあいつらに対して思ったのは"危なっかしい"という事だ。
正義感だけが暴走して、手当たり次第に悪党どもを潰して回っている。しかも同業の俺よりも頻繁に名があがるくらいまでにだ。
「お前達は派手にやりすぎだ、ヤバイのに目をつけられないよう少しは慎重に動け」と忠告をくれてやったが、それも無駄に終わったらしい。

新興の犯罪組織とガキどもが接触し、そのボスが動いたという話を聞いた。
そのボスの正体を知ろうとーー別に他意なんかねえーー港に向かったが、もう何もかもが終わった後だった。
何かが焦げる臭いと破壊の跡、所々に飛び散る赤い飛沫の中に転がっていたのは、首から上が泣き別れになったガキの体。
馬鹿が、人の忠告を聞かねえからだ。中途半端な正義感の持ち主なんざ容赦なく食い殺されるのがこの街の摂理だってのに。

――酷いジョークさ、ブルーシィ。
あの時のあんたみたいに俺も間に合わなかったって訳だ。
だけど、あんたと違う事が一つある。
俺は、ちゃんと殺せるからな。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

私が元々いたところに比べて、この街はとっても物騒だ。

毎晩鳴り響くパトカーのサイレン。
メディアを騒がす連続殺人犯。

だけど、どこか他人事の様に捉えていた。
港で殺人事件が起こったとか、爆発事故があったとか話は聞いたけど、あたしの周りは"まだ"日常を保っていた。
それは多分、あたしの身近なところでそういった事が奇跡的にも起こらなかったから。

バスターと話をした。
今起こっている事件はサーヴァントのせいじゃないのかって。
バスターはわからないって言った。
それだけこの街が物騒って事なんだろうけど。

どうしようかと考える。
私は帰りたい、誰も殺さず、殺されずに。
でもそんな方法なんてすぐ思いつく訳ないし、バスターだってそれは一緒。

誰か、私と同じ巻き込まれた人を探そうかと思ったけど、こんな事件を起こす人が聖杯戦争の参加者だったら、私たちの話なんて聞いてくれるなんてとてもじゃないけど思えない。
結局、私に出来る事なんていつも通りの日常を送るだけだった。
ため息をつきながらトボトボと街を歩く。

視界の隅にマスクを被ったコートの男が映った

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

睨みあうのは赤と白のマスク。
対峙するのは暗殺者の名を関する二人の忍者。
転がっているのは悪党だったもの。

レッドフードは昨今勢力を増した東洋人が牛耳る組織を。
ロールシャッハは台頭を始めたネオナチの組織を。
同盟を結んだ両組織を追っている者同士、邂逅を果たすのは時間の問題と言えた。

末端の人間から情報を聞き出していたレッドフードと、その男の所在を割り出し、向かっていたロールシャッハが居合わせた瞬間。
二人の忍びが影から抜け出す様に現れ、切り結ぶ。
ぶつかり合った刃が火花を散らし、互いが互いに飛び退る。

レッドフードがオートマチックの拳銃を、ロールシャッハがワイヤーガンをお互いに向け合う。
緊張が空間を支配していた。

「よぉマスクマン、悪いがこいつは話し疲れてお寝んねしちまったんだ。日を改めて出直してくれや」
「……ならお前から聞き出せばいい。簡単な話だ」
「生憎と小汚いおっさんと話す趣味はねぇ、余所を当たってくんな」

一触即発の空気が流れる。
チャキ、とシルバーカラスがウバステを腰だめに構える。
チップがブレードへと気を纏わらせ始める。
互いに闘気を限界まで充填させた。
その時だった。
上空から一筋の光が落ちた。

「ちょぉぉぉぉぉぉぉっっっっと待ったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

怒声と轟音、そして巻き起こる砂埃
何事かと、二人の覆面の男と、二人の忍びがそちらを向く。

砂埃が晴れる。
雄々しいまでの仁王立ち。
風にたなびく純白のマフラー。
力強く組まれた両の腕。
きらりと光るゴーグルの奥には強い意志を湛えた瞳。
そしてぴょこんと跳ねた一房の髪の毛。

「この喧嘩! 理由は知りませんがこのバスターが預かります!」

そう高らかに、宣言した闖入者に全員が全員、言葉を失った。

(や、やっちゃった~!)

物陰から状況を伺いながら、李衣菜は一人頭を抱える。
まったくの偶然に見かけた不審者を訝しんで追いかけた先で見てしまったサーヴァントとサーヴァントのぶつかり合い。
明らかに一般人には見えない危険人物二人に対し、李衣菜の危機意識は逃走を訴えた。
だが、その一方で思ってしまった。
ここで逃げてどうなると。
逃げた先で待っているのはただ日常生活を送るだけの自分。
何もわからず、何も進まず、ただいつ死ぬかもしれない恐怖に怯えるだけの日々。

だからこそ、賭けに出た。
どちらか片方だけでもいい。
せめてこちらの話を聞いて欲しいと。
脱出する方法を探すのを協力して欲しいと。

だからこそ、今にも戦いが起こりそうな状況へ、バスターにお願いして無理やり介入してもらった。
ドクンドクンと心臓が鳴る。
まるで、初めてのライブの前の時のように緊張する。
ギュっと手を握る。
あの時は一緒に曲を作り上げてくれた相棒がいた。
今はいない、が、共に戦ってくれると誓ってくれたサーヴァントがいる。
一歩踏み出す

ここから先は彼女の舞台。
多田李衣菜の聖杯戦争が幕を開ける。


【DOWNTOWN EAST PARK SIDE/1日目 午前】

【多田李衣菜@アイドルマスターシンデレラガールズ】
[状態]魔力消費(小)
[令呪]残り3画
[装備]なし
[道具]なし
[所持金]4千円程度
[思考・状況]
基本:帰りたい。
1.目の前の人たち(ロールシャッハ・シルバーカラス・レッドフード・チップ=ザナフ)に事情を話して協力してもらう
[備考]
※アサシン(チップ=ザナフ、シルバーカラス)の外見を確認しました

【ノノ@トップをねらえ2!】
[状態]魔力消費(小)
[装備]なし
[道具]なし
[思考・状況]
基本:マスターが帰りたいらしいので、手伝う
1.争いを止めてマスターの話を聞いてもらう。
2.いざというときはマスターを連れて撤退する。
[備考]
※アサシン(チップ=ザナフ、シルバーカラス)の外見を確認しました

【ロールシャッハ@ウォッチメン】
[状態]魔力消費(小)
[令呪]残り3画
[装備]ワイヤーガン
[道具]ベイクドビーンズの缶詰、角砂糖
[所持金]5千円程度
[思考・状況]
基本:誰が何と言おうと、聖杯を破壊する。悪党は殺す
1.乱入者(ノノ)と赤い覆面の男(レッドフード)に対処する
2.ネオナチの組織を潰す。
3.ヤモト・コキについては見つけ次第罰する。
[備考]
※アサシン(チップ=ザナフ)バスター(ノノ)の外見を確認しました

【シルバーカラス@ニンジャスレイヤー】
[状態]魔力消費(小)
[装備]ウバステ
[道具]なし
[思考・状況]
基本:マスターに従う
1.乱入者(ノノ)と白髪の男(チップ)に対処する
2.ヤモト・コキについては……
[備考]
※アサシン(チップ=ザナフ)バスター(ノノ)の外見を確認しました

【レッドフード@ウォッチメン】
[状態]魔力消費(小)
[令呪]残り3画
[装備]オートマチックの拳銃、片刃の小型ナイフ
[道具]なし
[所持金]5千円程度
[思考・状況]
基本:聖杯にジョーカー殺害を願う。悪党は殺す
1.乱入者(ノノ)と白い覆面の男(ロールシャッハ)に対処する
2.新興の犯罪組織(志々雄)を潰す。
[備考]
※アサシン(シルバーカラス)バスター(ノノ)の外見を確認しました

チップ=ザナフ@GUILTY GEARシリーズ】
[状態]魔力消費(小)
[装備]ウバステ
[道具]なし
[思考・状況]
基本:マスターに従う
1.乱入者(ノノ)とフードの男(シルバーカラス)に対処する
[備考]
※アサシン(シルバーカラス)バスター(ノノ)の外見を確認しました



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000:Lights,Camera,Action! ロールシャッハ 016:Hooded Justice
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000:Lights,Camera,Action! レッドフード 016:Hooded Justice
アサシン(チップ=ザナフ)
000:Lights,Camera,Action! 多田李衣菜 016:Hooded Justice
バスター(ノノ)

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最終更新:2015年08月31日 21:13