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○○「ねえ。この頃、玲太くんに絡みに行ってない?」
氷室「何その表現。絡んでるつもりはないけど?」
○○「そっか。でも最近、仲良いよね?」
氷室「仲が良い、っていう表現が妥当なのかは別としてはして……。リョータ先輩は、あの容姿でなんでもできるし、人気もあって人当たりもいいし……。純粋にすごいな、って思ってた。」
○○「……過去形?」
氷室「最近よく話ようになってから、イメージ変わった。この人も、いろいろ気苦労絶えないんだな、って同情することが増えたし。」
○○「そうなんだ?」
氷室「君がそんな感じだし。」
○○「え、わたし?」
氷室「ま、見てて面白いしこの関係が続くのもいいかな。」
○○(……面白がってる?でもやっぱり、なんだかんだ仲良いよね、氷室くんと玲太くん)
○○「最近、颯砂くんとよく話しているね。」
氷室「話すっていうか、あっちが絡んでくるだけ。兄貴風吹かせてきて、迷惑。1つしか違わないのに。」
○○「頼れるお兄さんって感じでは?」
氷室「それはない。けど、きっと頭の良い人なんだろうね。」
○○「氷室くんが言うなら、間違いないね。」
氷室「あれだけいつも陸上のこと考えてるのに。周りとの関係も上手く築けてる。何かに真剣に打ち込むと。周りと距離や溝ができがちなのにさ。」
○○「氷室くん……」
氷室「その上、結果も残してるんだから認めざるをえないよね。でも、この僕にデカスロンを勧めてくるあたりはやっぱりナンセンス。」
○○(氷室くんなりに颯砂くんのこと認めているんだよね)
○○「最近、氷室くんの周り、にぎやかだよね。」
氷室「ホント、迷惑。リョータ先輩もノゾム先輩もうるさすぎ。……特に君が絡むと余計。」
○○「えっ?」
氷室「まあ、悪いのは君じゃなくて、あの二人。なんだかんだで僕もリョータ先輩とノゾム先輩のペーすに巻き込まれるし……僕も僕で、以前みたいにキッパリと断れなくなってきたとこもあるけど……はあ……らしくない……」
○○(氷室くんなりに、今の状況に満足してるってことかな?)
○○「ね、氷室くん。玲太くんやさっさくんと普段、どんな話してるの?」
氷室「別に。普通の話。」
○○「普通の話って?」
氷室「掘り下げないでくれない?」
○○「……言いにくい話だった?」
氷室「べつに?ノゾム先輩が他愛ない話を振って、リョータ先輩がそれを軽くいなしてる感じ。で、僕がそんなリョータ先輩をつつく、と。」
○○「えっ、なんで?」
氷室「飄々としてる顔がムカつくから。」
○○「………」
氷室「ーーま、他にも話してることはあるけど、そっちは言えない。」
○○「え?」
氷室「男同士の話だから。以上。」
○○(男同士の話……ちょっと……いや、かなり気になる)
○○「わたしって、氷室くんたちの中で浮いてるかな?」
氷室「なんで?」
○○「だって……ひとりだけ女の子だし。」
氷室「性別で区別するのってナンセンス。もちろん、男同士dからできる話もあるけど。そんなの、男女関係なく個人間でもあるだろ。僕と君の間でしかしない話だってあるんだし。」
○○「そうかな……」
氷室「そう。現状、仲良くやれてるなら、それでいいし。何か問題ある?」
○○「ううん、ないよ。」
氷室「なら、余計なことは考えないで。」
○○「うん、ありがとう。」
氷室「べつに。事実、言っただけだし。」
○○(氷室くんのこういうとこに、救われるかも。)
○○「氷室くんと玲太くんと颯砂くん、それから、わたし……これからもずっと仲良くやっていけるよね?」
氷室「急にどうしたの?」
○○「なんとなく考えちゃって。」
氷室「ふうん……さあね。そんなのわかるわけないだろ。」
○○「そっか……。」
氷室「けど、ずっとこの関係が続くとは思えないな。」
○○「そんな……。」
氷室「リョータ先輩って僕たちよりも大事なもの持ってるし。ノゾム先輩にも陸上があるわけで。」
○○「氷室くんは?」
氷室「別に、努力して友情を続けたいとは思わない。」
○○「………………」
氷室「だいたい、変わらないものなんてないだろ。それに、今が最高ってわけでもない。変わった後の関係のほうが、案外居心地よかったりするかもしれないし。」
○○(なるほど……)
○○(あれ?どうしたんだろう、わたし。すごくドキドキして……)
氷室「なに?顔、赤いけど。」
○○「……なんか、ドキドキする。」
氷室「……なんで?」
○○「わからないけど……氷室くんと一緒にいるから?」
氷室「え……」
氷室「で?どうしたら治るわけ?」
○○「ええっと、しばらくこのままでいてくれたら落ち着くと思う……」
氷室「わかった。」
氷室「………………」
○○「……あの、氷室くん。」
氷室「今、話しかけないで。」
氷室「君のが、うつったっぽいから。」
○○(氷室くんも顔が赤い……わたしたち、どうしちゃったんだろう?)
○○「………………」
氷室「……なに。」
○○「あ、ごめん。なんとなく見つめちゃった。」
氷室「なんとなく、ね。君がよくやるやつだ。」
○○「え、よくやってる?」
氷室「なんとなく見つめたり、なんとなく触れたり、なんとなく一緒に遊んだり……」
氷室「今ここでこうしてるのだってなんとなくなんだろ?」
○○「そんなことないよ!」
氷室「……あ、そ。」
○○「氷室くんは?何気なくやっちゃうこととかない?」
氷室「ない。」
氷室「君を見つめたり、君に触れたり、君と一緒に遊ぶのにも全部理由がある。」
氷室「君とこうして今いることにだって……」
○○「……どんな理由?」
氷室「……教えない。」
○○「う……なんで?」
氷室「なんとなく。」
○○(使ってるじゃん……!)
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