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〇〇「玲太くん、最近颯砂くんとよく話してるね?」
風真「ああ、そうかも。あいつとは幼稚園の頃からの腐れ縁ってやつ?っていうか、おまえもな。」
〇〇「幼稚園の頃か……あまり覚えてないかも。」
風真「……おまえ。ホント、そういうとこあるよな。鮮明に覚えてるよ、俺は。」
〇〇「どんなこと?」
風真「なんぁさ、鬼ごっことかになると俺ばっか追いかけてくんだよ。あいつ。俺より、捕まえやすいヤツいっぱいいるのにさ。なぜか俺のことばっかり」
〇〇「颯砂くん、玲太くんのこと、大好きだったんだね。」
風真「好きっていうより、そうだな……ちょうどいいみたいな感じ?適度な獲物みたいな扱いでさ、怖ぇの。」
〇〇「ふふっ。」
風真「おい、笑い事じゃねぇよ。恐怖だぞ、自分より足速いヤツが笑いながら追いかけてくるって。」
(玲太くん、よく昔のことおぼえてるなぁ)
〇〇「風真くん、最近、氷室くんとよく話してるね?」
風真「一方的にイノリが絡んでくるだけ。」
〇〇「でも、氷室くん、風真くんと話しているとき、すごく楽しそうだよ。」
風真「……イノリってさ、そもそも人に絡んでくタイプじゃないよな?」
〇〇「たしかにそうかも。」
風真「なんで俺には……もしかして、ナメられてる?」
〇〇「きっと、氷室くん、風真くんのことが好きなんだよ。」
風真「好きってなんだよ、おまえ。いつもそれで片づけんのな。テキトーすぎ。」
〇〇「ふふ、風真くんって、知らず知らずにみんなをひき寄せちゃうんだね?」
風真「おい。人を釣りの餌か仕掛けみたいに言うな。で、おまえはどうなんだよ?」
〇〇(わたしも風真くんに引き寄せられてるのかな?)
〇〇「最近、玲太くんの周りすごくにぎやかだね。」
風真「ああ、確かに。お前もその一味だけどな。」
〇〇「一味って。」
風真「俺、基本家じゃひとりだからさ、学校はにぎやかな方がいいかな?」
〇〇「玲太くん、ひとり暮らしだもんね。寂しくなったらいつでもどうぞ。わたしの家、ご近所なんだし。」
風真「いつでもって……おまえ、本気で言ってんの?」
〇〇「うん。あれ?いけないこと?」
風真「い、いいけど、よくない!また、絶妙にズレてんだよ。その得意技、ほんとやめて。」
〇〇(……得意技?)
〇〇「玲太くん、最近、颯砂くんと氷室くんとよく一緒にいるけど、どんなお話してるの?」
風真「颯砂は、俺にスポーツをやれやれってしつこい。」
〇〇「玲太くん、スポーツ何でもできるから、もったいないって思ってるんだよ。」
風真「はいはい。こっちは迷惑なの。颯砂みたいなのを間近で見てると、本気でスポーツすんの馬鹿らしくなんだよ。」
〇〇「ふぅん……」
風真「イノリは颯砂に乗っかって、陸上やれとかサーフィンやれとか、最終的には「eスポーツでもやれば」とか……」
〇〇「ふふ、氷室くん、玲太くんと一緒にサーフィンしたいんじゃない?」
風真「いや、あいつは違うな……本当に俺がサーフィンするって言ったらすげぇ嫌がりそう。」
〇〇「そんなことないと思うよ。三人ともとっても楽しそう。」
風真「俺はちっとも楽しかない。あいつらに、言っといてくれよ。無理にスポーツ勧めるなって。あいつら、おまえのいうことには素直に従うとこあるからさ。」
〇〇(ふふ、玲太くんも。十分楽しそうだよ?)
〇〇「最近、さっさくん、氷室くんとわたしたち、4人でいることが増えたよね。」
風真「おまえは紅一点ってやつだな。」
〇〇「わたしが一緒にいるのって、周りからは不思議に見えるのかな……」
風真「……どうした?誰かに変なことでも言われたのか?」
〇〇「え?そんなことないけど。」
風真「急にそんなしおらしいこと言うから、心配するじゃねぇか……」
〇〇「ゴメン……」
風真「不安になるからさ。急にらしくないこと言うなよ。俺たちがこうして一緒にいられるのは、お前がいるから。じゃなきゃ、こうはならない。みんなお前が好ーーだから、もうヘンなこと考えんな。おまえが俺たちの要なんだ。」
〇〇(玲太くん……)
〇〇「最近、颯砂くん、氷室くんとわたしたち、4人でいるのが普通になってきたね。」
風真「まあな。颯砂と俺とおまえはわかる。幼馴染だし。でも、そう考えるとイノリって不思議なやつだな。」
〇〇「不思議ではないけど、氷室くんもわたしたちのこと気に入ってくれてるのかな。」
風真「どうだろうな?あいつの判断基準はナゾだから。まあ、面白がってるのは確かだな。」
〇〇「ふふっ。これからも、みんなと一緒にいられるといいな。」
風真「それは、おまえの心がけ次第。」
〇〇「え?」
風真「おまえがどうしたいかってことだよ。べつに俺は仲良しグループなんてどうでもいいからさ?」
〇〇(そんなこと言われても……)
〇〇(あれ?どうしたんだろう、わたし。すごくドキドキして……)
風真「〇〇、どうした?」
〇〇「急にドキドキしてきて……」
風真「お、おい。体調が悪いのか?大丈夫かよ!?」
〇〇「あ……」
風真「えっ?」
〇〇「体調じゃなくて……たぶん、玲太くんと一緒にいるから……」
風真「えぇ!?おまえ、その展開、急すぎーーちょっと待て。………よし、こっちはOK。」
〇〇「……はぁ。言ったら、少し落ち着いたかも。」
風真「……………こっちは、もうしばらくかかります。」
〇〇「えっ!?玲太くん、タイミングがズレてるよ。」
風真「おまえにだけは言われたくないよ……ハァ〜……」
〇〇(こんなやり取りにもドキドキ)
〇〇「…………」
風真「なんだよ?」
〇〇「あっ、ごめん、じっと見ちゃった。」
風真「べつにいいけど……」
〇〇「…………」
風真「やっぱりや・め・ろ。なんなんだよ?」
〇〇「うん。急にだけど、今、風真くんと一緒にいるんだなぁって思って。」
風真「ああ、いるよ。数年のブランクもだいぶ埋まっただろ。」
〇〇「うん。」
風真「長年会ってなかったわりには、自然すぎるよな、俺たち。」
〇〇「うん。」
〇〇「…………」
風真「だから、もうやめろって。俺も仕返しするぞ?」
〇〇「じゃあ、勝負だ。」
〇〇「……………………」
風真「……………………」
風真「ゴメン。おまえの勝ちで終了して。俺には不利すぎる……」
〇〇(やった!だけど、すごく胸がドキドキする……)
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