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主な都市

サンクトゥス・フルゴル

スペロ帝国首都。同国の中央よりやや東部に位置し、ウィットフォード領とゲオルギイ領に挟まれた人口約25万人の都市。
フルゴルがカルミナに降臨した後に同志を集った地であることから「聖都」とも呼ばれ、構造には彼による計画的な都市の発展を垣間見ることができる。
皇帝の住まう「スペロ王城」を中心に同心円状の通りと放射状の通りが交差している蜘蛛の巣のような構造が基本であり、東西南北の区画に分けられる。
また、この市街の構造にはフルゴルが込めた何らかの「魔法陣」的な意味合いがあるらしく、サンクトゥス・フルゴルを災異から守っているとされる。
フルゴルの加護かは不明だが前戦争終結からの聖都及びスペロ帝国は大きな災害に見舞われることも少なく、数少ないそれらからも復興を遂げている。
さらに有事には外世界の存在に対して強固な結界となるらしく、前戦争終焉期にフルゴルと属性始祖たちが「とある強大な存在」と戦う際にこの街を拠点とした。

また、土地柄ゆえか様々な地域から人が集まりやすく、地理的に近いスピノー系やエリュジオン系、歴史的事情もあるジャポネ系の移民が特に多い。
人間以外の種族も集まりやすく、人口における人間の割合も約70%とカルミナ全体と比較すれば極端に低い(多くの地域は85〜90%程度である)。

当然ながら、人口の大半はフルゴル教徒が占めている。市内にはフルゴルを祀る教会が多数存在するが、他の宗教にも寛容で属性神などの神殿も少なくない。
「五爵領より住みづらい」と言われるものの、前述した守護にあやかるためか、人口の大規模な流出は現在までほぼ起こっていないという。

+ 各区画の特色
  • サンクトゥス・フルゴル/中央区画
真ん中に聳えるスペロ城を中心に、図書館、博物館、大聖堂をはじめとした国立施設や上流階級の住居が立ち並ぶサンクトゥス・フルゴルの中枢部。
スペロ城南側正門に広がる中央広場は人々の憩いの場として親しまれている。

  • サンクトゥス・フルゴル/東部区画
港が近いことからギルドや商業施設が多い区画。FWをはじめとしたギルドの拠点が立ち並ぶ「ギルド街」や、港の傍に位置する「商店街」が存在する。
東端に存在するサンクトゥス・フルゴル港は、スペロではウィットフォード領のスパラシに次ぐ規模の港として賑わいを見せている。

  • サンクトゥス・フルゴル/西部区画
多くの住宅が犇めく区画。聖都の人口の半分以上はこの区画に居住しており、昼間は住民で賑わっている。
一方で夜は打って変わってしんと静まり返るが、フルゴルの加護があってからか住民による犯罪が起きることは滅多にない。

サンクトゥス・フルゴル/南部区画
西部同様住宅が並ぶ区画だがスペロ外から移住してきた者が多く、ジャポネ街をバイクが走るなど様々な文化の融合が見られる。
他の地域の技術が入ってくることも多いためか、4区画の中でも最も近代化が進んでおり、最近開通したばかりの長距離鉄道の駅も存在する。

サンクトゥス・フルゴル/北部区画
もともとは前戦争の傷を癒すための慰安施設があった地域であり、その名残か酒場や遊戯場などといった娯楽施設が多い区画。カジノもここにある。
深夜でも賑わいを見せることから「眠らない区画」の別名を持つ一方、路地裏や旧地下水路には浮浪者やならず者が屯していることが問題となっている。
+ 主な施設
  • サンクトゥス・フルゴル駅
カルミナ鉄道始発駅。ここから約6時間でスピノーのクェースト、約24時間でマキナポルタのエガシアへと向かうことができる。

  • ミナワ旧地下水路
サンクトゥス・フルゴルとともにフルゴルたちの手によって建設された地下水路。200年前に新たな水路が開通してからは使われず放置状態である。
都市の各所にある錆びついた入口は閉鎖されているが、いくつかは勝手に開けられて浮浪者やならず者の溜まり場となっていることが問題視されている。
水を運んでくるため地下で都市の外部に繋がっており、また長期間放置による経年劣化のためインスーシュ鉱石の防壁の効果が地上に比べると薄い。
それが原因でゴブリンやスライム、シャドーといった下級の魔物が侵入していることがあるほか、未だ起動状態の防衛用ゴーレムが数体確認されている。

  • イェーロン
ゲオルギイ領第一都市。人口は約18万人。「森の中に街がある」と形容される自然豊かな都市で、人口の約3割がエルフとされる。
「スペロの水瓶」と称されるパケーム湖を水源とする農業で栄え、またその周辺に温泉街もあるためそれ目当ての観光客も訪れる。
面積の大半が森林や畑が占めるため、人口こそ多いものの人口密度は疎らでスペロの都市の中でもとにかく広い。
広大な土地で流通を円滑にするため家畜が多く飼育されており、人間の数よりも馬や牛の数が多いとさえ言われている。

  • グリンベン
マグワイヤ領第一都市。都市と言うよりは「領主の直接支配が行き届く領地の区画」と言った方が正確で、人口は10万人に満たない。
同領地内の例に漏れず黄金色の小麦畑と建ち並ぶ風車が牧歌的な雰囲気を醸し出しており、悪く言えば変わり映えしない風景が続いている。
だがその緩やかな空気の裏ではどういうわけか奇妙な現象が起きたり曰く付きの場所が妙に多く、冒険者以外の外の人間が立ち入ることは少ない。

  • ブルフロント
ウィットフォード公爵領第一都市。サンクトゥス・フルゴルに次ぐ人口およそ22万人が住まう。
スペロ最大の港を保有しており、主な産業は他国との貿易、海運、沿岸警備、漁業。
昼夜問わず活気溢れる街だが領主のスタンスの都合上貧富の差が激しく、スリが多発するなど治安は決して良いとは言えない。
特に夜に貧民街に近づくことは余程の理由がない限り避けた方がいいだろう。

  • レドルド
フランソワ公爵領第一都市。人口は約15万人で、その3割がドワーフであると言われる。
山岳地帯の地下の巨大空洞を利用した地底都市であり、地上には目を見張るような巨大な要塞群が立ち並んでいる。
主な産業は鍛冶や保存食。その両方を求める冒険者が訪れることが多く、彼らに対する支援は類を見ないほど手厚い。
一方で、滞在中の冒険者には襲来する魔物の迎撃に参加する義務が課されるという点で釣り合いが取られている。

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最終更新:2020年12月07日 12:19