機動戦士Vガンダム

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機動戦士Vガンダム」を以下のとおり復元します。
|>|CENTER:機動戦士Vガンダム&br()Mobile Suit Victory Gundam|
|媒体|TVアニメ|
|話数|全50話|
|メディア展開|小説&br()コミック&br()ゲーム|
|VSシリーズ初参戦作|機動戦士ガンダムVS.ガンダム|
|VSシリーズ登場勢力|リガ・ミリティア&br()ザンスカール帝国(ベスパ)&br()地球連邦軍|
|VSシリーズ登場人物|ウッソ・エヴィン&br()カテジナ・ルース&br()ファラ・グリフォン&br()ハロ&br()クロノクル・アシャー&br()マーベット・フィンガーハット&br()ジュンコ・ジェンコ&br()マヘリア・メリル&br()ケイト・ブッシュ&br()ペギー・リー|
|VSシリーズ登場機体|[[V2ガンダム]]&br()[[ゲドラフ]]&br()[[ヴィクトリーガンダム]]&br()[[ザンネック]]&br()[[ガンブラスター]]&br()[[ゾロ]]&br()[[ガンイージ]]&br()[[ゾロアット]]&br()[[Vガンダムヘキサ]]&br()[[ゴトラタン]]&br()[[リグ・コンティオ]]&br()[[ジャベリン]]、[[リグ・シャッコー]]&br()[[シャッコー]]&br()[[アドラステア]]|
|VSシリーズ使用BGM|STAND UP TO THE VICTORY 〜トゥ・ザ・ヴィクトリー〜&br()Don't Stop! Carry On!&br()WINNERS FOREVER-勝利者よ-&br()夏に春の祭典を!&br()戦闘行為|
|VSシリーズ関連ステージ|渓谷&br()エンジェル・ハイロゥ|
|Gクロスオーバー|巨大ローラー作戦|

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**【あらすじ】
宇宙世紀0153年。
度重なる戦争により地球連邦政府は形骸となっており、各サイドにて独立や紛争が頻繁に起る、「宇宙戦国時代」に突入した。
その中でサイド2はザンスカール帝国と名乗り、女王マリアの救済と慰謝による「マリア主義」と、反勢力に対してのギロチン粛清による恐怖政治による地球圏支配を始めた。

地球に住む不法居住者の少年、ウッソ・エヴィンはパラグライダーで飛行中に偶然、帝国軍ヴェスパの将校クロノクル・アシャーが乗るMS・シャッコーに遭遇する。なりゆきでクロノクルからシャッコーを奪ったウッソは、これでヴェスパのMSゾロと戦闘し見事撃破する。その腕前をゲリラ組織・リガ・ミリティアの老人たちに見込まれたウッソは、新型MS「ヴィクトリーガンダム」のパイロットとして帝国と戦うことになる。

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**【作品解説】
「機動戦士ガンダムF91」からさらに時代設定を変え、登場キャラクターも一新して作られたTVシリーズ第4弾。
現在のところ、宇宙世紀の時系列の最後に位置づけられる映像作品である(G-SAVIOURを除く)。
シリーズ史上最年少となる主人公のウッソ・エヴィンをはじめ、ZZ以上に小さな子供のキャラクターが多く活躍するのが特徴。
これは、当初の構想ではテレビアニメの原点に戻り、「子供向けの楽しいロボットアニメ」を意識して作られたためである。

しかし物語中盤から、当時各地で民族紛争・宗教問題が頻発していた時代背景の影響を受けてか、非常に複雑かつ重厚なストーリーが展開されることになる。
それが次第にエスカレートするにつれ、伝説となったウッソの母の死亡シーン、ギロチンによる処刑、シュラク隊の全滅をはじめ登場人物の度重なる戦死など、ガンダムシリーズでも屈指の悲惨かつ陰惨な場面が次々に生まれた。
なかでもゲームにも登場するカテジナ・ルースやファラ・グリフォンなど、狂気にとらわれた人物描写も多く見られ、作品を取り巻く空気の「暗さ」は他作品とは一線を越えている(特にファラは強化されたり、酸素欠乏症などから精神異常をきたしている)。

制作当時、富野監督とサンライズ上層部が作品や会社運営に大きく対立をしており、様々な戦艦やMSがスポンサーの強制的な要望によって登場し演出された。
結果としてこのような作風になってしまったことに監督の富野自身も納得していないのか、初めてDVD化された際には''「このDVDは、見られたものではないので買ってはいけません!!」''とまでコメントしている。
このためか小説ではバイク戦艦などは登場しない。またV2ガンダムのデザインが気に入らず、違うモビルスーツに変更されている。

その暗さゆえ賛否両論ある作品ではあるが、戦争の悲惨な実態をもっとも現実的に描いていること、親子や赤ん坊を通した富野作品特有の希望の持てるエピソードなど高く評価するファンも多い。
しかし話の難解さ、昆虫やバイクをモチーフとしたアクの強いメカデザインは本来ターゲットであったはずの低年齢層には受け入れられず、商業的にはいまひとつ振るわなかった。
これを受けて、真に低年齢層向けの作品として作られたのが、次回作「[[機動武闘伝Gガンダム]]」である。

富野監督はこの作品が終わった後、一種の鬱状態に陥り、最も酷い時期であったOVA「ガーゼィの翼」、
後にリハビリとなったと公言している有料放送の「ブレンパワード」を経て、「[[∀ガンダム>∀ガンダム(作品)]]」放送に至るまでガンダムシリーズから離れることになる。

商業的に失敗したためか宇宙世紀の映像作品の中では歴史上の最終章(&s(){Gセイバー?、知らんなぁ})にもかかわらず、ガンダムvsガンダムやガンダム無双2に出るまでアクション系ガンダムゲームに全く出ず、スーパーロボット大戦での参戦率も非常に低い生粋の不遇作品。EXVSシリーズになってからも追加参戦はほとんど無くゲドラフが2015年に追加されて以降は全くない状態である。しかもゲドラフはNEXTからの復帰組であり、Vガンダムヘキサがコンパチ組である事を考えると純粋な新キャラはEXVSの家庭版DLCであるゴトラタンまで遡ることに…&bold(){この間に放送されていた「AGE」や「鉄血」にプレイアブル数が負ける有様である}。
また同時にプラモ化もかなりの不遇作品であり、ザンスカール帝国のMSは放送中に発売されたもの位であり、ほぼプラモ化されていない。

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**【VSシリーズ登場勢力】
***リガ・ミリティア
-主人公ウッソが所属するレジスタンス組織。「神聖軍事同盟」という意味を持つが直訳するとただの軍事同盟らしい。レジスタンス組織としてザンスカールの地球侵攻や恐怖政治に抵抗している。

***ザンスカール帝国(ベスパ)
-宇宙世紀149年に建国したコロニー国家でマリア主義の信者や信奉者が中心になっているので宗教国家でもある。ギロチンを使った恐怖政治や新たな秩序を打ち立てるための地球侵攻をしたりしている。
-そんなザンスカール帝国の国軍がベスパであり、元々はコロニーに駐留していた地球連邦軍やサナリィを接収して出来た軍隊である。

***地球連邦軍
-この時代には地球連邦にはかつての力は全く無く、多くのコロニーが争いを起こす宇宙戦国時代に突入している。結果としてザンスカール帝国が建国され、更にそれに対抗するレジスタンスのリガ・ミリティアが誕生している。
-最終的に一応はリガ・ミリティアを支援して勝利に大きく貢献するも、あくまで戦いはリガ・ミリティアが中心という有様だった。

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**【VSシリーズ使用BGM】
***STAND UP TO THE VICTORY 〜トゥ・ザ・ヴィクトリー〜
-前期OP、アップテンポでカラオケで歌えば盛り上がる曲(&s(){当然その場に居る皆が知ってる前提にはなるが})。
-歌っているのは川添智久。彼は有名なバンド「LINDBERG」のベースである。コーラスにはアニソンで有名な田村直美が参加している。
-こんな明るくアップテンポなのに、本編の内容はあれなので一部では&bold(){OP詐欺とも言われている}。

***Don't Stop! Carry On!
-後期OPの曲、歌っているのは諸岡ケンジ(RD名義で発表している)。作詞は「F91」の主題歌も担当している西脇唯である。

***WINNERS FOREVER-勝利者よ-
-前期ED、4人組バンドinfixが歌う(infixは途中で2人脱退したりしたが現在は4人組に戻ったそうだ)。
-この曲、元々は「仮面ライダーZO」の主題歌として作られたが没になり、それを富野監督が発見して歌詞を変えてEDに採用されたという特殊な経緯を持つ曲である。本来は&bold(){「Riders Forever」}というタイトルだったそうだ。
-VSシリーズではFBのプレミアムエディションで採用されただけだが、重厚で戦闘BGMにも合うと思うのでまた採用して欲しい1曲である。

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**【VSシリーズ関連ステージ】
***渓谷
-背景にはアドラステアがあり、もう一方にはダムがあるステージ。本編36話「母よ大地にかえれ」の舞台となったステージと考えられている。ちなみにこの回は有名な&bold(){[[「母さんです」>ネタ・スラング・原作用語集:名言・迷言・台詞]]}の回である。
-NEXT PLUSから登場した追加ステージ。渓谷の名のとおりに、谷と丘と谷となっていて、ジャンプ力の無い機体は辛いステージになっている。

***エンジェル・ハイロゥ
-ザンスカール帝国の建造した、サイコミュ兵器。エンジェル(天使)ハイロゥ(光輪)の名のとおり、巨大な5重のリングが取り囲んで回転しており、中心部には「キールーム」と言われる部屋がある。リングの中には&bold(){サイキッカー2万人が冷凍睡眠状態}で収納されていて彼らの力を使い、強力なサイコウェーブを出すことが可能である。
-EXVSから追加されたステージ。リングの一部で戦う様なステージになっていて、ステージの中にもう一つステージがあるような構造になっている。中のもう一つのステージは浮き沈みしており若干安定感は欠くステージである。

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**【本シリーズ関連Gクロスオーバー】
***巨大ローラー作戦
-『Vガンダム』枠におけるGCOのひとつ。戦艦[[アドラステア]]が戦場を横切っていく。ガンダム界やアニメ界でも非常に珍しいバイク型の変形可能な戦艦。ゲームに登場する以外に、人間で言えば開脚の様な感じで車輪を開くと空も飛べる。モトラッド艦隊の旗艦であり、実際に地球クリーン作戦の一環でタンピコ等を地ならしした。同型艦にラステオがある。
-富野監督が作品に対して納得いかない原因の一つであり、アドラステア誕生秘話はこうなっている。&br()製作が始まった頃になって、僕(富野監督)は生まれて初めてバンダイ本社に呼びつけられて、その役員から直に「戦艦を出せ」と言われました。「本当に戦艦を地上でも浮かせて飛ばすというのなら、バイクだって空飛んでいいんでしょう?」と言ったら、「飛ばしてよ」と言われ、「本当ですね」という話になりました。
-NEXTでは登場しなかったが、PSP版では追加ステージ「渓谷」の背景で姿を見ることができる。

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**【ガンダムVS.ガンダムにおけるステージタイトルとの関連】
-天使の輪の上で(ノーマルコースCルートSTAGE3)…第49話サブタイトル
-光の翼の歌(ノーマルコースAルートSTAGE7)…第39話サブタイトル
-STAND UP TO THE VICTORY(ノーマルコースDルートSTAGE8EX)…前期オープニングテーマ『STAND UP TO THE VICTORY 〜トゥ・ザ・ヴィクトリー〜』より
-白いモビルスーツ(ノーマルコースCルートSTAGE9EX)…第1話サブタイトル
-「ガンダムタイプじゃない!」(ハードコースBルートSTAGE1)…劇中のクロノクル・アシャーのセリフより
-ニュータイプな子供(ハードコースBルートSTAGE9EX)…ウッソはニュータイプの子供
-母のガンダム(アナザーコースSTAGE2)…第30話サブタイトル

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