アプサラスIII

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アプサラスIII」を以下のとおり復元します。
|登場作品|[[機動戦士ガンダム第08MS小隊]]|
|型式番号|UNKNOWN|
|全高|UNKNOWN|
|重量|UNKNOWN|
|所属|ジオン公国軍|
|搭乗者|ギニアス・サハリン&br()アイナ・サハリン|
|武装|大型メガ粒子砲|
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*【設定】
ジオン公国軍の試作モビルアーマー。
[[アプサラスII]]の発展型であり、[[デンドロビウム>ガンダム試作3号機]]と並ぶ宇宙世紀のオーパーツでありギニアス・サハリンの夢。
丸い形をしていたIIとは異なり横に長くなっている。
開発コンセプトとしては、防空網の存在しない高高度を弾道飛行し、敵拠点の頭上から降下しつつメガ粒子砲で砲撃するとされる。
もちろん片道切符であり、事実上の特攻兵器である。
そのため武装はメガ粒子砲のみであり、他は自衛用のバルカンすらついていない。
メガ粒子砲は、拡散発射ではジムタイプを一瞬で融解させる威力のものを多数(小説版では256本)同時に撃つことができ、収束発射ならば山をも吹き飛ばすことができる。

アプサラスシリーズの機体デザインは「女性の子宮」であるとアイナ・サハリンが作中で示唆している。
アプサラスIの砲口を覆うシャッターは処女膜、IIIの降着装置と一体化したミノフスキークラフトは卵巣、ザクヘッドは陰核((陰核は女性にとって役に立たない男性原理の象徴であり、ギニアスが過去の事故で被曝した際に生殖能力を失っていることを示唆している))、タンデム型コクピットのアイナとギニアスは卵子と精子に該当すると思われる。
正に生殖学に則ったという意味では非常に真面目なMA。 
また以上のことを踏まえると、ラストの展開は不妊や堕胎のメタファーとして解釈することもできる。

なお、型式番号がないのはジオン公国の本営より製造中止指令が出たのを、ギニアスが無視して強引に開発を進めた機体のため本部から製造番号を与えられておらず、またギニアスを含めた開発スタッフが全員死亡し、開発資料と実機も基地ごと爆散して失われた為である。
完全にロストテクノロジーと化しており、事実上MAの開発史から除外されていることによる。

さらに、機体スペックの設定もないみたいだが、かつてプラモデルに1/1200スケールで登場したことがあり、そのサイズから全長は推定144mかと思われる。

ちなみにアプサラスとはインド神話における水の女神(精霊とも言われている)のこと。

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*【武装】
**大型メガ粒子砲
機体中央部に搭載された大口径のビーム砲。
収束と拡散の切り替えを行える。

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*【原作での活躍】
原作最終話で登場。
牽制の一撃とパイロットのアイナ自身が身を晒した事で、実質的な病院船だったザンジバル級機動巡洋艦ケルゲレンを脱出させるための一時休戦を結ばせる事に成功したが、脱出中にギニアスが連邦軍に先んじて被害を与えるために大型メガ粒子砲をMS部隊に向けて放ったため、報復として[[ジム・スナイパー]]のロングレンジ・ビーム・ライフルによる狙撃でケルゲレンを撃沈され、アイナの目論見は破綻してしまった。
ケルゲレンを破壊された怒りでアイナがぶっ放した一撃は文字通り山を吹き飛ばし、連邦軍を震え上がらせた。
その後ギニアスとアイナが揉めたりしている間に移動したジム・スナイパーの狙撃によって着陸脚と本体を貫かれてダウンする。

ジム・スナイパーが本機の回収命令を無視して破壊しようとしたシロー・アマダの[[ガンダムEz8]]を止めようと狙撃した隙を突くように再起動し、ジム・スナイパーを沈黙させ、更に連邦軍旗艦のビッグ・トレーを撃とうとした所をEz8にコクピットを殴り潰され、ビームを撃ちながら制御を失い、鉱山の山頂に落下して大破した。
果てる間際にギニアスが撃った一撃は山を貫いてビッグ・トレーの艦橋を破壊した。

本来の運用方法でなくとも圧倒的な火力を見せたが、結果的には大した戦果もなく撃破されてしまった。
歴代ガンダムを見ても、素手?で破壊されたというのは珍しく([[デビルガンダム]]も素手ではない)、他には[[サザビー]]ぐらいなものである。

ちなみにケルゲレン撃沈の件は連邦とジオンの一時的な休戦協定(ケルゲレン脱出まで両軍の攻撃禁止)をギニアスが破ったことに端を発しているが、連邦側もジム・スナイパーを狙撃地点に密かに移動させていたため、どちらが先に撃つかに過ぎなかったと思われる。
ギニアスが連邦軍を砲撃した際にはまだアプサラスを狙撃する準備が完了していなかったため、半ば苦し紛れの形でケルゲレンを撃墜しており、ルール破りへの報復措置かつ病院船としての識別も無く、結果的に武装した[[グフフライトタイプ]]が搭載されたとはいえ、戦意が無い病院船と認識した上で撃ち落としたのは問題だったことが作中の台詞で示唆されている。

終盤の展開が大幅に変更されている小説版では、本機に乗り込んだシローの機転によってケルゲレン脱出に大きく貢献している。

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*【パイロット説明】
**ギニアス・サハリン
CV:速水奨

没落したジオン公国の名家サハリン家の当主にしてアイナの兄。病弱かつ、余命いくばくもない状況にある。
サハリン家再興のためにジャブローを高高度から強襲し、高出力のメガ粒子砲で地上を貫通させジャブロー内部を破壊するためのモビルアーマー開発計画「アプサラス計画」を立案。
しかし、計画の成果を独占しようと計画賛同者を毒殺し、さらには計画の中止を継げたボーン・アブストをギレンの耳に入る前に抹殺するなど凶行が激しさを増し、さらには妹のアイナすらも抹殺しようとする(アイナは持っていた懐中時計が銃弾を受けとめたため奇跡的に助かったが)。
この異常なまでの凶行はさすがのシローも殺さなければならないと決心するほどであり、最終的にEz8の拳がコクピットを潰した事で死亡した。

***【原作名台詞】
-よく味わってくれたまえ…&br()アプサラスは私一人のものだ!!
--アプサラスIIIの開発スタッフを全員毒殺、そして手榴弾で吹き飛ばすという凶行に及んだ一連の台詞。ギニアスの歪んだ独占欲が表れている。

-愛など粘膜の作り出す幻想に過ぎん! 母様もそうやって我らを捨てたのだ!
--サハリン家の過去が垣間見える台詞。母親が愛人を作って蒸発した事が、サハリン家の復興とアプサラス計画の二つへの執着という、今のギニアスの人格を作り上げたようだ。

-さようならアイナ、嫌いではなかった…
--対立が決定的となり、アイナを銃撃する。二人は既に不仲ではあったが、なんだかんだで肉親としての情念は捨てていなかった模様。

-面白い…一度見てみたいと思っていたのだ、ゴーストとやらをな。
--アイナを銃撃し、シローの怒りを買ったギニアスだが不敵にこう返した。

-私の夢、受け取れぇぇぇ!!
--最期にしてある意味ギニアスの全てともいえる台詞。この台詞と共にアプサラスIIIのメガ粒子砲を発射するが、直後にガンダムEz-8の拳がコクピットに直撃し死亡するが、同時にイーサン・ライヤーの乗るビッグ・トレーを道連れにした。

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*【ゲーム内の活躍】
**ガンダムVSガンダム
08小隊ステージの背景の山に埋まっている形で登場。
さりげにメガ粒子砲発射口が光っている。

**ガンダムVSガンダムNEXT PLUS
ボスMAとして登場。
メインパイロットはアイナだが、ギニアスも搭乗している。
前述のとおりメガ粒子砲に多彩な砲撃パターンがあるが機体自体には近距離兵器が無いため近づくと楽…と思いきやアシストである[[グフフライトタイプ]]が非常に優秀で格闘機にはかなり辛いものになっている。
回数も無限にあるようで、羨ましいが非常に鬱陶しい。

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*【その他の活躍】
**ガンダムビルドファイターズ
「灼熱のタツ」こと辰造が使用するガンプラとして登場。
オリジナルのアプサラスにはない、[[アッザム・リーダー>アッザム]]とIフィールドを備えている。
アッザム・リーダーでレイジのビルドガンダムMk-IIとヤサカ・マオの[[ガンダムX魔王]]を苦しめるものの、ガンダムX魔王にアッザム・リーダーを破られサテライトキャノンでダメージを受けた後、ビルドガンダムMk-IIに接近を許してしまい撃破された。

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