ガンダム試作3号機

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ガンダム試作3号機 - (2019/11/22 (金) 04:12:16) のソース

|登場作品|[[機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY]]|
|型式番号|RX-78GP03D|
|全高|38.5m|
|重量|226.4t|
|所属|ラビアンローズ→地球連邦宇宙軍第3地球軌道艦隊アルビオン隊|
|搭乗者|コウ・ウラキ&br()ケリィ・レズナー(「REBELLION」)|
|武装|メガ・ビーム砲&br()大型ビーム・サーベル×2&br()Iフィールド・ジェネレータ&br()爆導索&br()集束ミサイル・コンテナ&br()マイクロ・ミサイル・コンテナ&br()チャフフレア・ディスペンサー|

*ガンダム・ステイメン
|登場作品|[[機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY]]|
|型式番号|RX-78GP03S|
|全高|18.0m|
|重量|41.6t|
|所属|ラビアンローズ→地球連邦宇宙軍第3地球軌道艦隊アルビオン隊|
|搭乗者|コウ・ウラキ|
|武装|ビーム・サーベル×2&br()ビーム・ライフル&br()フォールディング・バズーカ×2&br()フォールディング・シールド|
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*【設定】
**ガンダムデンドロビウム
アナハイム・エレクトロニクス社のガンダム開発計画で作られた試作機の1機。
「ガンダムデンドロビウムステイメン」のコードネームを持つコアとなるMSと、「アームドベース・オーキス」という大型の武器庫で構成され、2つが合体することで「ガンダムデンドロビウム(ガンダム試作3号機)」という巨大モビルスーツ(連邦軍には”モビルアーマー”という分類がなかったので便宜上こうなるらしい)となる。花言葉は「わがままな美女」。

モビルアーマーの圧倒的な制圧力と、モビルスーツの小回りの効きを活かした至近距離での白兵戦対応能力を併せ持つことを目的に開発された。また、初めて完全な形で「全天周囲モニター・リニアシート」を採用している。

「MSの汎用性とMAの攻撃力を兼ね備えた機動兵器」「能動的宇宙拠点防衛」などのコンセプトで開発された。ステイメンの腰部に設置されたテールバインダーを介してオーキスとドッキングし、火器管制と機体制御を行う。
艦艇並みの推力を発生させる6基の大型スラスターの機動力をもって前線に突入、メガ・ビーム砲をはじめコンテナに搭載された多数のミサイルや爆導索などを発射する姿は「機動弾薬庫」とでも形容すべき威圧感がある。その戦闘能力はMS1個大隊にも匹敵、当時における最大最強の機動兵器である。

しかし、それらの武器管制システムは非常に複雑であり、パイロットにかなりの負担がかかるため、特定の処方による投薬すら推奨されていたらしい(劇中でも補給中にコウが注射を打っているシーンがある)。そのためパイロットはかなり厳しく選定される。
また、あまりの大きさのため母艦内に収容することはできず、補給や整備は宇宙空間での曳航中に船外作業で行わなくてはならないなど整備性は劣悪で、通常のMSの100倍ともいわれる莫大な運用コストも相俟った上、「ガンダム開発計画」そのものが闇に葬られたこともあり、そのノウハウが次世代に引き継がれることはなかった。
ただ、MSとMAという本来運用方法が異なる二つの形態を制御するための新開発のOSは、後の可変MSの開発に大きな影響を与えた。

OVAの監督監修の漫画「REBELLION」では、ステイメン側だけでなくオーキスの方にもパイロットが乗る仕様になっており、アニメと異なり捕虜になっていたケリィ・レズナーが紆余曲折を経てパイロットになった。
また、お馴染みのミサイル・コンテナは追加武装となっており、装着しているのを見たメカニックが「ニナはウラキを殺すつもりか」と驚愕していたほど。

**ガンダム試作3号機ステイメン
地球連邦軍のガンダム試作3号機のコアユニット兼脱出システムとなる試作型MS。型式番号は「RX-78GP03S」
コードネームはガンダムデンドロビウムステイメン 。
オーキスの中央に入り込むコアMSでありコードネーム「ステイメン」は花のおしべを意味する。このコードネームになった理由は詰まる所そういう事なのだろう。

劇中ではデンドロビウムのコントロールユニット的な扱いしかされていないが、スペック的にはステイメン単機でもグリプス戦役の高性能モビルスーツと拮抗するほどのスペックを持ち合わせている。
腰部に接続されたテールバインダーは[[ガンダム試作1号機]]フルバーニアンの背部ブーストポッド同様広い可動範囲を持ち、本機に高い運動性を与えている。

前腕部は展開することでリーチが通常時の約3倍にもなるフォールディング・アームとなり、オーキスの武器コンテナから各種武器を取り出すために用いられる。

ガンダム試作3号機ステイメンは本編に登場した機体以外に、Pスペックと呼ばれるコアファイターを内蔵した機体が存在しており、こちらは『EVOLVE』にてラビアンローズ防衛時に襲撃してきたシーマ艦隊との交戦にて撃墜されている。

一部ゲーム作品では区別を付ける為に、オーキス装備時は『ガンダム試作3号機』、素体時は『ガンダム・ステイメン』と表記されている事が多い。
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『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』後期主役機とそのコア。
『機動戦士ガンダム』の時代から3年少々で出来たとは思えない、脅威の性能を誇るガンダム…と言うより巨大Gアーマー。
火薬庫を背負って宇宙を飛ぶガンダムとも言える。
公式見解ですらオーパーツ扱いで、アプサラスと並ぶ宇宙世紀の謎機体とされている。
(そもそも0083に出る全てのガンダムタイプが未来の最新鋭機である[[Zガンダム]]より高スペックな部分が多いというオーパーツな機体である)
つまり、同年代MSの中では規格外の強さを誇るといえる。

デンドロビウム全体のプラモデルは1/144サイズでも砲身含めて1m位(逆算すれば実際は144m)になるとか…。
パーツ自体の量も凄まじく、泣きながら本機を組み立てる少年(及びオトナ)が続出したという。
ステイメン単体はオーキスの武器を取り出す折り畳みアームがある事を除けば、至って普通のガンダム(勿論性能はオーパーツ級だが)。
但し劇中では全くと言って良い程活躍していない。OPの方が良く動いている。
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*【劇中での活躍】
デンドロビウムと合体していたためステイメン単体の活躍はほとんどないと言っていい。
デラーズ・フリートのコロニー落としを防ぐため、アルビオン隊が半ば奪取に近い形で受領し、コウ・ウラキの乗機となる。デンドロビウムの凄まじい火力で文字通り一騎当千の活躍を見せる。
アナベル・ガトーと相対した際、最初はビーム兵器メインのノイエ・ジール相手に有利に戦うが、Iフィールド発生装置が外部に露出していたこともあり、有線クロー・アームで握り潰されてからは劣勢となり、コロニーの阻止限界点突破を許してしまった。最終的にソーラ・システムIIの照射を受けオーキスが大破するも、ステイメンは無事残存。
最後はガトーとの決着が叶わぬことを知ったコウの叫びと共に、ビーム・ライフルを虚空に撃ち続けていた。
戦後では、ガンダム開発計画抹消のため、解体された模様。

なお劇中では描写されなかったシーンやMSVのシーン再現などをフルCGで描かれるガンダムEVOLVEという作品群があるが、この作品でステイメン単体およびデンドロビウムの戦闘描写が存在する。ガンダム試作1号機とガンダム試作2号機が相打ちとなってからアルビオンがラビアンローズへと到着する間のことであり、パイロットはコウ・ウラキではない。
内容は試作1号機、試作2号機の相打ち後、デラーズフリートのアナハイムへの接収部隊をガンダム試作3号機を用いて撃退するというものである。このシーンからステイメンの二丁バズーカ、デンドロビウムのステップ回避のモーションが採用された。
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*【搭乗者説明】
**コウ・ウラキ
CV:堀川りょう

星の屑の真の狙いがコロニー落としにあると知って、ラビアンローズに寄港した際に強引にガンダム試作3号機を受領。なんとしてもコロニー落としの阻止を誓う。試作3号機の特異なシステムを使いこなし多数のデラーズ・フリートの機体及び連邦軍へと反逆した事実上味方のシーマ艦隊の機体を撃破していく。一度補給に帰還した際にはどういったものかは不明だが薬物投与を行っており、それだけ負担のかかる機体である事を感じさせた。
しかし彼の奮戦虚しく、コロニー落としは阻止限界点を突破。物理的に完全破壊しない限り落着する事が確定してしまう。その後のアナベル・ガトーとの決戦では敗北直前にソーラ・システムIIが作動。オーキス、連邦軍、デラーズ軍、ノイエ・ジールに多大なダメージを与える。コウも気絶していたが、目を覚ますとガトーが自身にトドメを刺さずに去った事を察知。コロニー落としも阻止出来ず、ライバルとの決着もつけられなかったコウは悔しさを晴らすようにビーム・ライフルを乱射していた。
紛争終了後、ガンダム試作3号機を強奪した罪で逮捕。投獄されるが、ガンダム開発計画及びデラーズ紛争そのものが無かった事になりコウの罪状も消滅。降格と共に釈放となり、チャック・キース及びニナ・パープルトンの前に姿を見せている。

アニメの監督をした今西監督監修の漫画版では、一号機の爆発に巻き込まれ大量出血するも血液型が特殊なため輸血もできない…と危機に陥っていたが、撃墜せず捕虜にしたケリィ・レズナーの血液型が一致したため輸血を行い一命をとりとめる。
3号機を受領するのはだいたい原作通りだが、ケリィがテラーズ・フリートがナトーラのいる月にコロニーを落とす作戦を展開したと聞き強奪という形でオーキスを受領しガトーと対峙し決別。
おまけにニナもコウに胸中を明らかにしてともにガトーを倒すため結束が強くなる…と原作より安定した精神状態で最終決戦に向かうことになる。

***【原作名言集】

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*【ゲーム内での活躍】
**ガンダムVSガンダム
デンドロビウムはGクロスオーバーのみでの登場で、ステイメンはプレイヤーキャラクターとして使用可能。

アシストの様な独立タイプの多弾頭ミサイルで面制圧を行い、動かした相手の隙に3000級の2連バズーカを差し込む射撃寄りの万能機。格闘性能も優秀だが、武器の性質を活かすなら支援の方が向く。
相手をローリスクで動かす+ラッキーヒット率という点では全機体中ぶっちぎりで最強だが、弾が途切れ易い性質上(幾らバズーカが高性能とはいえ)2on2を単機で凌ぐのは他の機体以上に無理。色々な意味で良くも悪くも曖昧な性質の機体である。

劇中で参考になるアクションが少ない為か、虚空からスケールダウンしたミサイル・コンテナを呼び出すシュールな光景も…
また爆導索を使いながらステイメンが宙返りしたり、バズーカ2丁抱えたりするのも原作には無いアレンジであり、プラモ単品では再現出来ない。
ステイメン自体はオーキスの整備中に敵MS部隊の迎撃に出た程度(戦闘描写無い)で、あとはラスト付近に脱出後、とうとうガトーとの決着をつけられなかったウラキがぶつけようのない怒りと悔しさでビーム・ライフルを乱射するシーンがある程度。あまり似てないがこのビーム・ライフル乱射がN格前派生の元と思われる。

**NEXT
ステイメンは引き続きプレイヤー機として登場。
NEXTダッシュにより、武装を連射できるようになったため、稼働初期は圧倒的な弾幕展開が強いと考えられていたため、稼働初期は高い使用率があったそうだ。
当然そんなにばらまいてしまうと、メインの弾数低下も伴ってあっという間に弾切れしてピンチになってしまうだろう。
前作よりも難しい機体になったといえる。

NEXTPLUSではデンドロビウムがボス機体として登場。
メガ・ビーム砲、大型ビーム・サーベル、2丁バズーカ、さらに原作でやったビーム砲突きによるゼロ距離射撃とメチャクチャぶりがいっぱいである。ただ持っていそうな照射ビームを持っていなく、他の攻撃も全体的に原作と違い攻撃力は控えめとなっている。格闘さえなければそう難しくない。つまり射撃というよりは格闘タイプのボスである。そのめっちゃリーチの長い格闘はそう簡単には逃れられない。撃破すると脱出して強化された3号機と戦闘…という事も特に無い。

**EXVS.
PS3のベスト版の発売記念としてダウンロードコンテンツに登場。価格は500円

今回はコンテナ召喚はサブに統一、ほかに大型ビーム・サーベル召喚、ステイメンシリーズ初のビーム兵器(ビーム・ライフルは含まない)メガ・ビーム砲(特射)などと前作、前々作以上にどこからともなくオーキスの武装を呼び出しまくる。
特格の爆導索も残っており(2発に増加)、N格闘射撃派生でのメインの弾数回復もNEXTから引き継いでおり、基本はあまり変わらずに射撃武装での攻め手が増えた形。
バーストアタック(今作にこの名称が当てはまるかはさておき)もあり、サーベルで高高度に切り上げ→オーキスドッキング→デンドロビウムでメガ・ビーム砲零距離射撃である。オーキスは見えない壁みたいな扱いになっているため、格闘でカットしようとしても格闘が伸び切らず届かない…なんてこともある。
攻撃終了後は天高く飛んでくオーキスの姿が見える。
余談だが、本作のコウの声がまるでどこかの野菜王子みたいな声になっている。特に特射と自機の攻撃で試合を決めたときの台詞。

**EXVS.FB
1/29に追加解禁された。PS3版EXVS.で先行解禁という珍しい形。

**EXVS.MB
プレイアブル機のステイメンに加え、デンドロビウムがボスで登場。ボスのデンドロビウムはダメージを負うに連れてIフィールド、右側のコンテナが壊れて無くなる。
NEXTではしつこいくらいやってきたゼロ距離ビーム砲はない様子。

**MB-ON
CSがBR三連射と単発ダウンのライフルに変更され、サブは性能強化&メインへのキャンセルルート追加、特射の銃口補正が大きく強化された。
CSやサメキャンによる落下を得たことで機動力が上昇した上、武装のひっかけ性能が上がっただけでなく、火力もとれるようになった。
おまけに本作の主流のオンライン対戦は時間が短いので相手が強引に攻めてこようとして隙を見せることも多く、捕まえられてもE覚で抜けられると環境にマッチした機体になったといえるだろう。
解禁当初より2500コストではトップクラスの評価を受けており、一度弱体化修正を受けてトップの一角からは一時的に落ちたものの、[[ZZガンダム]]、[[アリオスガンダム]]、[[G-セルフ]]の弱体化に伴って再び頭角を現し、全国大会で低コスト使用率No.1を維持しつつ優勝を手にするに至った。
その後も弱体化されることはなかった。

**GVS
各種武装のダメージが低下した他、射撃CSのチャージ時間が短縮されている。
デンドロビウムも引き続きボスとして登場。

**EXVS2
前作で終始大暴れしたため、とんでもない弱体化を受ける。
ほぼすべての格闘のダメージ減少、メイン、爆導索の弾数減少、Nサブの誘導が皆無に、CSのチャージがおそくなり3連射から2連射に…と前作受け続けた憎しみが爆発したレベル。
同じような弱体化を受けたのは他に[[クロスボーン・ガンダムX1改]]がいるが、彼と比べて武装そのものが消えたわけではないので修正次第では一定の強さを取り戻すことも夢ではないだろう。

なお、ボス版デンドロビウムはリストラされてしまった。

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*【勝利・敗北ポーズ】(無印、NEXT)
**勝利ポーズ
バズーカ1丁と展開したシールドを構える。

**敗北ポーズ
両膝をつき天を仰ぐ。ちなみにビーム・ライフルを持っている。

*【勝利・敗北ポーズ】(EXVS以降)
**勝利ポーズ
通常時:フォールディング・アームをたたみ、バズーカを装備する。
覚醒時:メガ・ビーム砲を斜め上に構える。

**敗北ポーズ
左腕を失い、宙に漂う。
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