ソロトライアル-機動戦士ガンダム
ガンダム大地に立つ
アムロ「こ、これは…連邦軍の…MS…?」
ア「コンピューター管理で操縦が出来る、教育型タイプコンピューター……。凄い、親父が熱中するわけだ…」
ア「こいつ、動くぞ…!凄い、5倍以上のエネルギーゲインがある…」
ア「ぶ、武器はないのか、武器は!」
ア「やってみるさ…見てろよザクめ…!」
ア「す、凄い…い、一撃で…ザクを…」
シャア「連邦軍のMSが、君の言う通りの性能とはやや信じ難いな」
シ「見せてもらおうか、連邦軍のMSの性能とやらを!」
シ「当たらなければどうと言う事はない、援護しろ!」
シ「速い!何という運動性!」
シ「い、一撃で…一撃で撃破か…!」
シ「何ということだ!あのMSは、戦艦並のビーム砲を持っているのか!?」
シ「か、火力が…違い過ぎる…!」
迫撃! トリプルドム
アムロ「マチルダさんって強い方なんですね」
ガイア「ハハハ、まあ任せろ。シャアと我々とはワケが違うて」
ガ「早速、木馬と白いMSとやらを見せてもらおうか!」
ガイア「
オルテガ!
マッシュ!行くぞ!ジェットストリームアタックだ!」
ア「
ホワイトベースには近づけさせるものか!」
ガ「連邦のMS、噂ほどではないわ!」
ア「マチルダさん…マチルダさん…マチルダさーーーん…!」
ア「や…やったな!これ以上好きにさせるものか!」
光る宇宙
アムロ「とんがり帽子だな…!」
ア「ララァ…ララァなら何故戦う!」
ララァ「シャアを傷つけるから…シャアを傷つける、いけない人…!」
ア「そ、そんな、馬鹿な!」
ラ「そのあなたの力が示している。あなたを倒さねば、シャアが死ぬ…!」
ア「シャア!?そ、そんな…」
ラ「あなたが来るのが遅すぎたのよ!」
ア「遅すぎた!?」
ラ「何故…!?何故今になって現れたの?」
ラ「何故…何故なの?何故、あなたはこうも戦えるの?あなたには、守るべき人も、守るべき物もないというのに…」
ア「守るべき物がない…?」
ラ「私には見える…あなたの中には、家族もふるさともないと言うのに…」
ア「だ、だから…どうだって言うんだ!守るべき物がなくて戦ってはいけないのか!」
ラ「それは、不自然なのよ」
ア「では、ララァは何だ?」
ラ「私は、救ってくれた人のために戦っているわ…」
ア「たった…それだけのために…」
ラ「それは、人の生きるための真理よ!」
ア「なら、この僕たちの出会いは何なんだ!?」
ラ「あぁ…これも…これも運命なの?アムロ…」
ア「ああ、そうだ…そうだと思う。これも運命だ…」
ラ「何故…何故なの?これが運命だなんて、酷すぎるわ…!」
ア「しかし、認めなくちゃいけないんだ…!ララァ…目を開いて…!」
ラ「そうなの…そうなのかしら…アムロの言う通りなら…」
ア「それが、人の背負った宿命なんだろうな…」
シャア「ララァ!ヤツとの戯言はやめろ!」
ア「シャア!」
シ「ララァ…私は
ガンダムを討ちたい…私を導いてくれ…!」
ラ「お手伝いします…お手伝いします大佐…!」
シ「すまん、ララァ…!」
ア「シャアっ!」
シ「ララァを手放すわけにはいかん!」
シ「!?アルテイシアか!」
ア「セイラさん!?」
シ「ちいぃぃぃっ…ララァ!!」
ラ「人は、変わってゆくのね…私たちと同じように…」
ア「そ…そうだよ…ララァの言う通りだ…」
ラ「アムロは、本当に信じて…?」
ア「信じるさ…君ともこうして分かりあえたんだから。人はいつか、時間だって支配することが出来るさ…!」
ラ「あぁ…アムロ…刻が見える…」
ア「ラ…ララァ…」
ア「[悲しみにくれた涙声]……取り返しのつかないことを…取り返しのつかないことをしてしまった…!!」
宇宙要塞ア・バオア・クー
アムロ「本当の倒すべき相手がザビ家だということ。それを邪魔するなど…!」
ア「シャア…いるな…!」
ア「何故ララァを巻き込んだんだ!ララァは戦いをする人ではなかった!」
シャア「その力、ララァが与えてくれたかもしれんのだ。ありがたく思うのだな」
ア「貴様がララァを戦いに引き込んだ!」
シ「それが許せんというのなら間違いだ、戦争が無ければララァのニュータイプへの目覚めは無かった」
ア「それは理屈だ!」
シ「しかし、正しい物の見方だ。今、君のようなニュータイプは危険すぎる。私は君を殺す!」
ア「…ッ!シ、シャアめ!」
ア「今、ララァが言った…ニュータイプは、殺しあう道具ではないって…!」
シ「戦場では強力な武器になる…やむを得ん事だ!」
ア「貴様だって、ニュータイプだろうに!」
シ「ザビ家打倒なぞ、もうついでの事なのだ!ジオン亡き後は、ニュータイプの時代だ。アムロ君、この私の言うことが分かるのなら、私の同志になれ!ララァも喜ぶ」
ア「何!?」
最終更新:2016年07月05日 15:53