ソロトライアル-機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
終わりなき追撃
ガトー「おのれ…このアナベル・ガトーは三年待ったのだ!貴様らのような分別の無いもの共に我々の理想を邪魔させてたまるかぁーっ!!」
コウ(一号機)「我々の理想!?」
ガトー「我々はスペースノイドの真の解放を掴み取るのだ!
地球からの悪しき呪縛を我が正義の剣によってな!」
コウ(一号機)「解放!?何を!
こんな戦術レベルの戦いの最中に何を!」
ガトー「君も将校だろう!?ただの兵でないのならもっと大局的にものを見ろ!
所詮は連邦と言う看板がなければ何もできん奴らめ!」
コウ(一号機)「言ったなぁっ!
おのれ!逃さん!!」
コウ(一号機)「仕方無い…一時撤退する!」
コウ(一号機)「バニング大尉!キース!」
ニナ「コウ…ウラキ少尉…ウラキ…
コウ・ウラキ少尉!?
聞こえますか?ニナ・パープルトンです」
コウ(一号機)「何だって?」
ニナ「いえ、私はただ頼みたいことがあっただけです
一号機をお願いします…そして二号機を取り戻してください」
コウ(一号機)「はい、分かりました。約束します。
くそ…この地形では…ガトー!」
ガトー「またしても奴か!二度ならず三度までも!」
コウ(一号機)「何故二号機を盗んだ!?」
ガトー「もう貴様などに話す舌は持たん!
戦う意味さえ解せぬものに!」
コウ(一号機)「それでも僕は…連邦の士官だ!!」
ガトー「それは一人前の男の台詞だぁーっ!
少尉、覚えておけ…ジオンの理想を阻むものはいつか私に葬り去られると言うことを…」
コウ(一号機)「くそっ…くそっ…くそっ!!」
激戦領域
ニナ「コウッ!ああっ!誰か!誰か二号機を止めて!」
コウ(一号機Fb)「はぁ…はぁ…ガトー…くそっ…間に合え…間に合え…間に合えーッ!」
ガトー「待ちに待った時が来たのだ!多くの英霊が無駄死にではなかったことの、証のために!」
ガトー「星の屑、成就のために!」
ガトー「ソロモンよ、私は帰ってきたぁーっ!」
コウ(一号機Fb)「くっそぉーっ!
ガトー!聞こえているか!返事をしろ!聞こえているだろう!?ガトー!!
お前が忘れても俺は忘れはしない!」
ガトー「何時ぞやの男か…」
コウ(一号機Fb)「俺は決着をつけるまでお前を追い続ける!」
ガトー「ふん…しかし、私の勝ち戦に華を添えるだけだ…貴様に話す舌は持たぬと言った筈だ!」
コウ(一号機Fb)「満足だろうな!ガトー!だが…そいつは二号機を奪われた俺たちにとって屈辱なんだぁぁぁっ!」
ガトー「ふん…分からんでもない。ずいぶん肝をなめたようだな」
コウ(一号機Fb)「聞いているのか!?582だ!」
ガトー「聞いてやる!」
コウ(一号機Fb)「何だと!?」
ガトー「戦いの始まりは全て怨恨に根ざしている…当然のこと!」
コウ(一号機Fb)「チッ!いつまで減らず口を!」
ガトー「しかし、怨恨のみで支えるものに私は倒せぬ!
私は義によってたっているからな!」
コウ(一号機Fb)「くそぉぉぉぉぉぉっ!」
ガトー「歯車となって戦う男には分かるまい!
腕を上げたな…」
ニナ「お願いよガトー!!コウ!!こんなことは止めて!!」
ガトー「所詮は貴様とは覚悟が違うようだな!
確か…ウラキとか言ったな…二度と忘れん。」
コウ(一号機Fb)「何?ガトー!」
最終更新:2023年08月13日 15:29