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精密検査

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精密検査

覇王の紋章/エクステンションブースター3

COMMAND
C-108 青 1-3-0 C
追加コスト>自軍ジャンクヤードにある、任意の枚数のコマンドとオペレーションをゲームから取り除く
(常時):「追加コスト」で取り除いたカード1枚につき、自軍本国を2回復する。


低コストの回復カード。
青は急ごしらえ政治特権などのドローコマンドを擁する他、ヴァリアブルに使いやすいカードが多い色という事もあり、ゲームが進むと自然とジャンクヤードにコマンドが溜まりやすい。特殊な構築をしなくても、ゲーム後半なら大体10点前後の回復量は見込めるだろうし、場合によっては20点以上という事も有り得るだろう。
指定国力の低さから混色にも投入し易く、例えば戦略の殆どをコマンドに頼る場合が多い青赤のデッキなどでは特に大きな回復力を発揮できるはずだ。

このカードの優秀な点は、常時タイミングでそれなり以上の回復量が見込めるという点にある。一時休戦の様に相手の出撃を見てから使用できるため、相手の計算を狂わせる事ができるだろう。ユニコーンガンダムを用いたデッキであれば、敵軍の出撃を見てから換装などで場に出してこのカードをサーチ、即座に大回復といった動きも可能。
女スパイ潜入!を撃たれて手札に腐って殴り負けた、といった事態が起こりにくいのも嬉しい。

また、対策カードとしてもそれなりに使い所がある。
例えば、各種のシュート光の翼アカツキ(シラヌイ装備)テキストなどによる不意の本国ダメージに対して緊急の回復が行えるため、完全とは言い難いがある程度の対策にはなる。
あるいはこちらに対策カードが無いと踏んで、ドローアウト狙いの破滅の終幕恫喝プレイしてきた相手に一泡吹かせる事も可能。
こうした使い方は抱擁などの使用タイミングが限られた回復カードでは真似のできない部分であり、このカード独自の強みである。
言ってみれば、抱擁などの大回復と一時休戦の奇襲性を併せ持っているようなもので、十分な回復量が確保できているという前提であればかなり強力な回復カードといえるだろう。

反面、回復量がジャンクヤードの溜まり具合に大きく左右される、追加コストの性質上2枚目以降は回復量に期待できない(故に3枚積みはしにくい)、青には少ないがバルチャーなどの再利用系効果と相性が悪いという辺りが欠点となる。
特に、回復量が不安定かつ早いターンに使用すると十分な回復量を確保できないというのが回復カードとしては大きな欠点であり、回復カードの大きな仕事である対ウィニーにおける時間稼ぎとしてはだいぶ頼りない。

序盤の時間稼ぎやシュート対策としては一時休戦の方が優秀なため、ウィニーやシュートデッキをメタするのであれば(サイドボードも含めて)そちらが採用される事になるだろう。
デッキに相手の計算を狂わせるカードを入れたい、(メインボードから)シュートデッキ等にある程度耐性を付けたいが回復カードも欲しい、展開が遅いデッキが多くジャンクヤードを貯める余裕のある環境である、といった場合には投入を検討する余地のある1枚だといえるだろう。
性質上、1~2枚の投入が限界ではあるが。
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