焦土作戦
蒼海の死闘
OPERATION O-69 緑 2-3-0 U
場の状況には全く影響を及ぼす事がない上にドローが止まってしまうなど、効果としては非常に扱いにくい部類に入る。場が圧倒的に優勢というのでなければドローを止めるのは自殺行為だし、有利な状況が構築できているのであればこのカードによるダメージに頼るまでもなく勝てるだろう。そのため、一般的なビートダウンデッキではこのカードを採用する理由はほとんど無いと言える。
このカードならではの利点は、「他のカードの支援を必要とせず、単独で敵軍本国を攻撃できる」という事に尽きるだろう。相手の攻撃が全く通らない状況を構築する事ができれば、あとはこのカードの効果を延々と使い続けるだけでゲームに勝利できる事になる。この場合は、ドローが止まってしまうという欠点も自分がドローアウトしなくなるという利点に変貌する。例えば、相手が確固たる一歩などの再利用できる回復カードを使っている場合、このカードによるダメージだけでは回復量にダメージが追いつかない場合がある訳だが、時間をかければ相手のドローアウトによる勝利を狙う事ができる。
具体的に投入され得るデッキとしては、アルベオ・ピピニーデン《13th》を利用したロックデッキや、親睦パーティーを廃棄できなくするギミックを組み込んだロックデッキなどが挙げられるだろう。これらのデッキにおいては、このカードは勝利をもぎ取る一手として大きな活躍をしてくれるはずだ。
自分のドローが止まる、単独で勝ち手段になるという点から、サイド2の惨劇と立ち位置が非常に近いカードと言える。指定国力の低さや、汚染コインが比較的対策され難い事、「10ターン粘れば勝ち」という明確な目標を設定できるという辺りではあちらが上だが、こちらは他のダメージ手段と併用すれば10ターン以内に決着を付けられる、ロックが外れたりした時は効果の使用を止めてドローを復活させられるという点で上回る。どちらが自分のデッキや環境に合っているかを見極めた上で採用したい。
- 死の商人とはシナジーがある。