一騎当千 - GUNDAM WAR Wiki

一騎当千

一年戦争編 / ベースドブースター2 / 赤い彗星シャア編

OPERATION
O-36 緑 1-1-0 U

(自動A)：「専用機のセット」が成立している全ての自軍ユニットは、以下のテキストを得る。
「速攻
(戦闘フェイズ)：《(0)毎》手札1枚を選んで廃棄する。その場合、このカードはターン終了時まで+1/+1/+1を得る。」

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専用機のセットが成立している自軍ユニットに速攻とパンプアップ能力を与えるオペレーション。
この速攻とパンプという組み合わせは非常に強力。相手からすると速攻を持っている時点で安易な防御はし難くなるし、かといってギリギリ勝てるという程度の戦力で防御した場合はパンプ能力で返り討ちにされる事になる。火力や範囲兵器で迎撃する場合も同様で、十分に余裕を持った値を用意しないとパンプ効果で切り抜けられてしまったりする。
かといって、それらを嫌がって攻撃を通せば本国を一気に削られる可能性が出てくる。特に、イラストに描かれているシャア専用リック・ドムの様な打点が高いユニットの場合は、迂闊に攻撃を通すと致命傷になりかねない。
どちらに転んでも厄介な効果であり、専用機のセットを補助するカードとして中々の性能と言えるだろう。チャンプブロックに対しては効果が薄いので、強襲を与えるカードなども併用するとなお効果的。

専用機のセットを中心にしたデッキは同一のキャラクターや1枚制限を持つユニットが手札に腐ってしまうケースがしばしば起こるのだが、それを有効活用してくれるという点でも便利なカードである。
複数セットしても効果は薄い(1カット中に複数回パンプしたくなる場合もあるので、完全に無意味ではない)が、このカードの2枚目以降もパンプ効果の種にできるので、複数毎投入しても腐り難い。

このカードの欠点は、専用機のセットが成立しないと全く役に立たないという一点に尽きる。緑にはスカウトや人呼んでなどのサーチカードがあるとはいえ、根本的なドロー能力の弱さ故に専用機のセットを揃えにくいというのが正直なところである。それを揃えた上でこのカードを引くという、いわば3枚コンボを要求するカードであり、これは緑のドロー能力に対してはかなり厳しい条件。
更に、このカードが最大限に効果を発揮するためには、専用機のセットが成立し、なおかつ余剰の手札を大量に握っている状況が必要になる。緑のデッキでその様な状況を作り出すのは中々難しく、あまり色に合っていない感が否めない。
また、最近ではグラハム専用ユニオンフラッグカスタム+グラハム・エーカーやティエレンタオツー+ソーマ・ピーリスなどの様に、自前で速攻を持つセットも珍しくなくなった。それらを軸にしたデッキの場合は、このカードを採用しても旨みが少ない。
このカードを採用するのであれば、前述したシャア専用リック・ドムやギャン先行量産型(ロバート・ギリアム機)の様な、パンプ能力をより有効に活用できるユニットを用意したいところだ。