
数分後。
マリナ「……その、サリーちゃんやメグちゃんも同じ気持ちだったのかしら……スリスリ」
ポニテ「なんで女の魔法使いはおkで男は駄目なんだ?」
眼鏡「考えるまでもないな」
ポニテ「ハリー・○ッターを否定するのか!?」
眼鏡「魔法使いでも結婚してるだろ」
ポニテ「くっ」orz
匙「ていうか君の場合“魔法使い”じゃなくて“喪法使い”だからね、正確には」
ポニテ「くくっ」orz
セツニャ「俺はご主人様のマイキャットだニャ。だから、色も黒くするニャ!」
マリリス「目や口に入らないように気をつけてね……ハラハラ」
セツニャ「ご主人様!俺も黒くしたニャ!」
マリナ「あらあら。真っ黒に汚れちゃって…どうしたの?」
セツニャ「魔女には黒ネコだニャ」
マリナ「久しぶりに一緒にお風呂に入って綺麗綺麗しましょうね」
セツニャ「うにゃ~~~~」
刹那in猫耳「うにゃ~」お風呂の戸カラリ
マリナ「まっ、おっきなネコは入れませんよ!」バシャッ
刹那「アチチ、さすがマリリン、ガードが固い」
ブシドー「各々方、見たか!?」
ポニテ「見たよ」
匙「しっかりと」
眼鏡「萌え系を狙ったか、刹那め」
元々一つの存在だった合コンスレのお刹那とここのお刹那さんだが
合コンスレが失われた影響で再び一つの存在に戻ろうとしているのかもしれん
最近のお刹那さんのマリリンに対する失言の多さはその影響やもしれぬ
再びただの喪男に戻ってしまう前に除霊したほうがいい
アレハン「フッフッフ、νえんじぇぅも光と闇の心が再び一つになろうとしているのか」
リボンズ「…は?」
アレハン「νえんじぇぅも私のように黄金に染まればいいのだ!」
リジェネ「…やれやれ。この人間にも困ったものだね、リボンズ…リボンズ?」
リボンズ「~~νガンダムは伊達じゃない!えんじぇぅもνもこの僕だけの特権なのにッ!」
眼鏡「考えようによっては『本音を言えるような』仲になったとも言える。
勿論、=良いと言う事ではないがな」
勿論、=良いと言う事ではないがな」
マリナ「最近…刹那が酷い事を言うのよね……」
シーリン「……あのガキ。シメてやるわ!」
マリナ「あ…違うの。侮辱されたのではなくて………」
シーリン「………なるほどね」
マリナ「前はこんな事無かったのに……どうして……もしかして…私の事、嫌いになったんじゃ……」
シーリン「その反対よ」
マリナ「え?」
シーリン「そういう事を言わなかったのは『嫌われたくない、今の中立な感情を負の方向に向けられたくない』と頑なに思っていたからではないかしら?
何かこう……最近は、以前と比べて態度柔らかくなっていない?何か気が抜けた感じに」
何かこう……最近は、以前と比べて態度柔らかくなっていない?何か気が抜けた感じに」
マリナ「えぇ……結構…」
シーリン「それは『素の自分を見せても嫌われないだろう』と彼が思ったからだと思うわ。
あなたも、私にバカと言われるのと、よく知らない人にバカ、と言われるのでは違うでしょ?」
あなたも、私にバカと言われるのと、よく知らない人にバカ、と言われるのでは違うでしょ?」
マリナ「つまり……」
シーリン「本当に心を開いて来た、って事。言ってしまっても大丈夫なんだって思われるようになったって事ね。
気心も知れない他人に言われてはその関係はすぐに壊れてしまうでしょうからね」
気心も知れない他人に言われてはその関係はすぐに壊れてしまうでしょうからね」
マリナ「心を……」
シーリン「迂闊にも程はあるけど、彼も『マリナがどれだけ彼を好きか』を実感出来てきているって事じゃないかしらね」
マリナ「でも……やっぱり……」
シーリン「マリナだって最近は素直に怒るようになったでしょ?そういう事よ」
マリナ「(確かに前はニコニコして済ませてたな……」
シーリン「ま。色々言い合える仲っていうのは素晴らしいのよ、ねっ」
そう言いつつ背後のクラウスを見上げ、首に手を回す。
クラウス「ま、まぁ。いつも厳しい事を言われてるけどね、ははは」
シーリン「あら、愛のムチよ?心外ね」
マリナ「あ、あの……私、帰ります…」
クラウス「ん?ゆっくりしていっていただいても構わないのですが」
マリナ「いえ……相談したい事は終わりましたし……シーリン、ありがとう」
頭を下げるマリナにシーリンはにっこり微笑んだ。
シーリン「ふふ、頑張ってね」
バタン
クラウス「さて、店の用意でもするか」
シーリン「愛してるわ、クラウス」
クラウス「ブッ!?いきなり何を!」
シーリン「あら?本音を言っただけよ?いつも言われてる、っていってたじゃない?」
クラウス「ははは。一本取られたな……愛してる、シーリン」
タシーロしてたポニテと匙
ポニテ「そ、そうか。最近クジョウに加えて模型子ちゃんも怒りっぽくなったのはそういうことか」
匙「ハァ?何言ってるんだよクソポニ」
ポニテ「いやぁ~ビリー困っちゃう~まいっちんぐ~」
匙「…##ウゼェ!喰らえ匙パンチ!」ボカッ
ポニテ「…フッフッフ、リア充な僕の前には喪男の拳など無力!」
匙「ば、馬鹿な!?刹那は簡単に吹っ飛んだのに…こ、これがリア充の…力?」
ポニテ「フッフッフ、匙君も頑張り給えよ。フハハハハ!」
匙「ち、畜生…畜生…ッ!」
クラウス「なんだか外が騒がしいなぁ」
シーリン「野良猫かなにかじゃないかしら?」
刹那「沙慈、俺を殴れ。今の俺ならなんともないhへぶっ!そんな馬鹿な!?」
沙慈「いや、当然の結果だからね」
ルイス「…あ、匙と刹那・F・セイe…!?…さ、匙が暴力を…非行青年になっちゃった…」
ポ〇テ「匙君はいつも僕を侮辱して暴力を振るうんです。もう耐えられません」
〇那「…匙・ペケ道は、自称リア充な暴力喪男だ。彼は困ったものだ…」
匙「う、うるさい!僕にはルイスがいるんだ!リア充なんだよッ!」ポカポカ
眼鏡「生の歴代ガンダムと生のマリリン、さぁどっちを選ぶ?」
刹那「勿論、ガンダリン!」
匙「何、その薬物みたいな名前」
ビリー「先走った本能を理性が抑えたんじゃないかな」
ブシドー「情けないぞ少年!」
ビリー「君は少しくらい本能を抑えてくれないかな」
刹那「………」カキカキサラサラ
眼鏡「ん?何をしているんだ刹那?」
刹那「!!な、なんでもない!あっちへ行け!」
眼鏡「…わかった。そうする」
刹那「…ほっ…行ったか」カキカキ
眼鏡「ん?それは詩か何かか?」
刹那「み、見るな!」
眼鏡「テコでも動かん!そして頂く!」パシッ
刹那「あっ!か、返せ!返してくれ!」
眼鏡「なになに…『あぁ、マリリン…あなたは俺の女神。ヴィーナスマリリン』」
刹那「だっ、黙れぇぇい!!」
眼鏡「『黒酢のような黒髪、豆腐のような白い肌、慎ましい胸…あぁ、マリリン…』」
刹那「た、頼む!読まないでくれぇ~!!」
眼鏡「『おぉ、マリリン…まぁ、マリリン…マイ・マリリン』…プッwww…あ、いや…すまない」
刹那「……ど、どうだ?俺のポエムは?…意外と、詩才があると思うのだが?」
眼鏡「………」
眼鏡「刹那、意外な様だが中近東は偉大な詩人を沢山輩出している地域だ」
刹那「ルバイヤートとか」
眼鏡「なんだ知ってるんじゃないか。ならルバイヤートを百回読んでから詩を書け」
刹那「なんで?」
眼鏡「なんでって…」
刹那「今のままでも情熱にあふれたいい感じのポエムになっていると思うんだが」
眼鏡「……(マリリンの前で朗読してみろと言っても、マリナさんの事だ
刹那が一生懸命書いてくれたものならなんでも嬉しいわと、どんなへたれポエムでも喜ぶに違いない。
僕は詩の先生ではない。刹那のポエムの出来をどうこう言う立場では……)」
刹那が一生懸命書いてくれたものならなんでも嬉しいわと、どんなへたれポエムでも喜ぶに違いない。
僕は詩の先生ではない。刹那のポエムの出来をどうこう言う立場では……)」
刹那「ティエリア、何を長考している?」
眼鏡「そのままの思いをマリナさんにぶつけろ」
刹那「そうか!よしがんばるぞ」
眼鏡「………」
しぐマリナ購入。
1部最終話の最後で写真立てっぽい物を抱いて泣いてたり、歌を歌って子供達を仲直りさせたり…
更に微笑んでたりで良かった。良いお刹マリの為のスパイス、エンジンを補給できたよ。
しかしその写真は、せっ様もしくは本編刹那だ
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((゚Д゚).gif)
刹那「夜食にラーメン食べたい。プリーズ」
マリナ「ダメよ。太るから。そのかわり、わた……」
刹那「『わたがしを食べて』?」
眼鏡「お前何故自分が『お刹那』と呼ばれるのかわかってないようだな」
マリナ「あ、いけない。お風呂場に櫛と石鹸を置いてきちゃったわ」
ガチャ…
半裸半ケツお刹那「…!?…マ、マリリン…エッチ!変態!痴女!」
マリナ「ご、ゴメンなさい刹那。私、急にドアを開けたりして…」
半裸お刹那「は、早く出ていってくれ!」
マリナ「あの、櫛と石鹸を取りに来たのだけど…」
バスタオルお刹那「わ、分かったから!早く!早く!」
マリナ「ごめんなさい。ごめんなさい…」
バタン
半裸お刹那「……マ、マリリンに肌を晒してしまった…俺は…僕は…私は……」ガックシ

マリナ「グス……」
眼鏡「な、何だ!?」
匙「僕も知らないんだ。帰ってきたらこうで……」
ブシドー「……マリナ?」
マリナ「グス……(机に腕を組み、顔を埋めるように突っ伏す」
ブシドー「……その。晩、ご飯。作って…いただければ…嬉しいなぁ……って」
マリナ「………」
無言で向こうを指差す。
そこにはカップラーメンが人数分置いてあった。
そこにはカップラーメンが人数分置いてあった。
ブシドー「……わ、わかりました」
匙「重症だね……あ、僕シーフードね」
眼鏡「僕はカレー味といこう」
ポニテ「普通のでいいかな」
ブシドー「私は……春雨スープだと?ラーメンだけではなかったのか……」
マリナ「(私……あんなに怒った刹那を見たの、初めて……それに…あんな酷い事…
あんなに怒らせ…てしまって……もう…私は……グスグス」
あんなに怒らせ…てしまって……もう…私は……グスグス」
浴槽のドア(バタ――ン!)

マリナ「!!」
眼鏡「な、!?」
匙「ぶふぅ!!!!」
ポニテ「!!!!!」
ブシドー「?」
眼鏡「な、!?」
匙「ぶふぅ!!!!」
ポニテ「!!!!!」
ブシドー「?」
マリナ眼鏡匙ポニテ「刹那がキリッ顔をしている・・・・・!?」
ブシドー「お主は一体誰だ?」
マリナ「服を着ないと風邪を引いてしまうわ」
刹那「あ、あのね。マリリン」
マリナ「今からご飯を作るから早く乾かしてね」
刹那「あ…う、うん……」
マリナ「はい、皆さん。出来ましたよ。温かいうちに召し上がってね」
眼鏡「助かった……カップ麺だけかと……ん?」
- 食べ終わりました-
刹那「ごちそうさまでした。美味しかったよ。じゃ、後片……」
マリナ「ありがとう。でも、後は私が片付けますから」
眼鏡「んんっ?」
刹那「いや。手伝うよ」
マリナ「いいえ。これは私の仕事だから」
眼鏡「(何かおかしいぞ?」
刹那「ただいマリリン」
マリナ「お帰りなさい」
刹那「………マリリン?」
マリナ「何ですか?」
刹那「………怒ってる?」
マリナ「何に怒るというの?……晩御飯、買ってきます」
刹那「い、行ってらっしゃい」
刹那「眼鏡、この野郎!何か吹き込んだのか?吹き込んだな!?」
眼鏡「落ち着け」
刹那「あんな他人行儀なマリリン、初めて見たぞ!ここに来た時以上によそよそしいぞ!?」
眼鏡「それは僕も気になっていた。どうやら……お前が原因だ」
刹那「俺が?馬鹿な?」
眼鏡「昨日、マリリンに凄い剣幕で怒っていただろう」
刹那「誤解だ!」
眼鏡「『痴女!』とも言ったろ」
刹那「あ……」
眼鏡「あれで本当に怒らせてしまった、と思ったらしい。貞淑なイスラム圏の女性にとっては凄く酷い言葉だからな。
そして、マリリンも深く傷ついたようだ。愛するお前にそんな事を言われたからな」
そして、マリリンも深く傷ついたようだ。愛するお前にそんな事を言われたからな」
刹那「あ……あ………」
眼鏡「マリリンがお前に心を開く事はもうあるまい」
刹那「
眼鏡「このまま何もしなければな……って、おい」
刹那「
ポニテ「…というわけでね、刹那君とマリナさんがギクシャクしてもう、身の置場がないよ。ハハ」
模型子「…そうですか…」
ポニテ「あの、どうかしたのかい?なんだかいつもと様子が…」
模型子「…いえ、別に…」
ポニテ「あ、世間は夏休みだもんね。毎日忙しいよね。もう毎日てんてこ舞いなんだろう?」
模型子「…まぁ…」
ポニテ「アハハ、もう毎日おっぱいおっぱい(いっぱいいっぱい)か。…ん?あ、あれ?…」
模型子「………棚の整理しないと…」
ポニテ「…あ!い、今のはね、その…舌を噛んじゃって……テヘッ☆」
アニュー(…カタギリさんって最っ低!!)
マリナの、お刹那への友好度が60低下した!デレデン!
模型子の、ポニテへの友好度が70低下した!デレデン!
アニューの、ポニテへの友好度が80低下した!デレデン!
アニューの、ポニテへの友好度が80低下した!デレデン!
マリナとお刹那の仲が凄く気まずくなりました。
関係が敬愛から知己レベルまで低下。
眼鏡「ぐわぁああっ!しまったぁ…これでは純愛ENDは無理か…俺は…僕は…私は…」
ミレイナ「まだだですぅ!たかが40日目が終わっただけですぅ!」
眼鏡「そ、そうだな。セラフィムさんが居てくれると心強い」
刹那「……」
ポニテ「……」
刹那「あ、あの…マリリン。一緒に寝よう?」
マリナ「嫌……一人で寝て…お願いだから…」
刹那「
刹那「どおお~~~しよおおお~~~~(涙ダバダバ」
眼鏡「信頼を壊すのは簡単だが得るのは大変だ。だから、焦らず気長に接した方が良い」
眼鏡「スレ終わりに全裸になるアレは平気だったじゃないか。なんでまた」
刹那「にゅにゅにゅ入浴シーンはダメなの!!!/////」
ミレイナ「何か・・・凄ぇ殴りたくなってきたですぅ」
フェルト「そういう物言いだから、(男としての)器が小さいんだよ・・・」
先ほどより十文字匙さんがニヤニヤしております。
ルイス「人の不幸を喜ぶなんて……最低!もしかして、私の時も内心喜んでたの?
悲しそうな態度を見せておいて……二度と近寄らないで、この人非人!」
悲しそうな態度を見せておいて……二度と近寄らないで、この人非人!」
リボンズ<○><○>ピキーン「!!」
リボンズ「これは…一体…マンション全域の喪粒子の濃度が二乗化、いや三乗化している!?」
ライル「今夜はアニューが来るからな。グラビア雑誌やらは隠しておかないと…」
録音「別にいいじゃないか、見られても」
ライル「駄目だね。巨乳ものばっか買ってたからさ、アニューにバレたらどうなるか。…おぉ~怖っ!」
録音「…そうかい…」
アニュー「こんばんは」
ライル「わーっ!?」
アニュー「驚かせようと早く来ちゃった、ふふっ!」
ライル「そそそそうでつかかかかかか」
アニュー「?どうかしたの?それは何?」
ライル「わわわわわわわ」
アニュー「…………ふーん…」
ライル「あのな、これな、アレルヤがな、預かってくれってな、俺のじゃなくてな」
アニュー「ゴソゴソ……」
つ 肉まん
つ 肉まん
ライル「に、肉まん?」
アニュー「これを詰めて……あつつ…はい、巨乳。なんて……」
ライル「……ありがとうよ。ナデナデ」
アニュー「ふふっ。……でも、話は聞かせて貰うからね?」
ライル「(ノ∀`)アチャー」
刹那「録音! お前ちょっと来てくれ!」
ライル「え、ちょ、俺これから飯…ウアァァァァ!」
アニュー「ちょと、ライル! もう、帰ったらまとめてお話聞かせてもらうからね」
そのいち
録音「…あー成る程、事情は分かった」
刹那「お、俺はどうすれば…」
録音「…なぁ、刹那。お前、自分が最低な事をしたって分かってるか? 悪い事をしたって思ってるか?」
刹那「そ、それは当たり前…」
録音「どうだかねぇ」
刹那「! 何だと、貴様!」
録音「お前さ、これだけこじれても成り行きで何とかなると思ってないか?」
刹那「違う。俺はマリリンに謝りたいし、何とかしようと…」
録音「そうかね、話を聞く限りじゃ必死さが感じられないな。うまく行かなかったら現実逃避したり、誰かに泣きついたりとかさ」
刹那「そ、それはこんな状況初めてだし…」
録音「いいや、刹那、お前はマリナさんに甘えきってるんだよ」
刹那「え…俺が…」
録音「マリナさんは優しい。だから、『お前がいなきゃ生きていけない』とか言って泣き落としゃなぁなぁで済ませられる、て全く思ってないと断言出来るか?」
刹那「う…それは…」
録音「そもそも、事の発端もお前の甘えだよ。裸見られて恥ずかしかったのは悪い事じゃない。けど、だからってキツい事言っていいのか。その後謝ればそれでいいのか。
気兼ねなくいい合える関係ってのは、自分本位で相手を傷つけても許されるって事じゃないんだよ」
気兼ねなくいい合える関係ってのは、自分本位で相手を傷つけても許されるって事じゃないんだよ」
刹那「うぅぅ……」
録音「まぁ、マリナさんの事だ。確かに時間置けばその内許してくれるかもな。下手に刺激しない分、いいかも知れない。
…けど、そういう関係は多分一生ものにはなれねぇよ」
…けど、そういう関係は多分一生ものにはなれねぇよ」
刹那「!!」
録音「辛い別れになる前に別れちまうのもアリかもなぁ。何、お前ら二人とも顔はいいから、すぐに新しい出会いが…」
刹那「嫌だ! そんなの嫌だ!」
録音「…じゃあ、だらだらと関係続けて行くのか?」
刹那「…ロックオン、お前の言う通りだ。確かに俺はマリリンに甘えてた。気兼ねない関係になったと言われたのが嬉しかったのか、正直調子に乗ってしまっていた…」
録音「刹那…」
刹那「親しくなれたからと言って、自分を磨いてマリリンを大切にする初心を忘れては行けなかったんだ。俺は…大馬鹿だ」
録音「で、その馬鹿はどうしたい?」
刹那「マリナに心から謝りたい。そして、以前の、いや、以前以上の関係になりたい!」
録音「へ、よく言ったじゃねぇか。少しは喪ーラが晴れたぜ。さて、反省会はここまでだ。これからどうする?」
刹那「…ど~しよ~! 録音~!」
録音「…のび太くんかよ、お前は」
録音inデュナメス「奇跡だ・・・無残イベントが発生しないなんて」
刹那「まずは謝まろうと思うんだけど…」
録音「一応謝ってるのに相手にしてもらえないんだろ。そこまで傷ついてるんじゃ、言葉だけじゃ難しいわな」
刹那「うぅ…やっぱり…orz」
録音「だから、すぐ落ち込むなっての。言葉が届かないなら、近づいていけばいい話さ」
刹那「え? 十分近くから話かけてるぞ?」
録音「物理的な距離じゃねぇよ! 心の距離だ! 心の! マリナさんに心開いてもらえるよう努力しろって事だ。
話し合いの場を持つのは、一朝一夕で何とかなる事じゃないからな。時間はかかっても、愛情と誠意を持って相手を想った行動をして、相手の心を開かせて近づく。接近戦は得意だろ」
話し合いの場を持つのは、一朝一夕で何とかなる事じゃないからな。時間はかかっても、愛情と誠意を持って相手を想った行動をして、相手の心を開かせて近づく。接近戦は得意だろ」
刹那「そ、そうか! 俺がマリリンのために出来る行動……ガンプラとかガンプラとかガンプラ…ガンプラしか特技がない自分が憎い…」
録音「いや、それでもいいんだぜ、刹那。彼氏が愛情こめて作った品をあの人が喜ばないはずないからな」
刹那「本当か! それなら俺にも何とかなりそうな気が…」
録音「彼女の代わりに掃除とか不器用なりに料理作ってやるとかも結構キクぜ。後はそうだな。ちょっと前にやってたバンドの曲聞かせたりとかして、思いの丈をぶつけるのもアリかもな…」
刹那「ロックオン…すまない、俺は今までお前の事を見誤っていた…とんでもない駄目野郎という認識は間違いだった」
録音「(お前にだけは言われたくねぇよ)いいって事よ。ま、困ったらいつでも泣きつきに来いよ」
刹那「分k…ん、待て…」
録音「あ? どした?」
刹那「『お前はのび太くんか』…『泣きつきに来い』…だと? お前、内心俺が肝心な時に調子に乗って下手こくのび太タイプと思ってるのか!?」
録音「どんな想像の飛躍してんだよ!…でも実際その通りじゃ…」
刹那「やっぱり思っていたかぁぁぁ!」
録音「い、いや、今のは言葉のあやつーか、うまい表現に感心したというかぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
そのに
刹那「………と言う訳だ」
ライル「そりゃお前が悪い。人の考えてる事ってのはそいつしか解らないからな。
お前は軽いつもりでも、マリナさんは重く受け止めた訳だ。反省せーよ」
お前は軽いつもりでも、マリナさんは重く受け止めた訳だ。反省せーよ」
刹那「すまん……」
ライル「俺に謝るなよ。……手っ取り早い方法なんて無いんだがなぁ。
ティエリアの言う通り、じっくり関係を築いていった方が……」
ティエリアの言う通り、じっくり関係を築いていった方が……」
刹那「頼む……マリリン、いや、マリナをそんな長い間傷ついたままにしたくないんだ……!
俺の事を再び好きになんてならなくてもいい、誤解を解いて気持ちを楽にさせてやりたいんだ!」
俺の事を再び好きになんてならなくてもいい、誤解を解いて気持ちを楽にさせてやりたいんだ!」
ライル「んー…賭けになるなぁ、こいつは……」
刹那「何か手があるのか!?」
ライル「あぁ……耳貸せ……」
マリナ「………はぁ。トントン」
ライル『いいか、チャンスは一回だけだぜ。二度目は無いぞ』
刹那「(分かってる……」
料理をしているマリナの後ろから忍び寄る刹那。
一歩、二歩、と慎重に足を運ぶ。
一歩、二歩、と慎重に足を運ぶ。
マリナ「…………グスッ」
ライル『勢いよくしちゃダメだぜ?北風と太陽知ってるだろ?
え?知らない?……まぁ、今のあの人は傷ついてるだろうからな。優しくするんだ』
え?知らない?……まぁ、今のあの人は傷ついてるだろうからな。優しくするんだ』
刹那「(優しく……」
そろそろと抱きしめる刹那。
一瞬肩が震えたが、さしたる抵抗もなく優しく、しっかりと抱きしめた。
一瞬肩が震えたが、さしたる抵抗もなく優しく、しっかりと抱きしめた。
マリナ「………離して」
ライル『そっからはお前次第だ。俺にはアドバイス出来ねぇ。
ただ、お前の正直な気持ち、愛情を示してやれば良いんだ。頑張れよ』
ただ、お前の正直な気持ち、愛情を示してやれば良いんだ。頑張れよ』
刹那「……嫌だ」
マリナ「離して。触られたくないの……」
そう言った彼女の体はこ刻みに震えている。
怯えているのか、悲しんでいるのか、刹那には掴みかねた。
怯えているのか、悲しんでいるのか、刹那には掴みかねた。
刹那「……俺の心臓の鼓動、感じるだろ?」
マリナ「……えぇ」
刹那「マリナが好きなんだ。好きでたまらないからこんなに鼓動しているんだよ」
刹那「マリナが好きなんだ。好きでたまらないからこんなに鼓動しているんだよ」
マリナ「そんな……機嫌取りの嘘は止めて」
刹那「嘘じゃない!」
マリナ「なら何故あんな酷い事を言えるの!?」
刹那「そ、それは……気が動転していたから……」
マリナ「人間は追い詰められた時に本音が出る、というわ……つまり……あなたは……」
そこで言葉を切ると悲しそうに俯いた。
刹那は返す言葉を持たず、しばしそのままでいるしかなかった。
刹那は返す言葉を持たず、しばしそのままでいるしかなかった。
マリナ「……さ、料理の邪魔だから……」
刹那「だったら……」
マリナ「え……?」
刹那「だったら何故、危険を犯してまであそこからマリナを救った?」
マリナ「あっ……」
刹那「何故、あのようなメールを最終戦(1stね)の直前に送った?何故忍びこんだ?何故、今暮らしている?」
マリナ「………」
刹那「酷い事をいったのは済まなかった…詫びても詫びきれない…
だけど…だけど、俺はマリナが本当に好きなんだ……それだけは…分かって欲しい。赦されなくても構わないから…」
だけど…だけど、俺はマリナが本当に好きなんだ……それだけは…分かって欲しい。赦されなくても構わないから…」
マリナを抱く力が一層強まる。
軽く胸が圧迫され、思わず息が洩れるが構わずに抱き続ける。
軽く胸が圧迫され、思わず息が洩れるが構わずに抱き続ける。
マリナ「刹那……」
刹那「俺は…マリナを世界一愛している……それだけは……」
刹那は搾り出すような涙声でそう締めた。
告白を聞き遂げたマリナはしばし眼を瞑り、抱きしめる手に優しく手を添えた。
告白を聞き遂げたマリナはしばし眼を瞑り、抱きしめる手に優しく手を添えた。
マリナ「刹那……ごめんなさい……私、あなたに酷い事を……」
刹那「………」
マリナ「同じイスラム教徒だからどれだけ嫌か、分かっていたはずなのに……
私だけが被害者のような顔をして……」
私だけが被害者のような顔をして……」
刹那「いや、悪いのは……俺だ(いつもYATTAしてるし」
マリナ「私、もうあなたと深く関わらない方が良いと思っていたの……でも……」
マリナ「他人のようにそっけない態度を取る度に何だか辛かったのよ…」
刹那「俺はとても辛かった」
マリナ「今まで愛してきたものを、簡単に、すっぱり捨て切れるはずはないのに……
でも、あなたをあんなに怒らせてしまっては今まで通りではいられない……
その……狭間で…私…凄く……っ……」
でも、あなたをあんなに怒らせてしまっては今まで通りではいられない……
その……狭間で…私…凄く……っ……」
マリナも又、涙声になり、手を口に当ててむせび泣いた。
人の気持ちはそいつにしか解らない――ライルの言葉が脳内を駆け巡る。
人の気持ちはそいつにしか解らない――ライルの言葉が脳内を駆け巡る。
マリナ「ごめん…なさい……っ。刹那……わ、私…あなたを……っ……」
刹那「……ごめん、マリナ。もう……二度と悲しませるような事はしない……」
マリナ「私っ……もう一度あなたを……」
刹那「もちろんだ……」
ライル「やれやれ。なんとか上手く行ったかね」
アニュー「良かったわね……さぁて、次は私の方ね?」
ライル「(ノ∀`)アチャー」ズルズル
刹那「………」
マリナ「………」
しばし無言のまま立ち尽くす二人。しかし、先程までの雰囲気は既に無い。
まさに雨降って地固まったのである。
まさに雨降って地固まったのである。
おしまい
マリナ「さて、ごはんを作りましょ」
刹那「俺、蕎麦が良い、蕎麦蕎麦!」
マリナ「麺が無いから明日作ってあげるわね」
刹那「そらーん」
眼鏡「刹那から放たれていた喪ーラが消えていく…!」
ミレイナ「世界を覆っていた喪の闇が晴れていくですぅ!」
ルイス「…ちょっと私、神経質になりすぎてたみたい。ごめんね、サジ」
匙「ううん、僕の方こそ。君の気持ちを思いやる余裕がなくて…」
ルイス「いいの。もう、いいの…」ギュッ
匙「ごめんね、ルイス。ありがとう」
ポニテ「(ヨレヨレ)模型子ちゃん、これ…」つポニテ謹製究極改造ガンプラ
模型子「あ、ポニテさ…凄い!細部までディティールに拘って…こんなの見たことないです!」
ポニテ「今の僕にはこれが精一杯で…今までのお詫びになるとは思ってないけど」
模型子「いいえ、これにはポニテさんの魂がこもってます。私には分かります!」
ポニテ「ハハ…喜んでくれて、良かった」パタリ
ライル「良かったな、皆…」
アニュー「ライル、遠い目して呟いてないでそこに正座」
ライル「ハイ…ゴメンナサイ…」
録音inガンプラ「やれやれ、世は全てこともなし。めでたしめでたし、といったところかな」
ライル「俺だけまだめでたくないんですが」
アニュー「よそ見しないの!」
リボンズ「もっと修羅場が続いてくれた方が良いんだよね」
リジェネ「何故だい?」
リボンズ「越えるべき山が大きい程、越えた時の喜びも大きい。そういう事さ」
リジェネ「なるほど……本心は面白いからでしょ?」
リボンズ「MO☆CHI☆RO☆N☆SA☆」
リジェネ「ハハハ、こやつめ!」
リボンズ「アハハ!」
留美「見つけましたわリボンズ様!」
ヒリング「リヴァイヴで遊ぶのも飽きちゃった…遊ぼうよリボンズ!」
リジェネ「リボンズ、修羅場の気配を感じるよ」
リボンズ「当事者になるのはごめんだね…」
