ガールズバンド編

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haputea

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──コーポ・ラグランジュ

Pi Pi Pi Pi...Pi Pi Pi Pi...つガチャ
模型子「…ムニャムニャ…もう朝か…あれ?今日はバイト休みだっけ…も少し寝よ…zzzz」


♪~~(電話の着信音)
模型子「!…んもう~…何よ朝っぱらから……もしもし…」
アニュー(℡)「──モコちゃん…あなた今何してるの…?」
模型子「何って…お休みなんで寝てましたけど
   …昨日も店長が休んでいいって言ってたじゃないですかぁ…先輩もそそっかしいなぁ」
アニュー(℡)「──おバカ!今日はバンドの練習日だって前々から言ってたでしょ!」
模型子「!……あ、やば……すすすすいません!すぐそちらに向かいます!」
アニュー(℡)「──もう!……とにかくもうみんな集まってるから…急いで支度して来て!じゃ…」

模型子「はわわ…どどどうしよう…既にみんな集まってるってことは……」

モワワワワーン…
ゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ソーマ「#模型子貴様ぁーー!!これで何度目だ…今日という今日は姉様が許しても私が許さん……!」

模型子「ヒ、ヒイィ…ザクザクグフグフ(ry……は、早く支度しないと……」



模型子「え、と…これで忘れ物はないよね…ブツブツ…」
ミハエル「よぉおはよう姉ちゃん。今日は遅めの出勤なん?」
模型子「あ、おはようございまーす!今日は仕事休みでして、趣味の集まりに…」
ヨハン「ギターケース…バンドか何かを組まれているのですか?」
模型子「はい!まだ始めたばかりで私が足引っぱってばかりですけど…あ、いけない!
   実は私少々遅刻しちゃいまして…それじゃ!」
ミハエル「おう、頑張ってな…て、オイオイ…姉ちゃん鍵挿しっぱだぜ!」つヒョイ!
模型子「!……へ!?(おでこに直撃)……痛たた…!」
ミハエル「……わ、悪ぃ…軽く放ったつもりだったけど……」
ヨハン「だ、大丈夫ですか!?」
模型子「……あ、はい。ありがとうございます!それじゃ行って来まーす!」
ミハエル「……ドンくさいよなあの娘…カワイイけどよ……」
ヨハン「……ああ、性格は良い娘だとは思うが……」



カンカンカンカン…(踏み切り)
模型子「ああ、もう!急いでるのにー!!」
バロ太「オッス!プラモ屋のお姉ちゃん!それ何?ギター?」
模型子「あら、おはよう。今日はね、マリナさん達とバンドの練習に行くのよ」
バロ太「へー、ねえねえちょっと見せてよ!」
模型子「もう…じゃあ、ちょっとだけだよ…」
バロ太「へー、こうなってんだ…ありがとう…じゃあオレも…(ガサゴソ…)
   ジャーン!カンタムカードのレア出ちった!」
模型子「おー凄いじゃん!…でも、学校に関係ないものを持って言っちゃダメだぞ!
   先生に見つからないようにね…」
リアン「ちょっと何してんのよー!おいてくわよー」
ヤエル「おいてくぞー!あ、おねえさんおはよー!」
模型子「おはよう!さ、キミも急がないと。みんなに迷惑かけちゃダメよ…」
バロ太「ちぇ、わかったよ。じゃあね、お姉ちゃん!」
模型子「あ、それ私もじゃん……げ、また踏み切りしまってる…orz」

アニュー「#……遅い。流石に今回は厳しく行くわよ……」
マリナ「……少し心配ね…携帯出ないんだけど……」



クジョウ「ふふっ、あの小娘、だらしがないわねぇ。それじゃあいい女にはなれないわよ」
カティ(…その前に自分の部屋をなんとかしたほうが…この空き缶は何時からここに?)



模型子「ふう、何とか商店街まで着いた…何だか普段の倍以上掛かったような…
   でも、今回ばかりは言い逃れはできないな…正直に謝るしかないよね…」
シーリン「よいしょ……」フラフラ…
模型子「!あ、語論のママさん…私持ちますよ!もう、ゴミ出しなんてマスターに任せれば…」
シーリン「あら、悪いわね…でもクラウスも商店会の会合何かで忙しくてね…疲れて寝てるわ。無理に起こしたくないし
    どうにも私もじっとしてるのが性に合わなくて…つい、ね…でもありがとう。正直助かったわ」
模型子「また商店会長のラーメン屋さんですね…ホント強引なんだから…!」
シーリン「そんなに人の事を悪く言うものじゃないわ。あの人も少し世話好きなだけよ…
    私達も色々と気を使ってもらって随分助かってるわ…それよりあなた、バンドの練習行かなくていいの?」
模型子「!…いっけない!でも、何でそれを!?」
シーリン「マリナから大体の話は聞いてるわ。それに、商売柄周辺の事情には詳しくなるものよ…って、ちょっと!」

模型子「すいませーん!急ぎますんでまたー!」
シーリン「……大方寝坊でもしたわねあの娘……仕方ない、私がマリナに事情を話して置くわ…」



模型子「お、おはようございまーす!!すいません、遅れましたー!!」
アニュー「お は よ う モ コ ち ゃ ん …これで何度目かしら!?」
模型子「う、先輩…顔、近いです……ご、5回くらいかな…?」
アニュー「6度目よ!マリナさんが優しいからってこうも遅刻が多いんじゃ私も……」
マリナ「まあまあ…良いのよ。確かに模型子ちゃんだけ少しお家が遠いし…
    ただ、こういう時は逐次連絡が取れるようにしておいて欲しいの
    あ、先程シーリンから連絡があったわ…ありがとうって」
ソーマ「事情は大体聞いた。遅刻は遅刻と言いたい所だが今回は勘弁してやる」
模型子「すいません…以後気を付けます…」
ソーマ「朝弱いのなら今後は私が起こしに行く…」
模型子「!うぅ……すいません!以後遅刻は絶対にしません!」ペコペコ…
アニュー「ふぅ…仕方ないわね…今後は当分私が迎えにいくわ」
マリナ「さ、みんな始めましょ!とりあえずこの前の続きから…」
ソー・ア・模「「「はーい!」」」



マリナ「模型子ちゃん、今度練習がある時は、前の晩にうちに泊まっていったらどうかしら」
ソーマ「そうだな。隣は私の家だし、2人がかりなら起きられるだろう」
模型子「マリナさんのお家って…ポ、ポニテさんの家じゃないですかー!
  きゃー!心と体の準備が~~~」
アニュー「モコちゃん、体の準備はいらないから」

ポニテ「何だってー!模型子ちゃんが僕の家に泊まりに来る?!
  どうしよー、心と体の準備が~~~」
匙「体の準備しやがったらコロすぞ」
刹那「そしてお前の家じゃなく俺の家だ」

模型子「それにしても…パジャマとかどうしよー(ポニテさんに見られるわけだし…」
マリナ「用意するのは洗面用具だけで大丈夫よ。うちはネグリジェなら替えが沢山あるから」
模型子「???」



もしかして・・ブシドーのネグリジェ(替え沢山)か?
いやーやめてあげて!師匠がお面も薦めそうだからやめてあげて!

ブシドー「弟子にブシドーマスクはまだ早い!…む、そうだ弟子よ、私のベッドで寝るがよい」
模型子「あ、はい」
ブシドー「フハハ!いつもとは逆だなぁ弟子よ!」
模型子「そうですねぇ」

眼鏡・マリナ「「………」」



ポニテ「…なんだろう…今、無性にグラハムを殴り飛ばしたいよ…ギリギリ」
ハワード「えぇっ!?カタギリ主任、何を!」
ダリル「とn…隊長を殴るなんてとんでもない!」



マリナ「少し休憩してティータイムにしましょうか?」
模型子「わー賛成です!のど渇いちゃった…」
アニュー「まったく、調子いいんだから…」
ソーマ「しかし、水分補給と休息は大事な事だ。うん…」
アニュー「あら、今日はやけに優しいのね?」
ソーマ「べ、別に…姉様に楽しくやるのが大事だと言われただけだ(うう、調子狂うな…」
マリナ「フフ…さ、お茶が入りましたよ。それとクッキーを焼いてみたんだけど、どうかしら?(…それで良いわソーマちゃん」
ソー・ア・模「「「わーい!いただきまーす!!!」」」

模型子「ところでこのマンションって何気に凄い豪華ですよね…」
アニュー「そうよね…遊戯施設から劇場に共同キッチン、それにこのスタジオでしょ……妙に揃い過ぎてるのよね」
ソーマ「ああ、それは私も気になっているところだ、何故か私達がバンドを始めると決めたその日に
   王留美から楽器を提供して貰った…何かきな臭いモノを感じないか?」
アニュー「そう…まるで誰かのシナリオの上で演じさせられているかのような…?」
模型子「お二人共考えすぎですよ。確かに昔の映画でそんなのありましたけど」
マリナ「そうね。中々面白い話だけど、王さんはいい人よ。あまり人を疑うのは良くないわ」
ソーマ「…はい、すみません姉様」
アニュー「それもそうですね。特に何をされたわけではないし」


留美「……な、何だか急に後ろめたくなってきましたわ…」
ネーナ「何だか私達完全に悪役のソレですよね…」
紅龍「お嬢様。今週のアンケートの集計結果が届きました…今回も大差で1位
  これで新連載開始以来五週連続で首位をキープです」
留美「……フフ、これよ、これ…!これだからやめられないのよ……!
  いいえ…誰がやめるものですか!これでもう五週も人気が続けば彼女達に投資したモノなんてお釣りがくるわ!
  ここまでの展開は大方予想通り……さあ…どんどん動いて頂戴……オーホッホッホッホ……!!」
御刹那「る、留美タソが壊れた……gkbr」
ネーナ「……たまにああなんのよ。さ、アンタは黙って消しゴム掛け続けるの!」



リヴァイヴ「…#アニューをだしにするとは。…ちょっと王留美を懲らしめてきま…」ズキューン!
リボンズ「彼女を懲らしめることができるのはこの僕だけさ。君の出番ではないよ」
リヴァイヴ「…グフっ…ガックシ」
リジェネ「フフ、リボンズも素直じゃないね」
リボンズ「…な、何をだいリジェネ…!」



マリナ「ふぅ…大分疲れてきたわね。皆も帰ってくるし、今日はここまでにしましょうか」
模型子「はい!はぁ…意外と汗掻きますよね……」
アニュー「大丈夫、ちゃんとシャワールームもあるわ」
ソーマ「それはそうと姉様…気になったのですが首のソレ……犬の首輪…ですよね?」
アニュー「あら、本当…てっきりチョーカーかと……」
模型子「で、でも何かロンドンパンク風でかっこいいですよね……」
マリナ「あ、コレ?……じつは刹那がね///」

──防音ガラス越しに
ライル「お、今日は終わったみたいだな…見れなかったのは残念だが…」
ポニテ「も、模型子ちゃん…///今日は編み上げヘアーじゃないんだ…髪、意外と長いんだね///」ハアハア…
匙「キメえよクソポニ…明らかにあの娘怯えてるじゃんか……」
刹那「マ、マリリンが照れてる…ひょ、ひょっとして俺の話!?」ドキドキ…
アレルヤ「ソーマ・ピーリス達は明らかに君の事白い目で見てるけど……マリナさんに何かしたの!?」



刹那「俺は何もしてねぇ!!」
アレルヤ「本当かな……あれ、マリナさんのチョーカー、変わってるね」
ライル「ん。犬の首輪みたいだな」
アレルヤ「ははは、まさか」
刹那「あ。あれ、俺がマリリンに買ってきた犬の首輪だ」

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