六日目1~200

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お刹那さんがパチンコに行きました

刹那「ただいまー」

ティエリア「何だもう帰ってきたのか」

刹那「パチンコの玉で滑って転んで、玉をケースにいっぱい入れて
   積んでいる人のところに突っ込んで全部ぶちまけた…」

ティエリア「最悪だな」

刹那「でもそれ、えんじぇるのオーナーだった」

ティエリア「あいつ、金色フェチなくせに銀玉にも興味あるのか…」

刹那「半泣きで追いかけてきたから逃げてきた」

ティエリア「それは泣くだろうな」


刹那「でもあのオーナー、出してる玉の色が金色だった様な……」

眼鏡「一円パチンコか……金が無いのかただのチキンなのか……良く分からんな」




刹那「はぁ…いつになったらマリリンと付き合えるんだろうなぁ…」

眼鏡「心中察するにあまりある」

刹那「いや、お前らが邪魔するからだろ!」

眼鏡「確かにそれはあるだろう。しかし、お前にも責任がない、といえるか?オ・ク・テ・く・ん?」

刹那「……確かに(あれ?上手く丸めこまれたような…」

眼鏡「いいか、言葉に出来ないならば行動で示せ。沈黙はゴールド、雄弁はシルバーとルー大先生も言っている」

刹那「(誰だよ)行動で、といっても…『懸垂100回出来たら付き合ってくれ!』とでも言うのか?」

眼鏡「ふ、もっと簡単な方法がある」

刹那「そ、それは……?」

眼鏡「押し倒せ。押し倒して、既製事実を作るんだ!」

刹那「成敗!」

眼鏡「はぷてぃ!」


マリナ「ん…どうしたの?」

刹那「い、いや……(愛しいマリリンにそんな事が出来るか!」

赤ちゃんがテレビに出ている。赤い顔をしてオギャー、オギャーと泣いている。

マリナ「赤ちゃん、可愛いね…私も……欲しいな」

刹那「!?ま、まりまりまりマリリ……ン……」

ブシューーーー

マリナ「刹那!大丈夫?刹那!刹那ーーー!」

何気ない一言にも鼻血を吹く、純情なお刹那さんなのでした。



そもそも刹那はそういうの知ってるのか
マリリンが教えてあげるのもいいが

刹那「マリナが教えて、く、れ……」

ブシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥーーーーーーー!!!!!!!!
匙「はぁ、またか」

眼鏡「ほら、雑巾だ」

ブシドー「まるで乙女だ!」

ポ二テ「いや、君は何を言ってるんだい」




マリナ「刹那…私、ついに出来ちゃったの!」

刹那(ででででき、出来ちゃった!?何が!?!?)

マリナ「マリーさんより先に出来るとは思ってなかったわ」

刹那(てか身に覚えがないんだけど!?酔った勢いでやっちゃった?いやいやそんなに酒飲んだわけないし!じゃあ無意識のうちに?そういえば突然意識が遠くなって目が覚めたらマリリンに介抱されてた事がよくあったけど…まさか!?)

マリナ「…刹那?」

刹那(マリリンが返事を待ってる!そうか、そのまさかなのか!よし、なら俺も覚悟を決めなければ…!!)

刹那「まままマリリン!」

マリナ「なぁに?」(首を傾げる)

刹那「か、かわいいぃぃぃぃ!じゃなくて、えぇと…」

マリナ「あ、そうだ!刹那も一緒にやらない?」

刹那「…………………え?何を?」

マリナ「ぷよぷよ。ティエリアから借りたらハマっちゃって、今マリーさんと一緒にやってるの」

刹那「デキタッテ、ナニガデキタノ?」

マリナ「7連鎖!すごいでしょう♪」

刹那「アハハ、ハハハハハハハ…」




ブシドー「電子レンジの」

マリナ「中のダイナマイト」

ブシドー「こんなげーむに」

マリナ「まじになっちゃってどうするの」

ブシドー「チン○ポコ」

マリナ「ユリ」

ブシドー「かみ」

マリナ「はばらばらになった」

ブシドー「ガラハド」

マリナ「ころしてでもうばいとる」

ブシドー「マリナ…中々やるな……」

マリナ「ブシドーもね」


刹那「な、何て言ってるかわからん……」



録音家

録音「刹那の家って、アダルトチーム3人とヤングチーム3人に分かれるよな」


お刹那家

マリナ「何だか急にロックオンさんをぶん殴りたい気分になったわ…」


コンコン

録音「ん?来客…って、刹那か。何の用だ?」

刹那「ロックオン、頼みがある。一発殴らせてくれ」

録音「はぁ?んな理不尽な話があるか!」

刹那「大丈夫だ。手加減はしない」

録音「それ全然大丈夫じゃないから!」

刹那「気にするな、俺は気にしてない」

録音「俺は気にする」

刹那「すまない、実はロックオンの意思は関係無いんだ。これは神のための聖戦だから」

ボカッ

録音「イテッ!くそ、この世界には神なんていないのか…」

刹那「マリリンが俺の女神だ」

録音「あぁ、そういうことね…」



もしも二人が結婚したら喪男達はどうなるんだ?
おんだされるのか?

ポニテ、匙、ブシドー、眼鏡「「「「梃子でも動かん!」」」

眼鏡「ふふふ、新婚初夜は二人の寝室に盗聴器を仕掛けてエロゲボイスの収集をしなければな……」



フェルト「…………。」

マレーネ「フェルト、ご飯よ……フェルト?」

フェルト「すぅ、すぅ、すぅ………。」

マレーネ「寝てるわね…そう言えば、今度新作を書くとか言ってたけど、書き上げて眠ったのね……よく頑張ったわ、フェルト。」

フェルト「んっ…パパ、ママ……。」

マレーネ「フェルト……そう言えば、この子何書いたのかしらね?」


眼鏡「や、止めてくれ、僕にはロックオンが……。」

抵抗するティエリア、その細い腕をライルはしっかりと掴み、動きを抑える

ライル「兄さんはもう死んだんだ、今は俺がロックオンだ。」

不適な笑みを浮かべながら、ゆっくりと手を滑り込ませる

眼鏡「だ、駄目だ、俺は…僕は…私は………。」

かつて憧れた男に酷似した彼の行動を、ティエリアは止める事が出来なかった。

ライル「ふっ、俺のテクで兄さんの事を忘れさせてやるぜ……ティエリア。」

耳元で囁くライル、ティエリアはもう彼の虜となり………


マレーネ「…………。」

フェルト「んんっ……そんな、ロックオンにそんな趣味があったなんて………。」

マレーネ「……………………。」

ルイード「おーい、マレーネ、フェルト、早くご飯に……マレーネ?」

マレーネ「あの糞外道!!!!あたしとルイードのフェルトを汚したわねぇ!!!」

ルイード「ま、マレーネ、どうし…うわっ!?」

マレーネ「ルイード、シャルからアストレアとアブルホール借りにいくわよ!!!」

ルイード「だ、だからどうしたんだって……ぐぇ。」

マレーネ「つべこべ言うな、今日はあたし達が直々にあいつを始末するんだよ!!!」

ルイード「わ、解った、解ったから手を…。(怒ったマレーネには逆らえない夫)」

マレーネ「ロックオン・ストラトス……奴はあたしが消す!!!!」


その後、第二世代ガンダムに追いかけられるライルの姿が目撃される

クリス「フェルト、あの原稿どうだった?」

フェルト「ん…私、男性同士は興味ないから……正直嫌だったな。」

クリス「そう?渾身を込めた自信作だったんだけどなぁ……。」

フェルト「それに、夢にも出たから…もう私にはあんなの見せないでね。」

クリス「解った、解った、そんな顔しないで……今度パフェおごるから機嫌直してよ。」

フェルト「…うん、解った。」

そして、元凶がクリスである事は、闇の中へと消えてしまうのであった

ライル・ディランディ、無残なり



クリスマスまで三週間

刹那「もちろん一家でポケ戦鑑賞だ。クリスはガンダムだ。バーニィもザクだけどガンダムだ」

沙慈「訳分かんないよ刹那…」

ブシドー「彼にとって『ガンダム』の定義は顔ではないのだ…心意気なのだよ」



刹那家 台所 匙が筑前炊きを作っている

匙「(味見をしながら)ん~ん、いい味~」

ゴロゴロゴロゴロゴロ

匙「あれ?どこかで雷が……って違う!イッテテテテテテテテテテエ」

トイレに駆け込む匙

匙「イテテテテ…このところ急に寒くなったからなあ…冷えたのかな?
  あ!!いけない!!弱火にしてこなかった!だーれかあああああ」

刹那がやってくる

刹那「どうした?紙がないのか?」

匙「刹那、ガスの火を弱火にして!煮詰まっちゃうから!」

刹那「弱火だな」

匙「うん!アッイテテテテテテ…頼んだよ……絶対強くしちゃ駄目だからね……」

刹那「(カチッ)了解」

匙(ふーこれで一安心。ゆっくり……しよ)

刹那がトイレの前にくる トイレの中の匙に

刹那「言われたとおりやってきたぞ。駐車場でビリーが待ってるから行ってくる」

匙「ああ、洗車の手伝いだね。マリリンが買い物から帰ったら言っておくよ
  そういえばブシドーは?姿が見えないんだけど…」

刹那「なんか…俳句の講習会に行くとか言ってた」

匙「そう、わかった」

刹那が部屋を出て行く 匙もトイレから出て

匙「お腹も良くなった事だし、これで心置きなく筑前炊きを作れるぞ……
  あれ……なんだか……焦げ臭いな……あーーーーー!」

筑前炊きが真っ黒に焦げている ガスの火は強火

匙「あ…ああ…僕の筑前炊きが……ひどいよおお…刹那ああ」

眼鏡 風呂場から出てくる タオルを腰に巻きつけ体を拭きながら

眼鏡「どうした?」

匙「刹那がひどいんだ…絶対強火にしないでってお願いしたのに……」

眼鏡「何!……そうか……まだあの癖が……」


匙の前に眼鏡 アレルヤが座っている

匙「あの…ちょっと愚痴りたかっただけなんだけど…何もアレルヤまで呼ばなくても……
  それに…服…着てくれないかな…風邪引くよ…っていうかその格好で廊下でたの?」

眼鏡「黙っていろ。刹那のことは我々にも責任があるからな」

匙「どういうこと?」

アレルヤ「刹那がソレスタルビーイングに入った時の事なんだけど…
     まだちょっと言葉が不自由でね、勉強のためにビデオを見せようかって話になって」

匙「ああ…楽しく外国語を覚えるために映画を見たりするもんね、そんな感じ?」

アレルヤ「そこで選んだのがお笑いのビデオなんだ」

匙「お笑いー?刹那にー?ちょっと違いすぎない?」

アレルヤ「僕たちもそう言ったんだけど……ロックオンが……」

(いつも無表情でどう接していいかわからない?……まあ、そうだな……
でも……もしかしたらすごく可愛いんじゃないか……あいつが笑ったら……
賭けをしないか?俺が勝ったらおまえらおごれよ……ばーかビール一杯だよ)

アレルヤ「そう言って……」

眼鏡「(立ち上がり)失礼」

隣の和室に行きフスマを閉める

眼鏡「オーイオイオイ オーイオイオイ」

戻ってくる 

匙「あの……大丈夫?」

眼鏡「(しれっとした顔で)問題ない」

アレルヤ「古典的で上品なお笑いだったからまあいいかなって。子供はお笑い好きだしね
      笑いはしないけど、あの通り真面目だからきちんと見て
言葉もなめらかになっていったんだ……ただ問題が……」

匙「問題?」

アレルヤ「その…『絶対するな』って言われると『必ず実行しろ』って意味に
      頭の中で変換されちゃうみたいで……」

匙「……お笑いの典型的な前フリだね……教えてあげなかったの?」

アレルヤ「もちろん言ったさ。でもそれも前フリみたいに取られちゃって
      (わかってる。必ずやり遂げて見せるから任せておけ)って……
      もうちょっと強く言わなきゃだめだなって思ってたらロックオンが」


(俺達が気をつけてやればいいんじゃないか。今あいつと関わるのなんて俺達くらいだろ。
せっかくがんばって言葉を覚えたのに混乱したら可哀想だ。そのうち覚えるさ)

アレルヤ「って……」

眼鏡「(立ち上がり)失礼」

再び隣の和室に行きフスマをしめる

眼鏡「オーイオイオイ ロックオオオオン オーイオイオイ」

戻ってくる 

匙「あの……大体わかったから…辛い話だったら…もうこの辺で…」

眼鏡「(きっと睨んで)何の事だ」

アレルヤ「『絶対するな』なんて成長すればするほど使わないだろ
      刹那は子供だけど組織の一員だったし…」

眼鏡「間違いを正すほどの機会に恵まれなかったという事だ」

匙「『そのうち覚えるさ』……が仇になっちゃったんだね……
  な…何?……なんで二人ともそんな怖い顔で睨むの?
  ち、違うって…ロックオンさんの事を悪く言ったわけじゃ…」

眼鏡「(視線を匙からずらし)まさか、まだ勘違いしてるとわな」

アレルヤ「仕方ないよ。僕らもすっかり忘れてたんだしね」

匙「つまり『絶対するな』って言わなきゃいいんでしょ。使わないようにするよ
  他の人にも話しとくから」

眼鏡「ああ、そうしてくれ」

アレルヤ「うん。ありがとう」

匙(……それにしてもロックオンさんって喪男達のカリスマだったんだな。
  ま、本人ちっとも嬉しくないだろうけど……録音も大変だ、そんな兄さんがいて)


駐車場 ポニテの車の前にポニテと刹那

ポニテ「(雑巾を渡して)優しくね。そおっと拭いてね。間違ってもボンボン叩かないように
     ……なあんて、これは冗談だけど」

刹那「冗談なのか?」

ポニテ「だ…駄目だよ。叩いたりしたら車が傷ついちゃうからね。絶対やっちゃ駄目!」

刹那「(カチッ)了解」

ポニテ「あれ?今なんかスイッチの入った音がしなかった?」

刹那「気のせいだろ。じゃあ始めよう」


マンションに向かって歩く録音とハロ

録音「なんかティエリアが『愛』を貸してくれるって言うんだ。断るのも悪いしな
  『あの人の弟だから特別だ』だと…愛されてるねえ、兄さんは」

ハロ(……モノハイイヨウ マアタマニハエロゲーモイイカ オトコナンダシ)

ポニテの声「うわああああああああ」

録音「なんだ?ハロ、駐車場のほうからだ、行くぞ」


駐車場

ポニテ「うわああああああああ!刹那何やってるの!!」

刹那がボンボン車を叩いている

ポニテ「だ、駄目だって」

ポニテ止めに入るが刹那に投げ飛ばされる

ポニテ「あーーれえええええーー」

車をボンボン叩き続ける刹那を録音が見つける

録音「何やってんだ…刹那は……遠いな……ハロ」

ハロ「ハイナ」

録音「後で謝る」

ハロ「エッ」

録音「狙い打つぜえ」

録音 刹那に向かってハロを投げつける

ハロ「アーーレエエエエエーー」

投げられたハロが刹那の頭にガツンと当たる

刹那「キュウ(倒れる)」

ハロ「ウウ……サキニ……アヤマレヤァ……キュウ(パタン)」


買い物かごをもったマリナが現れる

マリナ「ど…どうしたの?刹那?ビリー?二人ともしっかりして!」


刹那家 みんなでちゃぶ台の周りに集まっている ポニテだけ布団の中 

眼鏡「……というわけだ」

アレルヤ「僕達にも責任があるから……」

録音「話はわかった……んーそうだな…」

録音 刹那の頭をパシリと叩く

刹那「イテッ!」

録音「『するな』っていう事は『するな』!含みなんてねーよ。わかったか?刹那」

刹那「………」

録音「頑固だな……ああ、そうだマリナさん」

マリナ「なんでしょうか?」

録音 マリナに耳打ち マリナが真っ赤になる 

マリナ「え…あ……あの……」

録音 マリナにウインクをする マリナ うなづいて

マリナ「あの…あのね…刹那…もう離れないでね……『絶対しないでね』」

刹那「( 真っ赤になって)えっ…えっ……」

録音「ほら、返事は?」

刹那「りょ……了解」

録音「わかんねーよ!はっきり返事!」

刹那「……絶対に……離れない……約束する……」

マリナにっこり笑う 録音立ち上がり

録音「お邪魔しました。ティエリア、また今度貸してくれ。じゃ、また」

玄関 録音を見送るマリナが頭を下げる

マリナ「いろいろありがとうございました」

録音 ひらひらと手を振って部屋を出て行く

アレルヤ「そんな簡単な事だったんだ……」

眼鏡「いつまでも理解できないと思ってたんだが…」

刹那「おい……俺はもう21だぞ」

アレルヤ「そ…そうだよね……ご…ごめん……」

憮然としていた刹那 アレルヤのあわてぶりに小さく笑う

アレルヤ(刹那の笑顔なんて…もう何度も見てるのに……)

(でも……もしかしたらすごく可愛いんじゃないか……あいつが笑ったら……)

アレルヤ「……賭け……負けちゃったな…」

眼鏡「……最初から…わかっていたさ…あの人に勝てないことくらい……」

アレルヤ「(ふっと笑って)そうだね」

刹那「何の事だ?」

眼鏡「こっちの話だ。それにしてもあのチビが大きくなったもんだ」

アレルヤ「ほんとだよね。最初はどうしようかと思ったよ!」

眼鏡「(身を乗り出して)『刹那・F・セイエイ』な!」

アレルヤ「そうそう!『刹那・F・セイエイ』!もうさ、あの時笑い死ぬかと思ったよ!
     だって中東の子だよ!それを『刹那』って思いっきり日本語じゃない?」

刹那「………」

眼鏡「えーっ、お前は冷静だったろ!『彼はまだ子供ですよ』とか言っちゃってさー
   僕なんかちょっとでも口を開いたら大笑いしそうでずっと手に爪立ててたんだ」

アレルヤ「ああでも言わなきゃ大爆笑だったよ。ハレルヤが頭の中で
    『せせせせ刹那って あんたっっ』って笑い転げてるから」

刹那「………」

眼鏡「売れ続けたバンドも洒落で『えっマジ?』って曲出したりするからな…そんなもんか」

アレルヤ「ブシドーに聞いたんだけど、大昔、子沢山の最後の子に『末吉』とか「『留吉』
     とか名づけたんだって。もうこれで子供は止めようって意味で」

眼鏡「『末吉・F・セイエイ』……悪くない。……いや全然悪くない」

アレルヤ「だったら『留吉・F・セイエイ』の方がよくないかい?
     刹那は最後のマイスターだったんだから」

眼鏡「そうだな…その方がしっくりくるか……」

刹那「………」

眼鏡「結果オーライだからよかったものの、マジであの時転職考えたからな……
   『こいつと一緒に戦えってか?ヤッベ、死ぬじゃん俺』って思ってな」

アレルヤ「えっ?ティエリアも?僕もだよ…っていっても学歴もないし
    『職歴 ガンダムマイスター』でしょ、そんなこと書けないしさー
    『えっ俺、この間プーってこと?マジヤバクネ』って暗かったあ」

眼鏡「つぶしがきかないからな。『職歴 ガンダムマイスター』は」

アレルヤ「バカボンのパパなんて大卒の植木職人だからね。僕ら足元にも及ばないよ」

眼鏡「本当にあの時は『小学校に戻ってガンダムごっこでもしてろや、チビ』って心境だったな
   もちろんそんなこと口が裂けても言えないが……」

アレルヤ「それは言いすぎじゃないかな。
     せいぜい『ジェットコースターに乗れる身長になったら またおいで、おちびちゃん』だよ。
     それだって絶対言えないけど……」

眼鏡とアレルヤ 刹那を見つめて

アレルヤ「……本当に大きくなって……(しんみり)」

眼鏡「ロックオンに……見せてやりたい…今のおまえを……(しんみり)」

刹那の髪が逆立つ

刹那「うがあああああああああ」

アレルヤ「な、何?どうしたの?刹那?いっ…痛いって!刹那!」

刹那両手をぐるぐる回してアレルヤと眼鏡に殴りかかる

刹那「うがあああああああああ」

眼鏡「君の成長を喜んだ事を感謝されこそすれ……いっいててて!マッマリリン、助け…」

マリナ「(くるっと振り返り)………匙、もう一回筑前炊きを作りましょうか?」

匙「そうだね」

マリナと匙が台所に消える

アレルヤ「マ…マリナさ……」

眼鏡「マリリイイイイイイイイイン」

刹那「うがあああああああああああ」


録音 部屋

録音「また怒らしたかな……まっしゃーねーな」

ハロ「…………」

録音「刹那との関係も今が底って気がするんだ。だったら後は上がるだけだろ?」

ハロ「………ソコトオモッタラ ジツハアゲゾコデ フタヲアケタラ ナラクノソコニ」

録音(びくっ)

ハロ「ドーン!」

録音「ぎゃあああああ」

ハロ「ドンドンドーン!」

録音「ぎゃあああああ」

ハロ「ジョウダン アンマリサワグト シンパイスルヒトガイル ホドホドニ」

録音「変なこと言うなよ。ここには俺とハロしかいないだろ」

ハロ「ジツハ オオゼイニ ミラレテイル」

録音「ぎゃあああああ」

ハロ「ソレモ ジョウダン」

録音「(しくしく泣いて)ハロは俺が嫌いなのか?……」

ハロ「………スキダヨ ライルガ」

録音「…………そうか……俺が…か……」

ハロ「ソウ」

録音「そう……か……」

ハロ「ソウ」

録音「………寝るか」

ハロ「ネヨウ」

録音「なあ…ハロ……今夜だけ横に寝てもいいか……
   ……謹んでお断りする?……早いな……あっそうだ!
   いいこと思いついた!……刹那のことだよ、あのな……
   ハロ?……ハロ?……おーい…寝たのかあ…」



にぃにぃズは出稼ぎに行ってるんだろうか

ヨハン「……ん?何か呼ばれたような」

ミハエル「ヒャッハ!気のせいじゃないの?」

アリー「お前ら、ちゃんと声出せ!さん、はい!」

ヨハン「いつも!ニコニコ!」

ミハエル「現金払い!アリーソック!」

アリー「上出来だ!これで諸君はアリーソックの一員となった。まずは○○の所に取り立てに行ってこい!」

ヨハン「?この会社は警備会社ではないのか?」

アリー「あァ…借金の取り立ても副業でやってんだよ。ラッセコムに負ける訳にいくか!」

ミハエル「実にヤクザな警備会社だなァ!」

アリー「ありがとう、褒め言葉だぜ。さっさと行ってきやがれ!」


最終奥義はミハエルのファングによるオールレンジくすぐり。




12月

マリナ「刹那、もうネグリジェだと寒いから…もう少しくっついていい?」

刹那「もっもももももちろんだマリ…」

ポニテ「寒いのなら厚着をすると良いよ」

匙「半纏とか意外とあったかくて過ごしやすいですし」

眼鏡「ならこんなパジャマがあったかくてお勧めする」 つおばちゃんパジャマ

ブシドー「女体に寒さは厳しいからな!無理をしないほうがいい」

マリナ「あ、ありがとう、みんな。優しいのね」

刹那「いや…マリリン、厚着より人肌のほうが…」

眼鏡「そこまでだ。刹那・F・セイエイ」

刹那「ティエリア・アーデ、なぜ邪魔をする?」

眼鏡「邪魔とは心外だ。君を心から気遣っているからこそだ。
  カラダのライン、体温が伝わりやすい格好でこれ以上彼女が君に近づいたらどうなると思う」

匙「血の海だよ」

ポニテ「掃除するのも大変なんだよ」

眼鏡「大惨事だ。そんなことになったら彼女は君を思いやって別々に寝るとまで言いかねない」

ブシドー「急がば回れという言葉がある」

眼鏡「『今は』諦めるんだな」

刹那「…………」



刹那「でもお前らはずっとネグリジェなんだな…」

眼鏡「もちろんだ。ヴェーダの推奨する最適な寝間着だからな。やめるつもりは無い。」

匙「通気性はいいし。最高だよね。」

ポニテ「それに着てるとセクシーな気分になれるんだよねぇ。すごく健康的だねぇ」

ブシドー「ガンダムと床を共にしているようだ!!」

刹那「ああ…マリリンのネグリジェ…」



リヒティ「クリスマスって素敵っすよね。だって、クリスの名前が入っているから///」

クリス「もーリヒティったらー///今年のクリスマスは
    私をプレゼントしちゃうぞ?なーんちゃって♪」

刹那「それだ!!俺も、マリリンに俺をプレゼントフォーユー!」

ティエリア「自分をプレゼントしてその後は?」

刹那「マリリンの肩たたきをしたりマッサージをしたり
   お風呂の温度を適温に調節したり、寝室をアロマテラピーでいい香りにしたり…
   とにかく、ありとあらゆる方法でマリリンを気持ち良くさせる!」

ティエリア「気持ち良くさせるって…エロティックな意味で
      言っているのではないのが刹那らしいというか…
      ところで風呂と寝室でマリナが気持ち良いという事は
      もれなく僕たちも気持ち良くなるがそれはいいのか?」

刹那「…結果的にマリリンが気持ち良いならいい」

ティエリア「そうか。あ、僕はグレープフルーツの香りが好きだ」

刹那「お前の好みなど知らん!」

リヒティ・クリス「……」


クリス「この二人、いつ帰るのかしら…もう30分は居るんだけど」(小声)

リヒティ「回覧板を持ってきただけなのに、お茶飲んで菓子食って居座って…」(小声)

クリス「顔馴染みだから追い出すわけにもいかないしね…」(小声)

リヒティ「これもご近所付き合いだと思って頑張ろう!」(小声)



アレルヤ「マリー…。クリスマスの事なんだけど、ユニオンホテルのロイヤルスイートを取ってあるんだ…。その僕と…。」

ソーマ「あ、悪夢だ…。大佐、私は…。」

マリー(アレルヤ…そんな…まだ…私達…いけないわ…///)


セルゲイ「ふぅ、何とかクリスマス休暇を取れそうだ。二人は元気にしているだろうか?…それに、アンドレイが家を出たらしいが…心配事は尽きんな。」



小熊「ル、ルイス。…あの…」

リント「おっと。あなたの考えてる事はお見通しですよ、バイト君。あなたはサービス業をナメてませんか!?」

小熊「(´・ω・`)」




匙「ねぇ……」

ポニテ「何だ?」

匙「サンタ、って武装してるかな?」

ポニテ「いや、武器は持ってないだろうが、煙突を昇り降りするんだ。身体能力はかなりあるだろう」

匙「そうか…なら、飛び道具の方が良いかな?」

ポニテ「罠を張ってトナカイを捕まえるのはどうかな?動物質にすれば…」

匙「なるほど!じゃ、罠は……」


刹那「……あいつらは何を話してるんだ」

眼鏡「サンタ襲撃計画を立ててるらしい。聖夜を地獄に落としてやるんだとか」

刹那「いや、止めろよ!」

眼鏡「サンタがいるわけないだろう。それに…」


匙「サンタを狩った後は……」

ポニテ「ああ、カップル狩り……だね。暢気に浮かれていやがる奴らにこそ、鉄槌を下さなければね…ヒヒヒ」

匙「フヒヒ…聖夜を性夜なんてそうはいかないんだよ…フヒヒ」

二人「ヒヒヒヒヒ」


眼鏡「面白そうだからな」

ポニオ、匙、一週間入院決定。



録音「なあハロ、人生って何だろうな…
   やる事なす事裏目に出る俺の人生って何だろうな…
   山の中で人と関わらない生活をすれば楽になるんだろうか…」

ハロ「ロックオンヤンデル!ロックオンゲンキダセ!」



お刹那家

ハロ「ト、イウワケデ、ロックオンヲハゲマシテアゲテ。
   アタタカイコトバヲカケテアゲテ」

マリナ「ロックオンさん、いつも明るいのにそんなに悩んでいたなんて…」

ビリー「悩みの主な原因は刹那だろうけどね」

刹那「うっ…心当たりが無いとは言い切れない」

ティエリア「ならば君が励ますべきだ。僕に良い案があるから任せろ」


録音家

ピンポーン

録音「はいはーい、ちょっと待ってくださいねー」

ガチャ

刹那「やあ」

バタン

刹那「ちょ、待て、閉めるな!!」

ガチャ

録音「悪い…ついトラウマが発動して…で、どうしたんだ?
   喪おと…じゃない刹那の家の同居人達が揃いも揃って」

刹那「実は、ロックオンに言いたい事があってみんなで来たんだ」

録音「俺にか?…一体何だ?」

ブシドー「まず私から言わせてもらおう。熱燗」

録音「はい?」

ビリー「肉まん」

沙慈「筑前煮」

ティエリア「おでん」

録音「…えーと、今日の晩飯なのか?」

刹那「おいおい、お前ら何言ってまんねん。
   そりゃ温かい言葉じゃなくて温かい単語やんけ!」

ブシドー「おや、それもそうだな」

全員「あっはっはっはっは」

シーン

物影から見ていたハロ「スベッター!オモックソスベッター!!
           アノメガネゼンゼンダメジャナイカー!!」

物影から見ていたマリナ「笑えない冗談だわ…」


録音「…あ、あはははははははは、面白い、面白いよマジ最高。
   うん、面白い…俺最近ヘコみ気味だったんだけど元気でたよ。
   いや本当に面白いからな!?嘘じゃないぞ!!
   だからそんな『この人無理してる、面白くないなら正直に言っていいんだよ?』
   って顔するなよ。俺は本心から面白いと思ったんだから、な?」


刹那「その時、俺達全員の心が一つになった。
   ライル・ディランディは優しくて思いやりがある良い人だと」



ブシドー「東洋の秘技に『水上歩行』なるものがあると言う……」

刹那「す、水上歩行?ニンジャかよ」

ブシドー「何でも『右足が沈む前に左足を踏み出し、左足が沈む前に右足を踏み出す』という方法らしい」

匙「んな無茶な……」

ブシドー「川や海は寒いし、マンションの風呂は狭すぎる……」

刹那「ハッ……ブシドー、まさか……」

ブシドー「ふ…今の私は阿修羅すら凌駕する存在だぁぁっ!!!!」

ビシャ ビシャ ビシャ ビシャ

刹那「嘘っ!?水上を走ってる!?」

匙「あ、アホの一念岩をも通す……」


マリリン「すみません!すみません!本当にすみません!」

ブシドー「不覚……まさか壁に激突するとはな…前を見ないと危ないと言う事か」

刹那「ちょっとは反省しろ!」



眼鏡「完成したぞ刹那!これが『入浴剤:マリリンの湯』だ!」

刹那「なん…だと…?マリリンの湯…(ということは…ということは!?まさかマリリンの入った湯を使って?)」

眼鏡「試作品でまだ一つしか作っていないが、会心の出来だと確信している」

刹那「俺が買う!買うと言った!」

カポーン…

ガラッ

刹那「ティエリア!なんだこれは!やたらとバラ臭いぞ!これではマリリンの残り香が…」

眼鏡「当然だ。マリナの好みを聞いて、デザートローズをイメージして仕上げた入浴剤だからな」

刹那「え…?」

眼鏡「マリナ監修の入浴剤『マリリンの湯』だが…何か問題でもあるのか?」

刹那「い…いや何も…ない…」

マリナ「あら刹那、あの入浴剤使ってみたのね。いい香りがするわ(くんくん)」

刹那「マ、マリリン顔が近…」

マリナ「私の好きな香りで作ってもらったのよ。刹那はどう?好き?」

刹那「もももももももも、もちろんだ!」


眼鏡「…結果オーライと言ったところか」



ブシドー「私にも『入浴剤:ガンダムの湯』を作ってくれ!」

ティエリア「興が乗らん」

ブシドー「ならばガンダムが風呂に入った後の残り湯でいいから!」

ティエリア「…ガンダムごと海に浸かって、その海水を沸かせば?」

ブシドー「成程!刹那、OOで海に浸かってくれ」

刹那「興が乗らん」



どっかの理事「そこはやはりビームサーベル風呂でしょう…」

アリー「というわけで、アルケーのビームサーベルで風呂を沸かしてみた」

ブシドー「興が乗らん」

刹那「その機体がガンダムであるものか」



刹那「何だか最近暇だなぁ…今日も家には俺一人だし…
   この隙にマリリンのエプロンを…ゴクリ」

ガラッ

ティエリア「どうする気だ?」

刹那「どぅわっ!!…居たのか…」

ティエリア「僕の仕事場は自宅だからな。居ないと思う方が間違いだ」

マリナ「刹那…」

刹那「マリリン!?な、何でティエリアの部屋に!?」

マリナ「お仕事の手伝いをしてたのよ」

刹那「おい、エロ眼鏡。俺のマリリンに何をやらせたんだ?」

ティエリア「それは、新作エロゲを見てのお楽しみだ」

マリナ「そんな事より刹那。私のエプロンをどうするつもりだったの?」

刹那「よ、汚れてるようだったから洗濯しようと思って!
   決して、匂いを嗅いでやるとか思ってないから!!」

マリナ「そうだったの?ごめんなさい、もしかして
    変な事をするんじゃないかと疑ってしまったわ…」

刹那「そんな事するわけないじゃないか(棒)」

ティエリア「ふーん。じゃあ僕たちは仕事に戻るから」

マリナ「刹那、また後でね」

ピシャ

ティエリア「ところで、マリナは刹那がエプロンをどうすると思っていたんだ?」

マリナ「イタズラでポケットにスライムを入れるとか」

ティエリア「いくら刹那が子供でもそこまでじゃないだろう…」



マリリンに裸エプロン?

マリナ「ちょっと背中が寒いかな……」

刹那「ママママママママリリン………」

マリナ「ね、刹那…背中、暖めてくれなぁい……?(流し目で媚びるように」


眼鏡「……というエロゲをだな」

刹那「マリリンはそんな事しないっ!ブシューーーー」



そのエロゲ、俺のために作る作業にさっさと戻るんだ!眼鏡!

眼鏡「との事だが」

刹那「駄目だ!そんなの誰が許すか!」

眼鏡「そんな決定権が君にあるのか?」

刹那「ぅ…あ…ある!!」

眼鏡「!ほぉ……なんでだい?」

刹那「マ、マ、マリリンは俺の物だもん!!!!」

眼鏡「ほー。ニヤニヤ」

刹那「何だよ…気持ち悪いな」

眼鏡「マリリンがお前のもの、ねー。ニヤニヤ。という事はだ……」

ズカ

眼鏡「お前はマリリンを欲望のままに弄んでいる訳だな?」

刹那「な…な……」

眼鏡「マリリンの柔肌を抱きしめて、その二つの乳房を……とんだエロチックだな、君は!」

刹那「そ、そ、そんな事……ブシューーーー……」

眼鏡「ふっ。君が僕に舌で勝とうなどとは10年速い。しかし…俺の物、か……フフフ」
ピシャ

眼鏡「イオリア・シュヘンベルグの計画…順調なようだな」

リボンズ『またまた。進みそうになったら邪魔して楽しんでるじゃないか、君は』

眼鏡「……ん?空耳か……?では、新作エロゲの製作を再開するか……」



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