ハナヨ「ブシドーさん」
ブシドー「ぬ…確かお前は…フェレシュテの…」
ハナヨ「ハナヨです。これからもよろしくお願いします」
ブシドー「いい子だ、またたびをやろう……それで、何かな?」
ハナヨ「ゴロニャゴロニャ……ハッ…その、ブシドーさんはもののふなのですか?」
ブシドー「もののふ……良い響きだ。そうありたいと思っている」
ハナヨ「もののふのトレンディスポーツはセップクだと聞いたのですが…どんなスポーツなのですか?」
ブシドー「セップク…?確か刹那がやっていたゲームにあったな…
とれんでぃすぽーつなのか、良い事を聞いた」
とれんでぃすぽーつなのか、良い事を聞いた」
ハナヨ「是非どんなスポーツか見てみたいのですが…」
ブシドー「任せておけ!今から練習するから、来週にでも見せてやろう!」
ハナヨ「ありがとうございます。ペコリ」
ブシドー「武士道とは死ぬ事と見つけたり…覚悟!」
プスッ
ブシドー「ぬ………うぅっ!想像以上に痛みを伴うものなのだな!すなわち、これがセップクか!」
プスプ
ブシドー「い、た、た、たたーーっ!!!!こ、これしきの事でっ!!痛っ!」
刹那「……止めなくて良いのか?」
眼鏡「面白そうだから放っておいてやろう」
ブシドー「愛おしいなぁ、セップク!!痛!!!」
刹那「だからなんで俺達は入れねぇんだよ!?」
紅龍「黙ってテラスに行ってなさい」
刹那「俺達は客だぞ!」
紅龍「私がルールブックです」
ブシドー「ぬ……ぅっ……」
マリナ「あぁ…せ、刹那……」
眼鏡「放っておけ……うむ、この紅茶は美味いな」
刹那「ティエリア…あいつ、何ちゃっかり…分かったよ!」スゴスゴ
ブシドー「恥じて死すより生きて汚名をそそがん…」スゴスゴ
刹那「ったく…女装も失敗したし、どうやって入るか…って、何やってんだよ!」
ブシドー「ガンプラ作りだ。ハムドー、ここを削ってくれ」
ハムドー「カジカジカジ」
刹那「こんな所で作るなよ!普通、風で飛んでなくなるぞ!?」
ブシドー「そんな道理、私の無理でこじ開ける!」
ハムドー「かじり開ける!」
?「あの……」
刹那「全く何言ってるんだ、このガンダム馬鹿は……はい?」
?「ご注文の方を取りに来たのですが……って、あら?」
刹那「あぁ、紅茶とケーキを……ん?どうかしたんですか?」
?「それ…ガンプラですね。しかも新しく出た、ギラ・ドーガ……」
ブシドー「その通りだ!なんという僥倖…20年待った甲斐があったと言うものだ!」
刹那「はいはい、近所迷惑だから黙る。……君もガンプラ好きなの?」
?「はい!ガンダム自体が好きなんです!あのフォルム…堪らないですよね」
ブシドー「この気持ち…まさしく同士だ!」
刹那「だから黙ってろ!……あ、君の名前は?俺は刹那・F・セイエイ」
ブシドー「敢えて言わせてもらおう。グラハ…ブシドーであると!」
?「(今言いかけましたね)」
刹那「(言いかけた)」
眼鏡「(言いかけたな)」
紅龍「(確かに言いかけた)」
?「あ、私はアニューと言います。昨日からレッドラで働く事になりました。
今後ともよろしくお願いします!ペコリ」
今後ともよろしくお願いします!ペコリ」
刹那「あ、あ、うん。こちらこそ!」
アニュー「所で、その塗装ですけど……」

紅龍「これで喪男達はあの人に夢中になって、不満を出さなくなるでしょう………計画通り。ニタリ」
マリナ「………」
眼鏡「どうした?自分は参加できない話題で盛り上がっている事にヤキモチでも焼いているのか?」
マリナ「そんなことないもん!ぷーーっ」
眼鏡「(分かりやすいな……クイッ)」
ブシドー「なんと!こうすれば良かったのか!」
刹那「アニューさん、やるなぁ!」
アニュー「うふふ。こう見えても何でも出来るんですよ」
刹那「え、と。ユニコーンガンダムは……」
アニュー「こちらになります」
刹那「アニューさん!?」
アニュー「ガンプラ好きが高じて、プラモ店でもバイトしているんですよ」
ラッセ「おや?今日は刹那は休みかぁ?」
ブシドー「うむ。ユニコーンガンダムを組み立てると言ってな」
ラッセ「ま、いいか。よし、今日も鍛えるぜぇ!」
アニュー「いらっしゃいませ…あら、ブシドーさん」
ブシドー「……ぬ?君は…レッドドラゴンで働いているのではなかったのか?」
イアン「何だ?知り合いか?俺がシャルに紹介したんだよ。何でもできる、って言うからな」
アニュー「はい。自分で言うのも何ですけど」
マリナ「あら?あれは…アニューさん?」
匙「知っているんですか?最近女狐に入って来た新人ですよ」
ポニテ「あっと言う間に人気No.1さ!僕はクジョウ一筋だけどねぇ~~!」
匙「ルイス、ルイスぅ~~」
マリナ「結構器用な人なのねぇ」
留美「わたくしのお兄様に近付く毒婦め…お兄様の目は誤魔化せても
この私は誤魔化せなくてよ!一体何を企んでいるのかしら?」
この私は誤魔化せなくてよ!一体何を企んでいるのかしら?」
アニュー「誤解です!私、何も企んでなんか…」
留美「お黙りなさい!」
アニュー「きゃっ」
留美「貴女のようなどこの馬の骨とも知れない女を
お兄様の側に置いてはおけません。さあ、今すぐここから立ち去りなさい!」
お兄様の側に置いてはおけません。さあ、今すぐここから立ち去りなさい!」
アニュー「そ、そんな…酷いっ…」
紅龍「…あの、何やってるんですか?」
留美・アニュー「「昼ドラごっこ」」
ネーナ「脚本はネーナちゃんでーす☆
にぃにぃズがいたら、アニューに絡むチンピラ役を
やってもらったんだけどなぁ。で、それを助けるのが紅龍さん」
にぃにぃズがいたら、アニューに絡むチンピラ役を
やってもらったんだけどなぁ。で、それを助けるのが紅龍さん」
紅龍「私を巻き込むのはやめてください。しかも今仕事中なのに…」
26日に紅龍の誕生日
刹那「よし、皆で盛大に祝ってやろう」
匙「もちろんテラス席でね」
眼鏡「当然主役もテラス席だな」
3人「「「あの席の寒さ、とっくりと味わうがいい」」」
ブシドー「紅龍良かったな、良かったと言った!!」
紅龍「結構です。お客様が祝ってくださるそうですので」
留美「せっかく兄妹二人っきりで過ごして差し上げるつもりでしたのに…」
はぷてぃ=紅茶+蜂蜜+プリン+ココア+味噌
アニュー「これは使えます…これさえあればレッドラは後五年は安泰ですね」
紅龍「やめてください。勝手にメニューを追加しないように」
ネーナ「試作品を作ってみたよ~~」
紅龍「だからやめなさい、と…ガシッ…あ、アニュー…さん?す、凄い力だ……!」
アニュー「新メニューの試験ですわニコニコ」
ネーナ「ミハ兄の持ってたギャグを噛ませて…と」
紅龍「むががが!」
アニュー「さ、ネーナさん。遠慮なく注ぎこんであげて下さい」
ネーナ「は~~い」
ゴクゴクゴク
カフェ レッド・ドラゴン一週間休業
はぷてぃ・実践編
紅龍「ふむ…味噌の投入量に気をつけさえすればメニューに追加できますね」
アレルヤ「そういえばマリーは味覚がバカだから…きっと味噌を入れすぎたのかも……」
紅龍「そうかもしれませんね。やれやれ、危ない所でした」
刹那「……でも、マリリンとマリーは自分の分量が正しいと思ってるから…
二人の味は変わらないんだよな……」
二人の味は変わらないんだよな……」
アレルヤ「…………」
紅龍「もう私は知りません」
ピロリ~ン♪
カフェ レッド・ドラゴンメニューに 『はぷてぃ』 が追加されました!
これからトレーニングに行くブシドーは、ドリンクがわりにはぷてぃを持っていく事にしたのでした。
マリリン「……はい。汗かくだろうから、味噌多め(塩分)に入れといたよ!」
ブシドー「ありがたい。では、持っていく」
マリリン「いってらっしゃい(フリフリ」
[スポーツジム、フェレシュテ]
ブシドー「……ふぅ、一端休憩にするか」
イアン「そうだな…ん、ブシドーよ、今日は変わった色の飲み物だな?」
ブシドー「うむ。この為にマリリンに特別に作って貰ったのだ」
ラッセ「マリナちゃんにねぇ…いいなァ、オイ。一杯くれないか?」
ブシドー「構わない」
イアン「わしにもくれ」
ブシドー「構わないと言った」
ゴクゴクゴク
ラッセ「ま…ま…まままままま…マーヴェラス!!!!」
イアン「こいつは信じられないな!凄く美味しいぞ!」
ブシドー「そうだろう、そうだろう」
ラッセ「ブシドー、これから俺達の分も作って来て貰えないか?」
イアン「もちろん、金は払うぞ」
ブシドー「合点承知」
三人が騒いでいるのを見かけ、近寄るシャルとフォン。
シャル「楽しそうに騒いで、どうしたのですか?」
フォン「あげゃ!ドリンクか!」
ラッセ「ああ。ブシドーが持ってきたドリンクが凄ェ美味いんだ!」
イアン「マリナ嬢ちゃんが作ったらしい。流石だな……」
シャル「マリナちゃんがね…ちょっと頂いていいかしら?」
ブシドー「構わない……ん、これで終いだな…
仕方ない、アクエリアスでも買うか」
仕方ない、アクエリアスでも買うか」
フォン「ウズウズ……」
シャル「では……」
フォン「あげゃげゃげゃ!お前の物は俺の物だ!」
シャルからはぷてぃを強奪し、喉に流し込む。
フォン「ゴクゴクゴク……はぷてぃ!あげゃ!バタン」
フォン「ゴクゴクゴク……はぷてぃ!あげゃ!バタン」
シャル「フォン!?フォンーーーー!!!」
ラッセ「おいおい、美味しすぎて倒れたのか?」
イアン「大袈裟な奴じゃな」
ブシドー「では、再開するか」
おー。
ハナヨ「照合完了…危険度は『ごんぶと』です」
シェリリン「なにそれ!?ごんぶと!?」
ハナヨ「それほど危険だということです」
シェリリン「な…なんであの三人は平気なの……?」
ラッセ「フンフンフン!!!スメラギに舐められてたまるか!!!」
イアン「何か無性に腹を鍛えたい気分だ!フンフンフン!!!」
ブシドー「楽しいなぁ、トレーニング!」
リボンズ「おそらく、多量に汗を流す人や脳筋なら大丈夫なんじゃないかな」
リジェネ「流石だね、リボンズ」
リボンズ「味噌が沢山入ってるからね。余程塩分が足らない人じゃないと飲めないよ」
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