サジ「節分の鬼役はビリーさんがやってくれるって言ってたよ」
ビリー「言ってない言ってない」
サジ「福豆を思いっきりぶつけてもいい?」
ビリー「やめてやめて」
マリナ「もう、ビリーさんをいじめちゃダメでしょ」
ビリー「そんな事を言ってくれるのはマリナだけだよ」ギュッ(マリナの手を握る)
刹那「トイザらスでエアガンを買ってくる。節分の時はこれで鬼を駆逐する」
眼鏡「節分か、僕が調べた限りでは通常2月3日にやる行事の様だな。まだひと月近くある」
匙「そうだね。みんなはあまり馴染みのある事じゃないかもしれないけど
豆まき以外にも色々な習わしがあるんだよ。」
豆まき以外にも色々な習わしがあるんだよ。」
刹那「例えばどんな?」
匙「そうだな…以前ブシドーが話してた恵方巻きもそうだし
京都等ではお化けと言って舞妓さん達が普段と違う扮装をして街をまわったり、
地方によって様々な風習があるみたいだね。」
京都等ではお化けと言って舞妓さん達が普段と違う扮装をして街をまわったり、
地方によって様々な風習があるみたいだね。」
ビリー「元は季節の分かれ目の事を指すからね。暦の上では節分を境に春なんだよね。」
ブシドー「ウム。待ち遠しいなぁ…節分。」
マリナ「要するに春の訪れを祝う習わしなのね。流石に二人とも詳しいのね。」
刹那「ムッ…それなら俺も知ってる事があるぞ。
年齢より一粒多く豆を食べると病気に掛からないとか…」
年齢より一粒多く豆を食べると病気に掛からないとか…」
マリナ「……。」
匙(あーあ、何気に気にしてると思ってその話題避けたのに……)
眼鏡「年の数より一つ多くか…なら僕は17粒か」
刹那「え?」
眼鏡「え?」
刹那「はい?」
眼鏡「あ…さっきのは嘘、間違い。本当は21粒」
(やばいやばい、豆の数でイノベバレするところだった)
(やばいやばい、豆の数でイノベバレするところだった)
眼鏡「ティエリア・アーデ、17歳です」
警察「それでは成人向けゲームはしてはいけませんね。」 ガチャン
眼鏡「え・・・。」

眼鏡「歌が、マリリンの歌が聞こえる…歌が…」
警察「少しは反省したか?」
ポケットから家族(マリリンたち)の写真をだし見つめる眼鏡…
眼鏡「へくしっ!」
マリナ「ティエリア、元気出してね。寒かったでしょう?これ良かったら使ってね。」
(手編みのマフラーを差し出すマリリン)
刹那(くっ!俺のマフラーになるはずだったのに・・・!でも優しいマリリンさいこーーー!)
眼鏡「マフラーあたたかい… 僕は耐えてみせる!!」
警察「ほらカツ丼だ」
ブシドー「いいなぁ」
なんとか許してもらった眼鏡とブシドー
眼鏡ブシドー「ただいま~」
マリナ「おかえりなさい!ふたりともよくあんな寒いところでがんばったわね!」
眼鏡「マリナ…うぅ(ウルウル)」
眼鏡「マリナ!」 がばっ
マリナ「ティエリア・・・。早くあったかいゴハンを食べようね」
刹那「うおーーー!!そのマリリンとのぱ、ぱふぱふは来週放送の俺の役目!!離れろ!」
ブシドー「マリナ!お茶を頼む!」
TV「やはり女は若くて…
マリリン「……プチン」
マリリン「刹那……」
刹那「どうしたの?マリリン?」
マリリン「……んん」
白いシャツの中に両膝を入れて、三角座りするマリナ。
刹那はそれを見、鼻血が出そうになるのを必死押さえた。
刹那「う、美しいよぉ……」
マリリン「美しい……美しい、ね……」
刹那「え…な、何か悪い事言ったかな……」
マリリン「刹那、私はもう29よ…今は美しくても…
きっと近い将来、劣化するわ…」
きっと近い将来、劣化するわ…」
三角座りしたまま、膝に頭を寝かせ、刹那を見つめる。
マリリン「それに…刹那もこんな年増女より若い女の子…
ネーナちゃんみたいな子が良いんじゃないかって……」
ネーナちゃんみたいな子が良いんじゃないかって……」
刹那はそんなマリリンを後ろから抱きしめた。
マリリンの髪の匂いが鼻腔をくすぐる。
刹那「歳や美貌なんて関係ない。俺はマリリン自身が好きなんだ。
俺が、俺自身の意思でマリリンを好いているんだ。
だから、命を懸けて助け出したんだよ。
俺こそ、こんなチェリー…若造で釣り合うのかな…って思ってるよ…」
俺が、俺自身の意思でマリリンを好いているんだ。
だから、命を懸けて助け出したんだよ。
俺こそ、こんなチェリー…若造で釣り合うのかな…って思ってるよ…」
マリリン「刹那…そうだったの…私は一番好きな人の気持ちも分かってなかったのね…」
刹那「人は言葉にしなきゃわかりあえない生き物だ。遠い将来は分からないけど…
これから、わかりあっていけばいいんだよ。俺はそう思う」
これから、わかりあっていけばいいんだよ。俺はそう思う」
マリリン「それは……」
刹那「そ、その……お、お、俺と一生……ブシャァァァァァァァァ」
リジェネ『あの程度で噴くかな、普通』
リボンズ『我慢なんてなれない事したからね……でも、彼らしくて良いと思うよ、僕は』
リジェネ『そうだね。きっとあの子もわかってるだろうしね』
マリリン「……全く……でも、嬉しいわ…刹那……」
刹那「マリリン…」
マリナ「刹那…」
ブシドー「あの二人はどんな障害も乗り越えられる!まさしく愛!これが運命!!」
サジ「大声で邪魔をしないでよ!」
コーラ「よく聞け!年下ってのはハンデじゃねぇ…アドバンテージだぜ!」
刹那「あんたが言うと妙に説得力があるな」
ポニテ「え?あの機体の名前?」
刹那「あぁ。マスラオって……どういうセンスをしてるんだ、お前は」
ポニテ「へっ、物知らずだねぇ、君は。いいか ボグッ
匙「当て身。何かを知らない人を馬鹿にするのは最低だな。
マスラオっていうのは『ますらお』が元だと思うよ」
マスラオっていうのは『ますらお』が元だと思うよ」
刹那「ますらお?」
匙「昔の日本語だよ。武士、とかそういう意味があるんだ。機体もそんな感じだったしね」
刹那「なるほど、ブシドーらしい……隠し玉って何だろうな?」
匙「さぁ……そこまでは分からないな」
ブシドー「この気持ち、まさしく……愛だ!」
刹那「……愛の前掛けが出て、相手をビビらせるとか」
匙「いくらなんでもそれはないよ、あははは」
刹那「だよな、はははは」
ははははははははは
刹那「マリリンの歌……良かったな…思わず昇天するほどだった……」
匙「(昇天?まるでジャイ……」
刹那「明日は誕生日か……よし、俺もマリリンに歌を贈ろう!」
眼鏡「何の歌を贈るんだ?」
刹那「バッカ、お前。決まってるじゃないか?ラ、ラ、ラ………」
ポニテ「ラップかい?あれは良いねぇ。僕も聴きたいよ」
刹那「違う!貴様は、自分の趣味を押し通しているだけだ!
ラ、ラ…ラブ…ラブ………ラブソ……」
ラ、ラ…ラブ…ラブ………ラブソ……」
ブシャァァァァァァァ
リボンズ『又鼻血を噴くのかい?ピュアだねぇ、彼は』
リジェネ『リボンズ、あの子の歌を録音なんてして…どうするんだい?』
リボンズ『CDVにして売るのさ。売上は彼等の通帳に入れておくよ』
リジェネ『全く…物好きだね、リボンズは』
マリリン「ゴロゴロしていたい~~♪」
ブシドー「したい~♪」

刹那「マリリン!」
マリナ「どうしたの、刹那」
刹那「バンドやろうぜ!俺がボーカルで、マリリンはオルガンとコーラス
ティエリアとサジとブシドーとビリーは、適当に自分の得意な物で」
ティエリアとサジとブシドーとビリーは、適当に自分の得意な物で」
眼鏡「得意な物か…じゃあエロゲで」
サジ「筑前煮で」
ビリー「おっぱいで」
ブシドー「ガンダムで」
刹那「よし、いける!」
リボンズ「おやおや…変な方向にトランザムしすぎだね」
リジェネ「でも逆に見てみたいよ」
マリリン「ちなみに、皆。どんな演奏をするの?」
眼鏡「エロゲの音声を流す」
匙「筑前煮を作る時の音を」
ポニテ「おっぱいがぷるんぷるんする音だよ」
ブシドー「ガンダムの起動、発進音だ!」

ビリー「くそっクジョウなんて・・・クジョウなんて・・・さようなら」ビリビリ
刹那「ポニテが覚醒した!?」
眼鏡「ついに煩悩を振り切ったか」
沙慈「ホントにそれだけなの?」
ビリー「え?何が?」
沙慈「携帯とかに残ってんじゃないの?」
ビリー「いやぁ・・・あはは」
沙慈「携帯に残すってことはひっそり相手を想ってるってことなんだ
それを消すってことは本当に相手を忘れて一緒に過ごしてきた思い出も消し去るってことなんだよ!
お前にはそれがわからないのかあぁぁぁぁぁ!!!」
それを消すってことは本当に相手を忘れて一緒に過ごしてきた思い出も消し去るってことなんだよ!
お前にはそれがわからないのかあぁぁぁぁぁ!!!」
ビリー「ひぃぃぃぃぃ」
刹那「あいつ何かあったのか?」
眼鏡「さあ・・・」
ブシドー「ビリー!マスラオのブレーキが壊れたぞ!!!」
刹那「クリスマスにあげ損ねたものを誕生日にあげるのは嫌われるか?」
録音inデュナメス「ん~物によると思うぞ。何をあげるつもりだったんだ?」
刹那「………これ」 つ指輪
録音inデュナメス(おいおい指輪なんか用意しちゃってるよ、
しかもがんばった割に渡せなかったのか…かわいそうに)
しかもがんばった割に渡せなかったのか…かわいそうに)
刹那「やっぱり駄目か?」
録音inデュナメス「え?あ、ああ、大丈夫だろ。うん。誠意を持ってあげれば大丈夫だ」
刹那「ほっ…そうか、よかった…。ありがとう、ロックオン」
録音inデュナメス「…刹那、お前さん、幸せか?」
刹那「?…幸せだが?」
録音inデュナメス「いや。それならいい。いいんだ」
録音inデュナメス(あいつも気がつきゃ大人で彼女に指輪なんか送る年になったのか…
おれだけ、時間が止まっちまったんだなぁ…)
おれだけ、時間が止まっちまったんだなぁ…)
刹那「今日はマリリンの誕生日だ…」
眼鏡「パーティに備えて、早く寝たらどうだ?」
刹那「興奮しすぎて眠れん!!!ギンギン」
眼鏡「……遠足の前の日の子供か、君は」
刹那「わ、悪かったな…どうやって祝ってあげようか…
どうやってプレゼントをあげようか…そう考えると眠れなくなるんだ」
どうやってプレゼントをあげようか…そう考えると眠れなくなるんだ」
眼鏡「やれやれ、君は本当にマリリン馬鹿だな」
刹那「ありがとう、褒め言葉だ」
リジェネ「リボンズ、コーヒーだよ」
リボンズ「ありがとう……グビ」
リジェネ「まだ寝ないのかい?いや、僕もだけどね」
リボンズ「今日はあの子の誕生日だからね…刹那君が起きてる限りは寝たくないのさ」
リジェネ「やれやれ、君は邪魔をしたいのか、応援したいのか……」
リボンズ「その両方だよ」
マリリン「う……ん…皆……ありがとう……エヘヘ」

ヴェーダ「おまいさんちょっとスレ立てしすぎやねん
ちーとここらでやすみんしゃい
ネットのしすぎで最近また視力落ちてきたんとちがうか?
ブルーベリー茶飲んで目ぇ大事にしいや」
ちーとここらでやすみんしゃい
ネットのしすぎで最近また視力落ちてきたんとちがうか?
ブルーベリー茶飲んで目ぇ大事にしいや」
華麗なスレ立てに
ブシドー「待っていた…待っていたぞ、スレ立て!」
刹那「いきなり何だ!?」
ブシドー「ようやく理解した!私は君のスレ立てに心奪われた!」
刹那「何を言ってるんだ。良いからパーティの用意を手伝え」
ブシドー「この気持ち…まさしく……感謝だ!」
刹那「はいはい、良いから手伝おうね」
ズルズル
ブシドー「しかし、超越した感謝は……」

マリリン「刹那……私と『未来に残すべき物』を作りましょう……」
刹那「マ、マリリン……い、良いの……?」
マリリン「今日、この日に作る事が意味があるのよ……ね、お願い?」
刹那「ユニヴァァァァァァァス!!!!!!」
マリリン「ふぅ…ありがとう、刹那…」
刹那「い、いや…
刹那「い、いや…
マリリン「これでタイムカプセルは完成……遠い、けれども近い未来の『今日』に掘り出そうね…」
刹那「う、うん………(やっぱそうだよな……」
リボンズ「やれやれ。タイムカプセルって言うのは一緒にいないと掘り出しても意味がない……
刹那君はそこに気がついてないね……ふふ、あの子なりのプロポーズ……かな」
刹那君はそこに気がついてないね……ふふ、あの子なりのプロポーズ……かな」
リジェネ「嬉しそうだね、リボンズ」
リボンズ「ああ言う二人が大好きなのさ、僕はね」
※八日目より
マリナ「そういえば…刹那?刹那はタイムカプセルに何を入れたの?
小さい箱だったわよね?」
小さい箱だったわよね?」
刹那「ああ…あれ。いつか、マリリンとまたタイムカプセルを開けるときがあったら
(そんときは度胸もついて)渡せると思うんだ」
(そんときは度胸もついて)渡せると思うんだ」
マリナ「私へのプレゼント?」
刹那「…まぁ、そんなものだ(言えない…結局…指輪渡す度胸がなくて渡せなかったなんて…)
マリナは何を入れたんだ?」
マリナは何を入れたんだ?」
マリナ「ふふ。私も秘密のもの。それと、未来の刹那への手紙もね」
刹那「手紙…」
マリナ「楽しみね。いつか、またタイムカプセルを見つけるときが。…いつか、一緒に、見つけようね?」
刹那「そうだな。それまでマリリンと一緒にいれたらいいな」
マリナ「え?…一緒に…いてくれないの?(上目遣い)」
刹那「(ドキッ!)いや!これからずっと一緒にいる!いると決めたんだ!」
マリナ「刹那…ありがとう」ギュ!
眼鏡「…実際問題としてタイムカプセルは保存およびその掘り返しがとても困難な代物だ」
ポニテ「土中で雨水が浸透したり、ケース自体が破損する恐れがあるね」
匙「そもそも埋めた場所自体忘れられたり、
生めた場所にビルが建ったりして掘り返し出来ないってこともあるみたいだよ」
生めた場所にビルが建ったりして掘り返し出来ないってこともあるみたいだよ」
ブシドー「だがそこに埋めた彼らのロマンやセンチメンタリズムは色あせはしない!!」
ポニテ「じゃあ僕たちでたまにタイムカプセルの無事を確かめるようにしようか」
眼鏡「なるほど、それもまたサポートの形だな」
匙「いいんじゃない?じゃよろしく」
眼鏡「頼んだ」
ブシドー「よし解散!!」
ポニテ「…あれ?僕だけでやるの?」
アレハン「タイムカプセル?」
リボンズ「はい。未来に残しておきたいものを埋めるのです」
アレハン「なるほどな……エンジェル達は何を埋めるのかな?」
リボンズ「アレハンドロ様でございます。貴方様は、未来に遺すべき人物です」
リジェネ「今の時代は生まれてくるのが早過ぎたのでしょう」
アレハン「エンジェル達……私は嬉しいぞ!」
んで
リボンズ「さて、こんな物でいいかな?」
リジェネ「OKだよ」
アレハン「よし、埋め……ちょっと待て」
リボンズ「何でしょうか?埋め埋め」
アレハン「このまま埋められ…ぶわっ!ると、ちっそ……す、砂が!…くするのではないか?」
リボンズ「……アレハンドロ、貴方は良い道化でしたよ」
アレハン「何!?り、リボンズ、キサマーー!!!」
リボンズ「そんな物言いだから、器量が小さいのさ」
リジェネ「埋葬、完了」
アレハン「うぉぁぁぁぁああああ!!!!ゆ、夢か……」
次の日
リボンズ「アレハンドロ様、タイム……」
アレハン「嫌だぁぁぁぁあああああ!!!!」
リジェネ「睡眠刷り込みは大成功だね、リボンズ」
リボンズ「うん。ちょっと壊れちゃったけど、20分もすれば治るかな」
リジェネ「相変わらず鬼畜だね、リボンズ。
あの子達の為ならアレハンがどうなっても良いんだね」
あの子達の為ならアレハンがどうなっても良いんだね」
リボンズ「ありがとう、褒め言葉だよ。
僕は、イオリアの計画を果たす為にアレハンを利用しているだけさ」
僕は、イオリアの計画を果たす為にアレハンを利用しているだけさ」

