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源咲明羅 - (2024/10/23 (水) 22:54:56) のソース
* Burn it all up…概要 名前:源咲 明羅(みなさき あきら) 年齢:17歳 身長:174cm &image(IMG_7177.png) * イグナイト:Burn My Dream &image(pixai-1777454840929103290-3.png) その姿は黒と白のヒーロースーツ。全身がまるで逆鱗のように逆立っており、特に腕、肘、ふくらはぎ部分にはまるで刃物のような棘パーツが一対ずつ飛び出していて、それにより斬撃攻撃ができる。 逆に防御力はヒーロースーツを基準にすれば低く、打撃や斬撃などの攻撃は少々の軽減はできるものの、簡単にダメージを通してしまう。 この[[イグナイト]]を発現する時には彼の全身は青い炎に覆われ、その内側から[[イグナイト]]のスーツが現れる。 ………その元の姿は指抜きハンドグローブ。だが過去の一件により変質…その姿は、彼が人生で最初に夢想したヒーローの姿…そして彼が憧れ、自分のせいで死んだヒーローの姿。その二つを合わせたような形へと変わった。 #region(そして彼は、空へ飛び出した) &bold(){Burn With Dream} &image(ada776fa-80f1-48cb-bca1-76a412b30856.png) 己の過去を罪ではなく後悔として捉え、永遠に自分を縛るものではなく今の自分を構成する一つのピースとして再認識し、そして友情と愛情を知り、成長を遂げた明羅の覚醒したイグナイトの姿 その姿は白黒赤、三色で構成されたヒーロースーツ。全身逆立つような刺々しさは無くなりつつも、腕、肘、ふくらはぎのブレードは健在であり、変わらず斬撃攻撃が可能になっている。 覚醒により追加された力は飛行能力。背部に縦長の噴出孔が2つ、肩甲骨あたりに形成されており、そこから炎を翼のような形にして噴射することで、安定した飛行を可能としている。 ただ覚醒しても防御力は普通のアーマーに比べたら低い #endregion() * アビリティ:Blue Flame 自身の全てを薪として、完全燃焼しようとするような青色の炎…それが彼の[[アビリティ]]。 完全近接タイプであり体に炎を発生することで、攻撃に熱エネルギーを付与させたり、背中や踵からの噴射で生み出した推力による飛翔や大ジャンプ、肘からの噴射による攻撃の加速など…火炎放射などの遠距離攻撃等は不可能だがその分近接で様々に使うことができる。 また奇妙な特性として、彼の炎は熱くない。厳密に言えば、「敵と見做した対象に向けて攻撃した時」には熱さを感じ熱によるダメージを受けるが、それ以外が熱さを感じることはなく、触っても火傷をしたりもしない。この特性があり、彼の炎は熱により周りに影響を与えない他、油などの可燃性物質にも反応しない。…油を扱うような[[アビリティ]]を持っていたり、体に可燃性の物を身につけたヴィランが相手なら、例外ではあるが。 #region(友情、愛情、覚醒の化学反応!) &bold(){My All Flame} 青い炎に「友情と愛情」が混ざり、化学反応を起こした結果、変色した彼の新しい炎。その色はまるで太陽のように、中心はオレンジで周囲に向かって黄色になっている。 炎そのものの特性は覚醒前と同じだが遠距離攻撃の力を獲得しており、炎を翼の形に展開している時のみ、翼から孔雀の羽根のような形の火炎を放つことができる。 青い炎、己の全てを燃やす完全燃焼の炎は、新しい燃料を得て、永遠に燃え尽きない炎へと生まれ変わった… #endregion() **性格 その性格は全ての前に立ち誰よりも高くあろうとする俺様系な物で、ヒーローとは常に誰かの前に立ち守るために歩み続ける者、という彼なりの思想を持っている。同時に誰かのことを思い、彼なりに寄り添おうとする優しさの別側面も持っている。 **全てを薪にして燃え続けようとする男の備考 &bold(){「俺は…憧れのヒーローを殺した。周りの奴らがどう言おうと俺はこれだけは曲げねぇ」} &bold(){「誰に何を言われようが俺は変わる気はねえし、止まる気もない。ここで変わることも…足を止めることも俺自身が許せねぇんだよ…!!」} ヒーロー志望の青年。 好きな物は野菜に肉にと山盛りトッピングの辛口カレーライス、そしてバイクにサングラス。 嫌いなことは諦めること…足を止めること。そうしてしまえばこれまでの全てを否定することになる、と彼は考えているからだ。 俺様系な性格からか基本的に知り合った相手は先生以外は基本的に苗字を呼び捨てするタイプで、さん付けなどは同年代や学友には滅多にしない。 戦闘スタイルは我流のスタイルで、形もなく敵を叩き潰すような荒々しい動きで、[[イグナイト]]のスーツから生えている刃による斬撃を織り交ぜた攻撃を繰り出し、ダメージを気にせず攻撃を受けながらでも突っ込んでくるスタイルになっている。 #region(remember,青い業火の発火点) 彼は幼い頃、ヒーローとヴィランをそれぞれ1人ずつ殺している。前者は間接的に、後者は彼が直接…。 プロヒーロー「ナイトスパルタン」、凶悪なヴィラングループとの戦いで子供を守り、そのヴィランと相打ちという形で死亡したプロヒーロー…明羅はその時にナイトスパルタンによって庇われた子供であった。 あの日、幼い明羅少年はヴィラングループの起こした爆破事件に巻き込まれた。この事件でヴィランは被害者を増やすことを目的にしていたため、爆破では死ななかった彼をヴィランの1人が追加の標的に定めた。 迫るヴィランを前に…明羅少年は逃げなかった。否、逃げることを諦めていた。死を前にして恐怖よりも達観が勝ってしまい、その時に彼は生きることを諦めてしまっていたのだった。 そして放たれたヴィランからの一撃、それは彼の命を奪う前に…ナイトスパルタンによって防がれた。その命を代償にして。 目の前で倒れ、死を迎えるプロヒーロー…少年にとってナイトスパルタンは憧れのヒーローであり、その人が、生きることを諦めた自分の代わりに死んだ。 自分が諦めなければ死ぬことはなかった。瞬時にそのことを理解した彼の心は絶望に覆われ…その強い感情が、発現して間もない彼のイグナイトを変異させた。 青い業火と共に再形成され、ヒーロースーツの形へと変化したイグナイトを身につけた明羅少年の姿にヴィランは気圧され、その不意を突くように腕の刃がヴィランの喉を切り裂き、動けなくしてから数度切り裂いて…その命を奪った。 他のヒーローが来た時に見たのは倒れたヒーローとヴィラン、そしてナイトスパルタンの横で座り込むイグナイトを解除した後の明羅少年……監視カメラも爆発の影響で軒並み故障していたため、誰もがナイトスパルタンとヴィランの相打ちだと考えた。一部のヒーローはヴィランが受けた斬撃の執拗さに何か違和感を感じたが、幼い明羅少年がやったとは誰も思い至らなかった…。 この一件から彼はヒーローを目指し始めた。ヒーローの死を無駄にしないため…諦めることはその死の否定と断じ、自分の中の全てを薪にして歩き続け、悪を全て消し去るために。 #endregion() ** 己を燃やし進む者の歩み #region() 訓練校に来てから様々な人物と交流をする中で、同じ青い炎のアビリティを持つ男、坂堂輝也との友情など順調に新しい生活をスタートした。 だがある日に様々な偶然が重なり過去ーーー憧れのヒーローが自分を庇い、ヴィランの手により殺された時の光景のフラッシュバックを起こしてしまう。 その次の日に実技顧問「ガルーダ」こと渡里八熊の助言を受けてから、フラッシュバックの瞬間を目撃した坂堂、「こくごのせんせい」こと最上川・ジュリア・奏子、そしてカウンセラーことセレスティーヌの3人に過去を告白。自分の決して許せない過去の罪を、全ての始まりであり心の中に深く刻まれた傷痕を受け止めてもらい、これまで全て自分の中で背負い込み自分しか知る者のない秘密と真実を知ってもらうことで、心への負担を減らすことができたのだった。 そしてそこから様々なことを経験し、心に余裕が生まれた事と訓練校での小さな騒動から、己の好みといった色恋沙汰に考えを向ける余裕が生まれ。その中で彼が行き着いたのは「誰かに守ってもらいたい」という欲求。 それは己を常に責めながらヒーローになろうと進み続けることで傷ついた彼の心が、無意識に救いを、庇護を求める「庇護欲求」が形となって現れた物であった。 そして転機となったのは沖縄。そこで渡里八熊と交流して…そこで彼は気づいた。彼女は誰よりも先に、友や先生に自分の過去を話すよりも前から、自分が何かを背負っていたことに気づいてくれていたことに。 彼の傷ついた心は八熊という落ち着ける場所を見つけ、沖縄の熱気に当てられたこともあり本音を彼女に漏らしてしまった。それは実質的に告白でもあり、そして彼自身も彼女への好意は否定できず…そして彼は己に正直になることにした。 自分の覚悟を証明する目的から沖縄で彼女へのプレゼントに房指輪を贈り、自身も指輪に付いてある飾りの一つの蝶飾りを購入し左腕のブレスレットに付け、八熊からの攻めにドキドキさせられ、時には自分から積極的に迫りながら、今は彼女と共に飛べるようになるために努力を続けている。 #endregion()